
本日は僭越ながら、個人的に感じた「MT初心者が上達するコツ」について書いてみたいと思います。
※以下はあくまで個人的な体験談です。もしかしたら間違っていること、もう少し効率が良いことなどがあるかもしれませんがあくまで一個人の体験談としてお読みください。
私が免許を取得したのは大学1回生の18歳の時。
AT限定にせずMTにしたのは別にMT車に乗りたかったわけでは無く、単に「潰しが聞くだろうな~」という動機です。
免許を取得した当初は数回MT車を運転した覚えがありますが、それ以降、以前所有していたスイフトスポーツに乗るまで20年弱MT車を運転したことがありません。
なぜスイスポの時に急にMTに乗るようになったのか・・・
理由は単純。「CVT車よりMT車の方がリーズナブルだった。」というその1点だけです。
スイスポ自体はいい車なのでMTでもCVTでもとても楽しめる車だと思いますが、そこは財務大臣(?)との折衝の結果MTになった、それだけの事。
実はスイスポ自体もCVTしか試乗していません。
(嫁さん曰く「免許を持っているんだから普通に運転できるでしょ!」と・・・(笑)
それで覚悟を決め(?)新しい事に挑戦してみる意味でもMTのスイスポしたというわけです。
さてスイスポを契約してからドキドキの毎日。
耐えきれずにMTのペーパードライバー教習まで受講しましたがやはり納車されるまでドキドキ(楽しみ半分、運転できるのか?というびびり半分)は全く消えませんでした。
さてそんなスイスポの納車から約3年弱。
慣れるまでエンストしたりは良くありましたが、スイスポからSTIに変わり、ようやく普通に運転できるようになったと思います。
勿論熟練者の方の足下には及びませんが、そんなMT素人ながらの上達のコツを少しまとめてみたいと思います。
勿論運転が上手な方からすれば「そんなの当たり前じゃねーか?」という話ばかりですが、あくまでMT初心者が普通に走れるまでを振り返っただけですので(笑)
①エンストを恐れない事
MTに慣れないうちはどうしてもエンストを当たり前のようにやってしまいます。
今でこそ回数は減っていますが、やはり油断するとたまにやることがあります(笑)
勿論エンストしないのが1番ですが、エンストしても慌てず落ち着いてクラッチとブレーキを踏んで再始動。まずは落ち着くことです。
そこから慌ててしまうとエンストがエンストを誘発してしまい、ニッチもサッチもいかなくなる可能性もあります。
「エンストを恐れない」、「エンストしても慌てない」、まずはこれが大事かなと思います。
②発進するときにタコメーターを見ないこと
これは私が当初やっていたのですが、「回転数がこれぐらいで半クラして・・・」ということに拘りすぎてタコメーターを見ながら半クラをしていた頃が初期の頃にありました。
これをやると回転数を上げすぎてギクシャクした発進になりがちです。
更に言えばタコメーターのついていないMT車など幾らでもあるのですから。
この点は「数値」では無く「感覚」で覚えることが大事だと思います。
「感覚」とはエンジン音、アクセルの踏み具合など。
「覚える」と大袈裟な事を書きましたが、要するに「前を見て半クラする」だけでオッケーです。
③意識しすぎずリラックスして運転する
MT車の運転の面白い所の一つですが、その時の自分の体調や感情が運転に出やすい(というより反映されやすい)傾向があると個人的に思います。
なのでそんな時は音楽でもかけてリラックスして運転すると落ち着いて運転できると思います。
私も慣れ始めた頃、「エンストしたらまずい!」と意識しすぎてギクシャクして、どうしようも無くなったことがありますが、そんな時は音楽をかけて大きく深呼吸。
すると自然と体が良い感じにリラックスされてギクシャクが落ち着いた事があります。
慌てても焦っても良いことはありません。まずは落ち着いてリラックスして運転する事が大事。
④少々では故障しないので心配しすぎない
これは未だに私自身が脱しきれていないのですが(笑)
MTを初心者が運転しているとどうしてもギア鳴りなどを起こすのは良くあると思います。
STIの場合「慣し中は4000回転まで」と取扱説明書にありますのが、シフトミスをするとそれを超えてしまうことも無きにしも非ずです。
以前そういう事で故障しないか心配でディーラーの方に聞いた事がありますが、「心配無用です。それ位で故障するほどヤワではありません。」とバッサリ。
勿論レブリミットまで常に回しているなどであれば話は違うと思いますが、一般道の常識的な速度で少々シフトミスをしたぐらいではどうこうならないということです。
「失敗と故障を恐れずに」ということですね。
※以上は主に私のディーラーの方の個人的見解です。トランスミッションがシビアな車もありますので最終的にはディーラー等に確認してみて下さい。
⑤同乗者に優しい運転を心がけること
これはMTに限ったことではありませんが、例えば同乗者の頭がガクンガクンしないような、そして酔わないような運転を目指すことが上達への近道だと思っています。
例えばシフトアップ、ダウンするタイミングなどでしょうか。
高速バスの運転手さんのように後ろに乗っていても「安心できる運転」をすることが上達への近道だと思っています。
因みに私の場合は嫁さんをSTIの助手席に誘うと、決まってしかめっ面ですので、この点についてもまだまだだと痛感している最中です(笑)
⑥車と仲良くなり、車の事をよく知ること
MTの運転は感覚的なことがより物を言うと思いますので、まずはしっかり車に乗って車と仲良くなり、その車の事をよく知ることが大事だと思います。
・・・いかがでしょうか?個人的にこんなところでは無いかと思っています。
AT車に共通するところもありますが、やはりMT車は「感覚的な」ところがより大切だと思いますのでまずはしっかり走ること、そうすれば自然に上達していくのでは無いかと思っています。
因みに今まで乗ったMT車で運転が難しい順に並べると
教習車>>>>>WRX STI>スイフトスポーツ
こんな感じです。
免許を取ったときの教習車はLPG車ということもあり、馬力も低速トルクもなく結構発進がシビアでした。
ちなみにMTのペーパードライバー教習の時の教習車もクラッチがすり減っていてかなり発進がシビアでした(汗)
ちなみにSTIとスイスポはそこまで差はありません。
低速トルクと車重の軽さでスイスポが発進しやすかったかな?という感じです。
ただその分STIにはヒルスタートアシストがありますので、うまく活用すれば坂道発進は楽なような気がします。
このような感じでまだまだ素人ですが、個人的な見解をまとめてみました。
もしMTに挑戦したい!と思っている方がいらっしゃれば何かの参考になれば幸いです。
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