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弟はギター弾き

次男的音楽系日記

クリムゾンのお話~番外編

2006-11-14 14:07:09 | クリムゾンのお話
メジャーバージョンアップごとにWindowsの起動音を変えてきたMicrosoftがVistaの起動音を初めて公開したらしいのですが、
新しい起動音はなんとクリムゾンのロバート・フリップ翁を中心に、タッカー・マーティン、スティーブ・ボールで制作されたらしいです!

ちなみに、Windows 95の起動音は、フリップともFripp & Enoを組んでいたこともあるブライアン・イーノの作曲らしい!しらんかった~!
昔にWindows 95を使ってた事もあったんですが、特に意識して聴いてなかったから覚えてないんですよね。

しかしなんでこうゆう人たちが選ばれたんでしょうか??アンビエント的な音楽で知られているしかな?
フリップもフリッパートロニクスやサウンドスケイプで独自の世界観があるし。
確かに起動音のイメージはあーゆう音かも知れませんね。

ロバートフリップ自身はMacユーザーらしいですが(笑)彼はもう60歳になるとゆうのに、バリバリのハイテクじいさんで、音声認識で日記をつけたり、音楽機材も最新のものをすぐに導入します。
なかなか周りにはこんな人いないでしょ??(笑)

そこは本当に素晴らしい事やと思います。日々進化する技術と一緒に自分もprogressしていく姿勢が素晴らしい音楽を生んでいるんだと思います。


まあフリッパートロニクスやサウンドスケイプについては詳しくはまた触れる事もあると思いますが、とにかくビックリ!世界中の人がフリップの音を知らない間に聴くんですね。
聴きたい人はここから聴けますのでよかったら。

ISLANDS

2006-10-01 14:28:55 | クリムゾンのお話
前振りがきいてるでしょ?今回の教えてクリムゾン!のコーナーはISLANDSです!
このアルバムは一時期、夜中にひたすら聴いていたお気に入りです。今聴いてもその時のことを思い出します。

前回は、3枚目のスタジオアルバムのLizardを発表してからメンバーが離れていってしまうってとこまで行きましたので今回はその続きを。

『Lizard』を発表後のゴードン・ハスケルの脱退によりライブ活動を行えなくなったクリムゾンは、ヴォーカル探しから始めることになります。
ロバート・フリップ曰く(どこまで本当かはわからないが)、ROXY MUSICのブライアン・フェリー(不合格)、The Warriors(1965年頃にYESのジョン・アンダーソンらと組んでいたロックバンド)のイアン・ウォーレス(不合格後、ドラマーであることがわかりアンディ・マッカロックを解雇して採用)も参加したオーディションの結果、
後にポール・ロジャースらと共にBAD COMPANYにベーシストとして参加するボズ・バレル(06年9月21日にスペインの自宅で死去していたことが判明しました。享年60歳。ご冥福をお祈りします。)を採用することになる。(合格後ベースをフリップが教える)

これようやくバンドメンバーが揃います。こんな感じで。

ロバート・フリップ/ギター、メロトロン
ピート・シンフィールド/歌詞、照明、音響
ボズ・バレル/ベース(初心者)、ヴォーカル
メル・コリンズ/サックス、フルート、メロトロンなど
イアン・ウォーレス/ドラムなど

このメンバーで楽曲制作のリハーサルをして、ついに1971年4月12日にフランクフルトで1年半弱ぶりにライブを行います。
6月2日までツアーを行った後、本作品のリハーサルとレコーディングを開始します。
その後もイギリス内でのツアーと平行してレコーディングは続けられ、12月3日にリリースされました。

上の正式メンバー加えてアルバムには以前から参加している"サブ"メンバーの
キース・ティペット/ピアノ
ロビン・ミラー/オーボエ
マーク・チャリグ/コルネット

にさらにティペット人脈からゲストで
ハリー・ミラー/ストリングベース(1曲目イントロ)
ポリーナ・ルーカス/ソプラノ(1曲目後半)

が参加しています。大所帯です。凄いね!!

このアルバムは実は個人的にはデビューからの4枚のアルバムの中でも1番好きです。色々紐解いていきましょうか。

1曲目はハリー・ミラーの重たいストリングスから恥じまるFormentera Lady
神秘的なパーカッションやピアノが好きです。このまま次曲につながります。

2曲目はSailor's Taleジャジーなドラムから始まるこの曲は、インスト曲。
この時期の特徴である、ジャズ的な即興をからめて楽器がスリリングにバトルします!興奮ものです!!オススメ!

3曲目は暗~く始まり暗~く終わるThe Letters(笑)間の間奏はまさにフリージャズ。尺を取らない分意外ときけますよ。フリーの中に感じるアンサンブルが絶妙!
歌詞は「旦那の不倫相手と旦那に手紙を書く奥さん」みたなえげつない内容(笑)

4曲目はLadies Of The Load 。このアルバムの中では一番聴きやすいかも。
聴きやすいけど、クリムゾン的ではあまりないかも知れません。でも大好き(笑)

5曲目はPreludeは完全なる管弦楽。ギターやドラム、ベースの主要メンバーの存在は一切ない曲(笑)クリムゾンと名乗る意味はありませんが次曲へつながるSEと考えると素晴らしい曲です。

6曲目はタイトル曲、ISLANDS。Sはいらんやろ。
前の曲の管楽器隊、ピアノにメンバーのドラムベースが加わった演奏です。
演奏として楽器がからむことは一切なく、ひたすら曲、歌を盛り上げる役割にてっしています。
これが不思議なくらいに穏やかで曲を表現しています。
僕のクリムゾンの中でもトップクラスに好きな曲です!

っとこのアルバムはイマイチ取り上げられる事は少ないですが、僕は隠れた名盤だと思います。
ライブで曲を作り上げていくクリムゾン流の作曲がうまくいったんだと思います。
そのライブで作り上げた期間も他よりも長いのがよかったのかも。

全体的には暗めで、フリージャズ的即興にクラシック的なの曲構成で神秘的な仕上がりになってます。この神秘的なのはシンフィールドの存在が大きいですね。

しかしこのアルバムを発表後、そのシンフィールドは脱退する事になります。
人間関係で再びクリムゾンに危機が迫ります。

一体、どうなってしまうのか!?(ガチンコ風に!)

Lizard

2006-09-21 13:35:33 | クリムゾンのお話
さて、前回はどこまでやったんかなって思うくらい久々にやってみます、
個人的趣味炸裂のクリムゾンのお話のコーナー。

今回はクリムゾンの3枚目のアルバムLizardを紹介してみましょうかいな。

これは前回紹介した、『 In The Wake Of Poseidon 』 がリリースされた1970年5月において
既にリハーサルが開始していたので、8月から正式にレコーディングを開始して、12月11日にリリースされています。
リリース直前に前作からヴォーカルとして参加していたゴードン・ハスケルが脱退したこともあり、
『 In The Wake Of Poseidon 』 と同じくライブは一度も行われることなく終わっています。

この作品の特徴はなんといってもゲストが多い!演奏者一覧としてはこんな感じです。

~前作からのメンバー~
ロバート・フリップ/ギター、メロトロンなど
メル・コリンズ/サックス&フルート
ゴードン・ハスケル/ベース&ヴォーカル
ピート・シンフィールド/作詞
キース・ティペット/アコースティック&エレクトリックピアノ(ほぼ正式メンバー)
~今作から参加のゲスト~
アンディー・マカロック/ドラム(Greenslade,Fields)
ロビン・ミラー/オーボエ(クラシック奏者)
マーク・チャリグ/コルネット(The Keith Tippett Group)
ニック・エバンス/トロンボーン(The Keith Tippett Group)
ジョン・アンダーソン/ヴォーカル(YES)

っとまあこんな感じ。すごい数でしょ?しかもなにげにYESのジョン・アンダーソンまで参加しているんですから!

ここでも前作に引き続き、もはやほぼメンバーのキース・ティペットに音楽性、メンバーなど助けられているところは大きい。
ロビン・ミラー、マーク・チャリグ、ニック・エバンスの3人はティペットのバンドから。この4人のジャズ、クラシックの影響はかなりあります。

そしてドラムはアンディー・マカロックというひとで今作だけに参加していてこの後にGreenslade,Fieldsといったバンドでも素晴らしいドラムを叩いていますが、ここからはB級プログレ話、深~い沼なのでここでは触れません。(笑)

曲の製作はほとんどフリップ、シンフィールドでおこなわれていて、バンドとしての機能は果たしていません。
この2人のプロジェクト的なアルバムです。

僕のお薦めはやはり後々にもライブでのレパートリーになる1曲目のCirkusですね。このアルバム自体はフリージャズやクラシックが融合されたラインナップ2の独特の感じですね。
このアルバムが一番好きとゆうひとはなかなかのヒネクレもんかも(笑)

歌詞の世界観はシンフィールドの得意な分野。神秘的な世界がジャケットとあっていて良い感じ。

さっきも言いましたが、この作品を発表する前にヴォーカルのハスケルは脱退したため、ライブ活動ができなくなったクリムゾン。
なかなかうまくはいきませんねぇ。この後、クリムゾンはヴォーカル探しから始めていきます。
そこでやっと正式といえるメンバーが揃うのですが・・・

次回もお楽しみにです!!

In the Wake of Poseidon

2006-04-24 23:58:17 | クリムゾンのお話
さあ、久々にやってきました「クリムゾンのお話」のコーナー。
今回はクリムゾンの2作目のスタジオアルバム、In the Wake of Poseidon を紹介します。

さて前回のお話では衝撃のデビューを果たしたクリムゾンが嵐のように世界を駆け抜け、
あっとゆうまに消滅してしまった、ってとこまで話しましたね。

今回はその続き。ここから、クリムゾンのラインナップ2の始まりです。

アメリカ公演後、ドラムのマイケル・ジャイルズ、そして実質のリーダーであったフルートやサックス、キーボードを担当したイアン・マクドナルドは脱退することになる。

そんな状況でも彼らは、契約の消化のためにツアーを終了してすぐにアルバムの制作に取り掛かります。
しかしそう簡単にはいかず、やはりメンバー探しに苦労をします。
苦労した末、脱退したマイケル・ジャイルズをゲストとして迎え、クリムゾンの前身バンドのジャイルズ・ジャイルズ&フリップのピーター・ジャイルズをベースに、フリップの旧友であるゴードン・ハスケルをヴォーカルに迎える。
そしてこれからのクリムゾンに大きな音楽的な影響を与えることになる、
ジャズピアニストのキース・ティペットや後に正式メンバーに迎える事になるサックス、フルート、キーボードなどを担当するメル・コリンズを向かえアルバムを制作する。

ツアーが終了して、わずか3ヶ月後にはシングルCat Food / Groon を発表。
ベースのグレッグ・レイクはこの時点ではまだメンバーではあったが、3月25日のテレビ出演を最後に脱退することになる。(この後すぐにレイクはあの有名なエマーソン・レイク&パーマーを結成する)
正式メンバーはギターのロバート・フリップと、歌詞やイルミネーション(照明)を担当していたクリムゾンの名付け親でもある、ピート・シンフィールドのみになってしまいましたが、5月15日にこのアルバム、In the Wake of Poseidonが発表されました。

1・Peace - A Beginning
平和/序章(グレッグ・レイクのエコーヴォーカル)
2・Pictures Of A City including 42nd at Treadmill
冷たい街の情景(ライブでも披露していたA Man, A City)
3・Cadence And Cascade
ケイデンスとカスケイド(ハスケルヴォーカルの曲。オススメ!!)
4・In The Wake Of Poseidon including Libra's Theme
ポセイドンのめざめ(Epitaphパート2って感じですw)
5・Peace - A Theme
平和/テーマ(フリップのギターのみの小曲。美しい~。)
6・Cat Food
キャット・フード(シングルにもなった曲。ティペットのピアノが最高!)
7・The Devil's Triangle
デヴィルズ・トライアングル (i) マーデイ・モーン (ii) ハンド・オブ・セイロン (iii) ガーデン・オブ・ワーム(ライブで披露済みのMars、ホルストのカバー曲をタイトルを変えた改作)
8・Peace - An End ( Fripp/Sinfield )
平和/終章 (このアルバムのテーマ。)

って感じ。基本的には1stアルバムと同じ構成の曲がならんではいますが、2、3,6,7曲目はオススメです。
このアルバムから参加した準メンバーの、ティペットのジャズセンスが光っています。
メロトロン率も高いので、ユーロプログレファンには人気があります。

この作品を発表してまたグレッグレイクやジャイルズ兄弟もいなくなって残ったメンバーでまたすぐに次の作品の制作を始めることになりますが、メンバーはどうなっていくのでしょうか??
さらにクリムゾンの迷宮はこんがらがっていきます。
次はどうなる??次回をお楽しみに~!!

Epitaph / エピタフ - 1969年の追憶

2006-03-18 22:37:28 | クリムゾンのお話
さあ、ちょっとしばらく続きをかけなかった「クリムゾンのお話」ですが、ここで再開です。
前回はクリムゾンの誕生、そしてアルバム制作秘話を書きましたね。そしてライブによって彼らは進化していくってトコまでいきましたよね。
今日はその初代クリムゾン(ラインナップ1)の終わりまでをお話したいと思います。

今回紹介するCDはEpitaph / エピタフ - 1969年の追憶 です。

このCDは初代クリムゾンのライブ音源を集めた2枚組みが2組のCDです。
ザーッと内容を紹介するとこんな感じ。

Volume One:BBC Radio Sessions

BBC のラジオ・セッションから4曲。 最初の2曲はファースト・アルバムの
レコーディング前の5月6日録音で、5月11日放送、後の2曲は8月19日録音で9月7日放送。ともにスタジオでの収録で、オーバーダビング(音を重ねる)されています。

1曲目” 21st. Century Schizoid Man ”はイタリアのブートレッグ(海賊盤)からの音源。
2曲目” In The Court Of The Crimson King ”はBBCのマスターからの音源。
3曲目” Get Thy Bearings ”はラジオ放送のエア・チェックからの音源。
4曲目” Epitaph ” BBCのマスターからの音源。 それだけに音は良い。

5~7曲目は11月21日のニューヨークのフィルモア・イーストでのライヴが3曲。
このライヴはマイケル・ジャイルズ所有のカセットからの音源。
8~11曲目は12月14日、サンフランシスコのフィルモア・ウェストでのライヴ。

Volume Two:Fillmore West, San Francisco, 16 December 1969

12月16日のフィルモア・ウェストでの、このラインナップでの最後のライヴ
ミキサーから録音されたテープからつくられているだけに音質は結構良い。

Volume Three:Plumpton Festival, 9 August 1969

8月9日のプロンプトン・フェスティバルでのライヴ。 5種類ものブートレッグを元にしている。

Volume Four:Chesterfield Jazz Club, 7 September 1969

9月7日のチェスターフィールドでのライヴ。 ファースト・アルバムの
レコーディング直後の演奏となる。 元になった音源はロバート・フリップが持っていたテープから。


あ~疲れた!!(笑)
見たらわかりますが、アルバム発売前のライブから最後のライブまでが入っていてこのラインナップの進化の様子がよくわかるアルバムになってます。

まず僕がやられたのは一番最初の21st. Century Schizoid Manですね!
このレコーディングもまだしていない状態で、しかも初めてライブをした日から一ヶ月も経っていないにもかかわらず、なんや!?この演奏と曲の完成度は!?

かなりおかしなことになってます!多少荒い部分もありますが、パワー満点テンションの高い演奏が聴けます。その後のBBCものの3曲にも同じことが言えますが。素晴らしい!

その他に聴き所といえば、Volume Threeのプロンプトン・フェスティバルは当時のバンドの勢いがよくわかるテンションで最初の司会者(?)の紹介からパンキッシュに突っ走ります!!

曲個別の聴き所としてはまず、Drop In(サックス最高!)やGet Thy Bearings(ドラム最高!)、Mars(えげつない感じが最高!笑)、A Man, A City(バンドアンサンブルが最高!)あたりですね。
ライブ盤でしか聴けない、Get Thy BearingsはあのDonovanのカバーでインプロパート(即興)やジャズアレンジがされていて面白いです。

後にアルバムに収録されていく曲もすでに演奏されています。
Drop InはIsland入っているThe Lettersの原曲です。
クラシックの作曲家ホルストの組曲「惑星」(平原綾香のJupiterでお馴染みの組曲)
からのカヴァー、MarsはThe Devil's Triangleの原曲やし、A Man, A CityもPictures Of A Cityの原曲やし、次のアルバム「In The Wake Of Poseidon / ポセイドンのめざめ」の曲がすでに2曲ライブでは演奏されています。

このCDを聴いたら改めて、ジャズの影響が強いことやロバート・フリップではなく、イアン・マクドナルドが主導権を握ったバンドなんだとゆうことがわかります。
やはりマクドナルドのフルートやサックス、メロトロンが光ってます。

ここまで素晴らしいライブを残してきていたクリムゾンですが、しか~し!!!!
この勢いは長続きしませんでした。

ツアー中にマイケル・ジャイルズ、イアン・マクドナルドが長期間のツアーによる精神的疲労等により脱退することを決めます。上にもあるように12月16日のフィルモア・ウェストでのライブが最後になります。

急速な進化と衝撃の作品、強烈なライブとゆう伝説を残して初代クリムゾンは消滅します。

ここからクリムゾン迷走の時代がやってきます。残されたロバート・フリップとピート・シンフィールドはメンバー探しをすることになりますが。。。

この続きはまた今度。お楽しみに~!ながなったな~(笑)

In The Court Of The Crimson King

2006-02-08 00:05:17 | クリムゾンのお話
では、クリムゾンの授業を始めます(笑)きりーっつ!れーい!!着席!!

とゆう事で始まりました、クリムゾンのお話。今回はついにクリムゾン誕生のお話です。

前回はGiles,Giles & Fripp のお話でしたが、あれからそう時間は経ちません。
1969年春、Robert Fripp(g)Ian McDonald(reeds)Greg Lake(b)Michael Giles(dr)
Peter Sinfield(words&light)の5人になったクリムゾンは1月13日からロンドンのフルハム・パレス・ロード193番地にあるフルハム・パレス・カフェの地下でリハーサルに入ります。初代クリムゾンの誕生です。
豆知識、クリムゾンの名付け親は重要メンバーの作詞家Peter Sinfieldがつけたんですよ。みんな最初はこの名前いやがったみたいですが(笑)

同年4月9日には初めてKING CRIMSONの名でスピーク・イージーのステージに立ち、
6月12日、モーガン・スタジオでMOODY BLUESのプロデューサーのトニー・クラークのプロデュースでアルバムの録音を開始するんですが、6月18日に全ての録音が破棄されるんです。
もう一回トニー・クラークのプロデュースで、7月7日にウェセックス・スタジオで録音を開始しますが、7月16日に中断し、全ての録音テープは完全に消去されてしまいます。クリムゾン本人達が納得いくものではなかったのです。

バンドは自分達でプロデュースする事になり、翌日の7月17日に作業を開始し、そしてすべての作業が8月21日に終了します。
そしてついに10月10日にこの歴史的名盤In The Court Of The Crimson King が発売されました。
1曲目からいきなりファズトーンバリバリの21st Century Schizoid Manで始まり、
2曲目はマクドナルドのフルートが美しいI Talk To The Wind
3曲目はメロトロンのストリングスが前面に出たEpitaph
4曲目はかなり長めのフリーインプロパートが入ったMoonchild
最後はタイトル・ナンバーであるThe Court Of The Crimson King
この曲でのマクドナルドの作曲、演奏、アレンジは彼にとっての最高傑作ではないでしょうか?

と本当に名曲だらけの名盤!!ジャンルとしてのプログレを表現するキーワードの1つ、メロトロン(鍵盤を押すと音源が録音されたテープがながれるとゆう原始的なシンセサイザーみたいなもの)が大活躍している。
当時から今もクリムゾンの魅力にある、楽曲のクオリティーやテンションの高い演奏、歌はしっかりしてます。

当時、このアルバムを聴いていたらどんな衝撃やったんやろう?ウチの父親に聴いてみたら初めて聴くファズボーカルにビビった!らしくまさに当時のプログレッシブロック(進化するロック)だったことがよくわかります。

演奏もメチャクチャうまいしね~。当時みんな23歳とかで雷丼と同じくらいの平均年齢やからねえ。ビビります(笑)
聴いたら暗い印象はあると思います。歌詞とかもメチャクチャくらいですから(笑)

個人的な好みではこのスタジオ音源では2、5曲目が好きです。21世紀の精神異常者はやはりライブの方が魅力があります。

ここでまた豆知識、このオドロオドロしくも鮮烈なジャケット(歯医者での僕)を描いたのは、
画家のバリー・ゴッドバーとゆう人で、バリーはこのアルバムを発表後の1970年2月に、惜しくも24歳でその短い生涯を閉じています。
なんか怖い話みたいですね。呪われてるんかと思いますよね。(笑)

もっといろいろ書きたいけど、今日はこの辺で。次はライブについてお話したいと思っています。
上にあるようなレコーディングをしながら日々ライブで曲を作り上げていってた訳ですよ!
そしてわずかこのアルバムを発表して2ヶ月後には初代クリムゾンは消滅してしまいます。一体なにがあったんでしょうか?
さあ、ここからが本題ですよ~!(笑)

それでは、次回をお楽しみに~~!!

The Cheerful Insanity Of Giles, Giles&Fripp

2006-01-27 02:00:16 | クリムゾンのお話
僕が予想していたより、みんなが興味をもってくれたのが嬉しくて早速やります。個人的クリムゾン紹介コーナーの第2回目です!
今回はまずクリムゾンの卵を紹介したいと思います。

このThe Cheerful Insanity Of Giles, Giles&Frippとゆうアルバムは、クリムゾンの前身バンドGiles, Giles&Frippの1968年に発表された、唯一のアルバムです。

今もクリムゾンの中心人物である、Robert Fripp(g)と後にクリムゾンに参加するMichael Giles(Dr)にPeter Giles(Ba)の3人からなるバンド。
2人のGilesは名前の通り僕らと同じ兄弟なんです。結構兄弟バンドって多いんですよね。

このアルバムがリリースされた時には、これまた後にクリムゾンに参加するIan McDonald(reeds)や元Fairport ConventionのJudy Dybleが既に加入しており、次にシングル、” Thursday Morning / Elephant Song ”をリリースした後、Judy Dybleの脱退、Peter Gilesの解雇、後のクリムゾンメンバーPete Sinfield(word&light)、Greg Lake(Ba)の加入により、クリムゾンとしての歩みを始めることになります。

このアルバムはFairport Conventionのジョディが参加していることなんかからもわかるように、クリムゾン的な感じより、ブリティッシュトラッドフォークや、サイケな感じが強い作品。でも個人的には大好き(笑)

クリムゾンの時よりもジャズ、クラシックの影響が強いRobert Frippのギターや、この頃から独特なグルーヴのMichael Gilesのドラムにこれまた独特なピッキングニュアンスのPeter Gilesのベースが気持ちいい。

個人的には今聴いても全然古く感じない音楽です。曲としてはOne In A MillionThursday Morning Elephant Songなんかが好きです。

でもこのアルバム、発売当時は驚くくらいに売れずに(笑)CDで再発されるまでは日の目を見なかった作品なんです。

今ではこのGiles, Giles&Frippのアウトテイク集、The Brondesbury Tapesなんかも出ていてクリムゾンへの移り変わりがわかるファンに嬉しい状況になってます。

本当はこれよりさらに前にブレインとゆうさらに前身バンドがあるんですが、CDとかがちゃんと出ていないので紹介できません(泣)
まあこの辺にしとくのが一番よさそうなんで、やめときます(笑)

これはしょっぱなから番外編なんでクリムゾンとゆうよりは普通にお勧めしたいもんなんで興味のある人は聴いてみてください。

当時のTHE MOODY BLUESなんかが好きなら気に入るんじゃないかと思いますが、なかなかそんなん聴いている人もいなそうやから参考にならんかな(笑)

でもお勧め!英国度高いです。

次回はデビューアルバムを紹介したいと思います!お楽しみに!

クリムゾン始めました。

2006-01-21 01:15:15 | クリムゾンのお話
ついにやってしまいました、クリムゾンのお話コーナー!
このコーナーは僕の中のクリムゾンを紹介するコーナーです。
あくまで個人的なお話ですんで、それは違う!!とお怒りにならないで下さい(笑)
でも単に情報が間違ってた場合なんかは教えてください。

まずは簡単にバンドを紹介すると、69年に現在唯一のオリジナルメンバーである、Robert Frippが他4名のメンバーと共にIn The Court Of The Crimson King でデビュー。
その後、メンバーチェンジや解散を繰り返し現在まで、37年に渡り活動を続けている、プログレッシブロックの代表的バンドです。(ほんまに簡単やなあ)

さて、一回目なので今回は個人的なクリムゾンとの歴史や魅力でも話しますか。

僕が最初にクリムゾンを聞いたのは15歳のころでやはり(?)僕のが聴かせてくれたのが最初でした。
あの時から僕の人生は大きく狂って。。。いや、変わりました(笑)

当時バリバリのギター小僧だった僕が最初に感動したのはやはり、テクニカルな部分でした。
高速ユニゾン(同じ音やリズムを複数の楽器が同時に演奏する)や変拍子をバリバリ決めているのに感動しました!

しかし、聴き込んでいくうちに単純に曲の良さ感動し、さらに聴き込む内にもっとこのバンドを知りたいと思うようになりました。

そこから父親と共にクリムゾンの荒波に挑んでいきました。

そして次にたどり着いたのはクリムゾン最大の魅力であるライブでした。

今から思うと変なのを買ってきたなあと思うのですが、父親がSchizoid Manとゆうアルバムを買ってきたんです。
これはクリムゾンの代表曲の一つ21st Century Schizoid Man が5パターン入っているとゆうマニアック使用なアルバム(笑)

これにはオリジナルバージョン、ラジオエディットに加え69年のライブ、72年のライブ、そして74年のライブがはいっていて、その時期ごとにクリムゾンの中心人物である、Robert Fripp以外は演奏しているメンバーが違うとゆう内容。(詳しくはまた後日)

この全てのテイクの演奏が同じ曲を演奏しているように聴こえなかったのが衝撃的でした!
長くなる話なので、とりあえずやめておきますがこのアルバムはある意味クリムソンの魅力を伝えてくれます。


語りだすときりがないんですが、この話のまとめると、クリムゾンの魅力の秘密はライブにありって事がいいたいんですが、全然まとまってないかな?
とにかくクリムゾンを語る上でライブは外せないとゆうことです。

次回からはちゃんとCD紹介と共に魅力や歴史をいろいろ語って行きたいと思います。
無理して読まなくてもいい内容なので、気になる人は読むって事でもいいです。(笑)

ただクリムゾン好きがわかってもらえればいいかな(笑)
言葉で説明できないところもいっぱいありますが、質問なんかあればください。

すこしでも興味を持ってもらえたら嬉しいと思ってますので、あたたかい目で見てやってください!

気がついたらよくわからん文章で長々と続けてしまった!気をつけないと。(笑)

ではでは、今回はこの辺で。