3210 あほうむ びぎゃn

暁に逝ってよしとはいわなんだ、千年の幽囚を経ておなぢみあおきひとし伝説が遂に復活!飲んだら詠むな、呼んだら呑むな

囲碁よろしくネットワークだよ~見切り千両、天元戦

2006-12-14 22:03:20 | 囲碁
 第32期天元戦五番勝負第4局 河野臨天元対山下敬吾棋聖

 天元戦は河野臨天元が3勝1敗で防衛してしまった。中味は白番河野の白番の名局とも言うべき、あまし作戦である。
 黒23まで右下下隅の定石を切り上げて、白24と上辺のワリ打ちというよりハサミ(?!)からの一連の流れは黒5の一子を逃がしながら左右を包み込み、仕上げは52とケイマして充分という、見切りの速さである。右上をゴッテリとまるまる地にしても足りているという計算速さは師匠の小林光一元名人棋聖譲りの明るさだ。
 でも、この河野に負けた挑戦相手が、先程王座を獲得して勢いに乗っているかに見えた山下敬吾棋聖だった、ということはその河野に山下敬吾棋聖に負けた張栩元王座がいかに今落ち目か、ということが分かる。
 つまりは、今の日本碁界が戦国時代というよりは、山下敬吾棋聖・王座も高尾紳路名人・本因坊も国際的にはたいしたことがない、つまりはニッポン低迷を象徴しているってことかよ。