旅をするrommy

山も旅も私が私でいられるためのもの。
そんな嬉しい気持ちがいっぱい詰まったrommyのブログです。

らくちんハイキングin日向山(山梨百名山)

2010年11月20日 | その他の山歩き

目覚めたらいつも通りの時間。

さて、今日は快晴だというし、どうしようか。

ガツガツ登るほどの気力も、ない。

そろそろ山からスキーへ移行していく時期でもあるし、無雪期最後の山としてお気に入りの日向山へ向かうことにした。

日向山へは下道で1時間半ほど。

自宅から簡単に登れる山の中で、その展望は1.2位を争うくらいに素晴らしい。

よし 行こう

 

白州みちの駅 でいつものようにトイレに寄って、まずは甲斐駒くんにご挨拶。

そして、すぐ脇の信号を曲がって真っ直ぐ行くと、矢立口登山口に着く。

時刻は8時過ぎ。

車はまだ5,6台ほど。

帰るころにはきっと倍以上になっているに違いない。

登山者が多いところなので、クマの心配はない、と思いつつも

お決まりの看板が登山口にあるので、念のためクマベルを鳴らしながら歩く。

 

もう紅葉はとっくに終わってしまっているが、落ち葉の絨毯の感触がなんとも心地よい。

飛ばしてしまうと、あっという間に山頂に着いてしまうので、

一歩、一歩。

こんな青空の下、歩くことができるシアワセをかみ締めながら進む。

鼻から大きく息を吸うと、澄んだ空気が肺から体中に行き渡るのさえ感じるほど。

早く山頂に着きたいけれど、この時間が終わってしまうのがもったいなくて、まだまだ着かないで。

と、まるで小さな駄々っ子のようになってしまう。

 

そして、とうとう着いてしまった。

歩き始めて1時間半。ちょうどコースタイム通りだ。

 

先週登ったばかりの八ヶ岳が堂々と目の前に広がっていた。

相変わらず裾野が広い。

その右奥には、今月上旬に登った金峰山。

 

肉眼でしっかり金峰山の五丈岩と瑞がき山の奇岩が見える。

自分の足で歩いた山々が見えるというのは、ある種の感動を感じてしまう。

特に、何日かかけて縦走したとき。

縦走路を振り返ったとき、こんなにも歩いたんだ、歩けるんだ。と、自分を褒めたくなるような感動。

 

山はたくさんの感動を与えてくれるなぁ、と改めて感じた。

 

そして、後ろを振り返ると甲斐駒がそびえていた。

 

あぁ、以前と同じ。この景色に会いたかったんだ

と、全く変らない景色にホッとする。

このまま下ってしまうのはもったいなさすぎる。

かといって、まだ10時過ぎ。お昼には早すぎるし・・・。

rommyの特等席を確保して、恒例のおやつタイムにしよう。

 たいしてエネルギーも消費していないのに、ぺロリと平らげてしまった。

どこのお肉になってしまったかな

帰りは錦滝へ下る。

 

燕岳を思い出させるような砂山

次々と登山者がやってくる。

手軽に登れて、アルプスのような山容と展望が望める日向山が人気なのもうなづける。

 

本当は、登りたい山はたくさんあるのだけれど、

この時期の一人歩きはなにしろクマが怖い。

冬眠前の今がイチバン危ないのだから。

行きたいけど、怖い。

だけど、この広い山でクマに出会う確立なんて一体・・・

そう思えば、怖気づくなんてバカみたい。

と、自分自身に突っ込みを入れてみるけれど、

確実にこの山のどこかで命を営んでいるはずであろうクマはやっぱり怖い。

今年はそんなジレンマを抱きながらの山がほんとうに多かったように思う。

 

クマにせよなんにせよ、100パーセント安全に登れる山なんてない、と心して登っていこう。

 

 

 一人だと真摯に山に向き合えるような気がする。

だけど、クマの心配なんかしなくても良いような賑やかな山行が懐かしい。

 

 

 今日、候補にあげていた鳳凰三山。オベリスクが見事だ。

白いベールをかけたような富士山もはかなくていい感じ。

さぁ、砂浜も駆け下りよう。

まさに青い海と白いビーチ

ここからは荒れた急な下りとなる。

転ばないように気を引き締めて下ろう。

30分ほどで東屋に到着。そして、紅葉の時期はさぞキレイであろう錦滝。

 

ここからは落ち葉が敷き詰められた林道を歩く。

一人寂しく歩くrommyを元気つけるかのように小鳥が近寄ってきた。

私がカメラを向けてもちっとも逃げない。

 

なんていう名前の鳥なのだろう。

 

見上げると、秋独特のコントラストが空一面に広がっていた。

今日の空は深い青だ。

唐松の黄色がとっても映えている。

先週の天狗岳(レポはまだですが・・・)が、モノトーンの世界だっただけに、

色が溢れている今日はほんとうに嬉しい。

 

そしてFreddieを発見。

 そう、葉っぱのフレディ

もう何十回と読んだ。

春に生まれて、夏には人々に木陰を作ってあげる。

でも、秋になると冷たく強い風が吹いて、仲間が次から次へと木から落ちていってしまう。

怖がるフレディにダニエルは、確かこう言った。

「ぼくたちはみな、知らないことは恐れるものなんだよ。それが自然なんだ。」

 やがて親友のダニエルも笑いながら風に吹き飛ばされていってしまう。

初雪が降ったその翌朝、とうとうフレディーも風に飛ばされ、柔らかい雪の上に着地した。


そして目を閉じ、深い眠りにつく。

物語の終わりは・・・

フレディーは知らないが、木の中、そして地面の中には、来春に生まれてくる葉っぱ達の命が宿っていた。

輪廻転生

この時期に歩くと、このことを痛感する。

 

 

Will we retrun in the Spring?

We may not, but Life will.

 

短い山行だったけれど、心がスッキリ。

 

 

今日も読んでくださってありがとうございます。

 

 

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過去の日向山のレポはコチラコチラにて。

   さらにコチラも。

 

 

 

 

 


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たっちゃんさんへ☆ (rommy)
2010-11-23 21:41:59
たっちゃんさん、はじめまして。
ご訪問&コメントいただきありがとうございます。

ふかふかの落ち葉の絨毯、ココロにもカラダにもやさしくって、癒されました
木から落ちてしまった落ち葉も、
そこからまた春になって新しい生命に変るんだと思うと、
愛おしくなりました。
秋もイイ季節ですね




返信する
ヒトカゲさんへ☆ (rommy)
2010-11-23 21:29:42
ヒトカゲさん、こんばんは。
コメントありがとうございます
そうなんです。
瑞がき山のレポで親近感を勝手に抱いて、コメントしたんですよね。
燕岳のレポも、ちょうどその日に登ろうと思っていて、結局、辞めたんですけど、
自分が登ったような気になって拝見してました

レポを読んでいて、馴染みのある地名が出てきたりしたので同じN県民かな~とも思ったりして。

日向山はまだまだこれからも充分登れる山なので、
是非甲斐駒や八ツが真っ白になったころ、
登ってみてくださいね


返信する
落ち葉 (たっちゃん)
2010-11-23 10:55:10
おはようございます。

ブログ村からおじゃましました。
落ち葉のじゅうたん、気持ちよさそうですね。
がんばってますね。☆ポチ☆
返信する
フレディ (ヒトカゲ)
2010-11-23 10:36:53
rommyさん、こんにちは。
rommyさんに初めてコメントをいただいたのが
瑞がき山に登れなかったあの日で、
そのときはリンクが無かったけれど
なんとなく検索してたどり着いたこのブログが
rommyさんの記録なのではないかな?
と、以降読ませていただいておりました。

またまたコメントをいただけ、
今回はリンクあり、確信に変わりましたので
コメントさせていただきます。

日向山、何度も行こうと思いつつ
足を運べていません。
甲斐駒ケ岳と兄弟みたいにサラサラビーチな
お山なのですね。
必ず、行ってみたいと思います。

また、遊びに来させてください。
返信する

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