朝6時。
「パン、パ~ン!」という爆竹の音で目が覚める。
ハッとして起き上がると、空はどんよりしているけれど雨は降っていない。
よし、運動会ができるぞ
半年振りに会う子どもたち。休憩時間にみんなで会いに来てくれた。
たった半年だけど、みんな背も伸びたし、ちょっと大人っぽくなったかな。甘えん坊だった男の子は相変わらず私の手をぎゅっと握り締めている。
散々私とやり合った女の子は
「なんで来たの~?来なくたってよかったのにぃ。」
と言う。でもね、ほんとはわかってる。
素直に甘えられない、甘え方を知らないだけ。
「最後までぜったい居てよ!」
ケンカ腰にそういう彼女がかわいくって抱きしめてしまった
しかし、子どもの成長ってすごい。去年、あんなに暴れん坊だった男の子が今ではしっかりクラスをまとめてる。一人一人の一生懸命走る姿やダンスをする姿を見て、胸が熱くなった。
運動会のトリはもちろん、6年生の組体操だ。誰一人として笑っている子、ふざけている子はいない。みな、真剣。だからこそ、その姿が胸を打つんだね。
一生懸命やるのがカッコ悪いって思ってる中学生にこの姿を見せてあげたい。
あのころの自分たちを思い出すかな。一生懸命な姿ってこんなにもかっこいいんだよ!
君たちも最高にかっこいい文化祭を見せてね
今日は笑いあり、涙あり、の素晴らしい運動会をありがとう
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