ランニングエレクトロニクスの”SBDBT/SBXBT+BLEでiOSと通信するサンプルプログラム”を改造して、シリアル通信アダプタを作ってみました。
(サンプルプログラムVer.130613以降では改造不要です。サンプルプログラムのマニュアルを参照ください。)
この実験で使用したファームの紹介をします。
【対象モジュール】
私が動作確認したのは次の2つです。
・SBXBT
・SBDBT
【機能】
BLEで受信したものをそのままSBDBT/SBXBTのシリアルへ送信。
SBDBT/SBXBTのシリアルで受信したものをそのままBLEへ送信。
シリアル通信のSERVICEは0xFFF0、CHARACTERISTICは送受信共、0xFFF1です。
シリアル受信はiPhone/iPad側から定期的にREADする必要があります。
シリアルコマンドサーボを動かしたりするときはiPhone/iPad側でコマンドを作ります。
【ソースプログラム】
オリジナルの”Bluetooth Low EnergyiOSデバイスと通信するサンプルプログラム”に対して、修正する必要があるファイルは2つです。
・ble_server.c
・global.h
(1)まず、”ソース Ver.130206” (sbxbt_ble_130206.zip) をダウンロードして、適当なディレクトリに解凍します。
(2) 次に、”ble_server.c”に次のように修正を加えます。
―――――――――――――――――――― 途中省略 ----------------------------------
―――――――――――――――――――― 途中省略 ----------------------------------
―――――――――――――――――――― 以下省略 ----------------------------------
(3)”global.h”を修正して、使用するモジュールの選択や通信パラメータの設定をします。
(4) あとは、ビルドしてSBDBT/SBXBTに実行ファイルを書き込みます。
ビルド方法や、書き込み方はSBDBT/SBXBTのマニュアルを参照してください。
【動作確認】
動作確認には、”Bluetooth Low Energy iOSデバイスと通信する サンプルプログラム”のマニュアルに載っている”LightBlue”を使用します。
ここでは、SBDBTを例にします。
(1)SBDBTにUSBシリアル変換モジュールを接続します。
SBDBT USBシリアル変換モジュール(3.3V用)
VDD 2 ------------ 3.3V (VDDのピン番号間違い訂正 2013.05.05)
GND 3 ------------ GND (GNDのピン番号間違い訂正 2013.05.05)
TX 7 ------------ RX
RX 8 ------------ TX
(2)USBシリアル変換モジュールをPCに接続し、”Tera Term”などのターミナルソフトで開きます。
115200bps, 8bit, no parity, 1stop bit です。
(3)SBDBTの赤LEDが消灯しているのを確認し、”LightBlue”を起動します。
(3)”SBDBT BLE TEST”が検出されたらServices:0xFFF0、Characteristics:0xFFF1を選択します。
(4)”LightBlue”のWriteを選択し、ASCII欄に何か入力してSendすると、PCのターミナルソフトにそれが表示されます。
(5)PCのターミナルソフトで何か入力し、”LightBlue”でReadを選択するとPCで入力したものが表示されます。
―以上―
関連記事
・ランニングエレクトロニクスSBDBT/SBXBTのBluetooth LEシリアル通信アダプタ化実験(1)
関連リンク
VCC 3 ------------ 3.3V
GND 4 ------------ GND
とありますが、これはピンの番号でしょうかね?
2,3がVcc,GNDだったかと思います。
間違い訂正しました。
ピン名も訂正しました。
VCC -> VDD