いつまで続くのかなこの煮え切らない空、
からになり、、
そして、
今日は戻るかな・・・そう思う朝。
空一面を覆う寒い煤色。
いつもの青空が煤に汚染されるように染まって、
ところどころには濃い煤の部分が斑模様となって広がり、昨日の淡い水色の残像を朝から消して寒々としている。
この分だと時雨模様となって気温が下がり夜には雪になるかな、そう思いながら空を見ていると、風と共に深みを増していく煤色。
風は . . . 本文を読む
昨日の昼前から降り出した
意外としぶとく残ってその片鱗が朝まで残って、
朝の散に策躊躇いが生じた目覚め
一歩踏み出すまでが遅い
朝、目覚めるといつものカーテン越しの明かりが漏れて来ない。
降っているのかな・・・そう思いながら隙間から薄暗い外を覗くと、
空一面ビッシリと灰色がへばりついている。
雨かな、そう思いながら外に出て、風を感じ、冷気を確かめる。
「おや?案外寒くないな」いつものチクチク刺 . . . 本文を読む
は去り朝から
空はの訪れを告げている
この分だと久しぶりのになりそう。
少しうれしいかな?
水仙、
町はくすみ、落葉樹は葉を落とし、常緑は色褪せ、土は乾き固く、
草はセピアとなって広がり、まさに冬の最中。
その枯れ草の中で名前の知らない野草の新芽がもう芽を出している。
この強さ、逞しさ、生命力、人はこう行かないもの、
寒い・・と言いながら何気なく片隅を見るともう水仙が満開、その花から涙が込み上げ . . . 本文を読む
今日も地平がオレンジに染まっている
か・・・
その表情冷たく、手先を針が貫く
冷たい・・・すべてが冷たい
一花の散り、
深い雪に覆われることなく、地吹雪舞う日々にさらされることもなく、
乾いた空気と僅かな吐息で深まる冷気に寒さを感じる夜明け、東からの太陽は未だ底にあって地平がオレンジに染まっている。
この色、この朝焼けの表情、この時期北国に住んでいた頃は余り気にする事はなかったけれど、毎日雪のな . . . 本文を読む