『みんなのお寺』 ブッダによる幸せの種がまかれた園

宗派を超え、国境を超え、時を超えて、仏教・ブッダの教えの真理に触れる事の出来る幸せの精舎を目指す『お寺』です

禅定に入る前の三つの事柄・その① 下

2007年11月11日 | 修行法 『戒・定・慧』
美味しい!気持ちがいい!いい匂い!という情報を無視して放っておくと
食べたい!飲みたい!吸いたい!という気持ちが先行してしまい
栄養が偏り肥満になり、健康を損ない病気という苦しみの階段を知らず知らずの内に昇っ
て行くのです 

服・食べ物・飲み物・家・音楽・テレビ・映画・車・お金なども同じことです

自分に入ってくる全てのもの・情報を正しく適切にとらえないと、それは悪魔に化けて自
分を苦しめ、他人を損なうのです

ブッダは「〇〇したい!」という欲望を煩悩の悪魔としてとらえました
心から生じ続けてくる欲望の悪魔を放っておくと、心の中でどんどん強くなって最終的には様々な形でその身を滅ぼすと教えてくれています

心を汚し続けてくる悪魔からこの身を守るための門と例えたブッダ

かつて中国の強大な都が、塀で城を囲み、門だけを通して必要なものを得たように

六つの感覚器官をわが身を守る門として

気を付けなさい!

とブッダは教えてくれているのです

以上が六つの感覚器官を守る教えです

このことに気付き続ける事は、日頃から訓練しないと無理です

ブッダ以外にこの気付きを発見して、訓練法を発見した人を私は知りません

その訓練法が次の『注意力と明瞭な意識』(正念・サティ・ヴィパッサーナなどの名称で知られている、今自分がしている事を客観的に気付いている状態を保つ学び)です

われわれ日本人は何気なく箸を使っていますが、西洋人に使ってみてと言ってもまず無理でしょう

子どもの時に、箸を使いたい!という強い意欲を持ってやっと出来るようになった難しい技です

そのようにブッダの素晴らしい智慧を得たい!強い意欲を持って修行を少しずつ、こつこつと続ければ必ず良い結果が訪れるでしょう

禅定に入る前の三つの事柄・その① 上

2007年11月11日 | 修行法 『戒・定・慧』
①六つの感覚器官を悪から守る
(眼・耳・鼻・口・体・心の感覚器官から入ってくる悪の情報からこの身を守る学び)

「修行僧は眼によってものを見る場合、その全体相にも捉われず、その細部にも捉われません。この眼という感覚器官を制御しないで生活する結果として、もろもろの食欲と憂悩という悪不善の状態がはいり込むことになりますから、かれはその制御につとめ、眼という感覚器官を保護し、眼という感覚器官の制御を達成します。
修行僧は耳によってものを見る場合、その全体相にも捉われず、その細部にも捉われません。この耳という感覚器官を制御しないで生活する結果として・・・」

ブッダのお経の一部です
難しい言葉が並んでいますが、簡単に説明しますと、これは六つの感覚器官、目・耳・鼻・
口・体・心の一つひとつから入ってくる情報をフィルターにかけて、悪不全につながって
いく情報を無視し、入らないように気をつけていきなさいという事です

ここで例えを使って説明します
自分を人間そっくりに創られたロボットとします
電源のスイッチをオンにします

眼というカメラが自分の目の前の色を認識します
我々は普段、五感(眼・耳・鼻・口・体)を使っていますから目に見える対象をとてもリ
アルな動きのある物体としてみます
しかし実際、眼は様々な光に反射した色のみを認識するのです

また耳というマイクが音のみを判断します

鼻と口と体に代わる機械は存在しているかもしれませんが一般的に普及していないので説
明できませんが、鼻は香りのみを、口は味のみを、体は温度・触感のみを認識します

心は少し複雑で人工知能をもったコンピュータで、五感から得た情報と過去の情報・経験
にもとづき、偏見を作り出す

そしてそれぞれが好き嫌い・快不快・苦楽、〇〇は美しい、〇〇は醜い、などと判断する
のです

以上の六つの感覚器官から得た情報にもとづき、体全部を使って様々な行いをします
その行い(業)にもとづいて
様々な結果(報い)を受けていくのです

続く・・・・・

もしも世界が100人の村ならば

2007年11月11日 | 修行日記
もしも世界が100人の村ならば
もし現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、
全世界を人口100人の村に縮小するとしたらどうなるでしょう。

その村には…

57人のアジア人
21人のヨーロッパ人
14人の南北アメリカ人
8人のアフリカ人がいます。

52人が女性で
48人が男性です。

70人が有色人種で
30人が白人

70人がキリスト教以外の人たちで
30人がキリスト教徒

89人が異性愛者で
11人が同性愛者

6人が全世界の富と59パーセントを所有し、
その6人ともがアメリカ国籍

80人は標準以下の居住環境に住み
70人は文字が読めません

50人は栄養失調で苦しみ
ひとりが瀕死の状態にあり、
ひとりは今、生まれようとしています

ひとりは大学の教育をうけ
そしてひとりだけがコンピュータを所有しています

もしこのように縮小された全体図から私たちの世界を見るなら、
相手をあるがままに受け容れること、
自分と違う人を理解すること
そしてそういう事実を知るための教育がいかに必要かは火を見るより明らかです。

また、次のような視点からもじっくり考えてみましょう。
もしあなたが今朝、目覚めた時、健康だなと感じる事ができたなら…
あなたは今週生き残ることのできないであろう100万人の人たちより恵まれています

もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や、獄門の苦悩、
あるいは飢えの悲痛を一度も経験したことがないのなら…
世界の5億人の人たちより恵まれています

もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖を
感じることなしに教会のミサに行くことが出来るなら…
世界の30億の人たちより恵まれています

もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上には屋根があり、寝る場所があるなら…
あなたはこの世界の75パーセントの人々より裕福で
もし銀行に預金があり、お財布にもお金があり、
家のどこかに小銭の入った入れ物があるなら…
あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8パーセントのうちの一人です

もしあなたの両親がともに健在で、そして二人がまだ一緒なら…それはとても稀なこと
もしこのメッセージを読むことができるなら、
あなたはこの瞬間2倍の祝福を受けるでしょう。
なぜならあなたのことを思ってこれを伝えている誰かがいて、
その上、あなたはまったく文字の読めない
世界中の20億人の人々よりずっと恵まれているからです

昔の人がこういいました。
わが身から出づるものはいずれわが身に戻り来る、と。

お金に執着することなく喜んで働きましょう
かつて一度も傷ついたことがないかのごとく人を愛しましょう
誰も見ていないかのごとく自由に踊りましょう
誰も聞いていないかのごとくのびやかに歌いましょう
あたかもここが地上の天国であるかのように生きていきましょう

このメッセージを人に伝えてください、
そしてその人の一日を照らしてください。

「もしも世界が100人の村ならば」
作者不詳
訳:なかのひろみ

ヤフーのポータルサイトの中から見つけたメッセージです
とても大切なことを伝えているメッセージだと思ったので載せてみました