3210 あほうむ びぎゃn

暁に逝ってよしとはいわなんだ、千年の幽囚を経ておなぢみあおきひとし伝説が遂に復活!飲んだら詠むな、呼んだら呑むな

囲碁よろしくネットワークだよ~タイゼム進出を果す

2005-10-24 22:33:58 | 囲碁

 ネット碁のタイゼムに乗り込んだ。ネット碁はyahooとハンゲームでやっていたのだが、ブログを通じて知り合った(といっても、こちらから強引にトラック・バックしかけていって、の話だが)仲間での一番人気がこれだったので、共通体験を持つことがブログのネタにつながるかも、という思いが、出発点である。
 ネット碁の魅力は何といっても、碁会所へ行くのと違って手軽であり、しかも同レベルの対戦相手(というか、自分が望む強さの対戦相手)がふんだんにいる、ということである。この点からすると夜のゴールデンタイムに登録されている対戦相手数は500人を超えていて、yahooやハンゲームとほぼ同じ規模らしい。しかし、これらが組み合わせが成立していて手空きの相手が少なく、対局交渉もいちいち自分から申し込みをしなければならないのに対し、タイゼムの魅力は手空きの人がふんだんにいることと、対局交渉も個別交渉とサイト一任の二通りあってまず一分以内に望む強さの相手が見つかるということである。
 その一方で、欠点も存在するようだ。
 ただし,その前に有料サイトと無料サイトの違いに触れて(以前、別なエントリーでも書いたが)おいたほうがいいだろう。<余>は両方を体験しているが、そこから推し量ると登録の仕組みも厳格で個人情報をサイトに明らかにせねばならず、対局料を一局ごとに徴収する所謂有料サイトの方が、レーティング・システムが確立されていてレートと実力がほぼ拮抗していることと、途中で投げ出すような輩が存在しにくい(対戦相手からの通報でサイトがふざけた打ち方をする会員を査問、処罰してくれる)ことの二点において優れていると、いわざるを得ない。やはり、個人情報を質に取られていて、金もからむ有料サイトの方が皆責任感をもって対局するという理屈なのだろう。
 ということは、現在ここで論じているタイゼム、yahooやハンゲームなどの欠点はまさにその逆、つまり登録手続きも簡単で、お金もかからない無料サイトはその匿名性、無料ということから、いいかげん雑に打ってしまう傾向が強い(恥ずかしながら<余>にもそれは、あてはまることを認めざるをえない)ように思われる。 そしてその雑に打つという欠陥が最も顕著に現われるのが終局の手続きにおいてである。負けを自覚した方が、口惜しさの余りか投了しないで接続を切断してしまう(ある一定の時間内に復帰しないと負けになる)、あるいは打たないまま時間切れ負けまでほったらかしておく、というのは無料ゲームが内包する必要悪でどうしようもないが、問題は双方が終局を確認した段階で地の計算の場合である。yahooやハンゲームにおいてはそれを機械がやってしまう(全自動)ので問題はないのだが、タイゼムの場合それを対戦した両者が行い、それが合致した場合だけ勝敗の決着がつく(手動)という仕組みになっている。ここに敗者の抜け道があって、相手の地の計算に同意しなければ、あるいは自分の計算作業をほったらかしにしておけば、いつまでたっても勝敗は決着せず、ゲームも終わらない、ということになる。
 <余>自身、まだここでの対戦システムに慣れていない(例えば、対戦相手指名がなぜかできない)ので確かなことはいえないのだが、段級位に比べて実力差が大き過ぎること、終局がすんなりといかないこと、どうもこのあたりにタイゼムの問題点があるように思えてならない。