『みんなのお寺』 ブッダによる幸せの種がまかれた園

宗派を超え、国境を超え、時を超えて、仏教・ブッダの教えの真理に触れる事の出来る幸せの精舎を目指す『お寺』です

禅定②下

2007年11月26日 | 修行法 『戒・定・慧』
心という器には五つのふたがあります

① 貪欲のふた
② 怒り・悪意のふた
③ 心が沈む・眠気のふた
④ 心がそわそわする・後悔のふた
⑤ 疑いのふた

この五つのふたがそれぞれの悪感情を心に閉じ込め、心の汚さを保たせるのです

煩悩であり、悪魔であるものです

悪魔はマーラといって(殺すもの)という意味です

マーラという言葉が中国で魔という漢字になり、それに悪を付けて悪魔となったのです

怖ろしい悪魔・煩悩の心を閉じ込めている蓋(ふた)がある、とは面白い発想ですね

仏教界ではその五つのふたを五蓋と言います

これら五つの蓋を心から外しておけば、心の悪感情がとどまらないという事です

そのため、心が静まった状態にして、これらの蓋を外し、それらの感情を捨離します

先に示したお経にあるように

「世間に関する貪欲を捨て(捨)、貪欲の消えた心をもって生活し(離)、貪欲から心を浄めます」

このように、五つの蓋を次々に捨離していきます

そして五つの蓋が無くなって、煩悩が捨離された瞬間『欲界』を超えるのです

欲の世界にいることすら気付かない日常の中で、この欲界を一瞬でも超えれば、ブッダが説いてくれている覚りの大切な意味・素晴らしさが実感できるのではないでしょうか

さらに覚り・涅槃(ニルバーナ)に入る為には三つの世界を超えなければいけません

一番低い世界が、地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天人の住む欲界です

二番目が色界、物質のみの世界です

三番目が無色界、物質も存在しない世界です

このように瞑想の中で欲界を超え、次に色界に入っていきます



弥生さんへ

2007年11月26日 | 修行日記
きれいな花だったでしょ

私も散歩中に撮った花だったので名前はわかりません

そのうちわかる時が来るかもしれませんね

誰か知りませんか?