かわいいグランマ

楽しく1日1日を送るには、グランマになると、かわいいおばばになるしかないとしみじみと思う90歳です 

母の夢

2010年11月27日 | 家族
近頃良く母の夢を見る  

母に隠れて 婦人雑誌を見ていた頃が よく出てくる

先日鎌倉に住んでいる友人の案内で 吉屋信子記念館に行く機会があった

皆思いをおなじにする クラスメートである

懐かしいわーと皆で 少女時代に戻ったように歓声を上げる

花物語の 美しい世界 中原淳一の 夢見るあの瞳の少女  

私の幼い日々は 鈴蘭とあの淳一の描く美しい少女の世界だったように思う

年を重ねると 婦人俱楽部の 中の 吉屋信子を見つけて どきどきしながら

読みふけり うんとしかられ 本を取り上げられた思い出

その後は 戦争で大衆小説を読むと非国民だと思っていて本から

遠去かっていたので 77歳まで鎌倉にいらっしゃつたとは知らなかった

戦後は俳句 歴史小説 伝記とすばらしい 活躍をされた

此の記念館も近代数寄屋建築の第一人者 吉田五十八氏の作品だ

落ち着いた日本間でお茶をいただきながら ここに来られた事に感謝し

俳人伝を しっかり勉強したいと思った


酉の市

2010年11月19日 | その他
63年も 東京の下町に住んでいて 初めての酉の市

生まれも 育ちも下町育ちの 同じ年の友人が 連れて行ってくれると云う

杖が無くては 歩けない彼女と お酉さまが初めての私とで タクシーで

浅草鷲神社え 周りは すごい人と のぼり 出店 それに お巡りさん

めがほんで 汗だくの 交通整理 本殿まで6列位で150メートル

位の行列 おおきい くまで を買った人の店では 手拍子が賑やかに起こり

喜びの歓声があっちこっちで沸き起こり 神社の鐘の音 鈴の音と実に目出度い

「ね!いいでしよう!私これが好きなのよ」と東京育ちの友人も嬉しそう

「遠くから お賽銭は投げないで 下さい」と汗だくで叫んでいる お巡りさん

やっと 正面の拝殿に進み 皆の幸せを祈り 開運のくまでを3軒分買い

(小さいの)名代 切山しょう をお土産に買い スカイタワーを見ながら

初 酉の市は終わりました

きょうは19日 2の酉で 3の酉まである年は火事が多いとか、、、、

日本人らしい下町の わくわくの1日でした

体が悪いのに 喜んで案内してくれた 彼女に感謝!!


年月

2010年11月17日 | その他
冷たい晩秋の雨のなか 姉の息子が入院している 集中治療室に行く

午後の6時から7時まで面会が許された  手術して5日目

空ろながら 目が開いていた  思わず小さいときから 呼びなれた 名前を

呼んでしまう

すると 僅かながら すーと 目が潤い足が動いた

先生は まだ意識はない と言われたが 嬉しくて またまた

名前を連呼してしまう

もう2度と あんな反応はなかったが 心のなかで

きっと 大丈夫 絶対 乗り越える 今までだって すべて ついていたんだから

と  叫びながら 帰る

長生き することは こんな辛いことに あうことだと 恨めしい

家族に すこーーし希望が見えた 話をして 横になるが

叔母としての 年月 を思い出し なかなか寝付かれなかった

小さい種

2010年11月08日 | ガーデニング
郵便局えゆくのには 我が家から真っ直ぐ2500歩くらいの距離の処を

30年くらい使っている

車も少なく綺麗な公園もあり 少少遠いが歩数計を持って散歩する

立冬の晴れあがった 心地よいお昼前

何時も楽しみにしている シンピジユウムが美しいお庭に 若い奥様が

水やりをして いらっした

「何時も お宅のお花を見るの楽しみにして 郵便局に来ていますのよ

何10年と通っていますが お会いしますの初めてですね」

とても感じのいい 方でアジサイの切る方法からはじまって

小さな種をいただき 又帰りにお会いしたら 

芽が出たのがありましたからと わざわざ抜いてくださり

名前を教えてくださった

買い物をして 6000歩こしている歩数計に よーーーく歩いた----

と 呟いたとたんに 木の芽の名前を忘れてしまった

どんなに 頭をひねっても 思い出せない  

何回も何回も 念仏のように 唱えていたのに  

大切に育てて 聴きにいくしかない

これが また80歳の 元気のもとかしら