今日は、大好きな映画『おさびし村のこどもたち』のお話からです。
木の子ちゃんと葉の子ちゃんは、
歩いて30分ほどかかる、村で一軒だけある雑貨屋さんまで、
食料品と日用品を買いに行くところです。
いつも買うものはメモする木の子ちゃんですが、
今日はそんなに沢山はないので、
覚えられると思って、メモはしませんでした。
雑貨屋さんでお買い物をすると、
雑貨屋さんのおじさんは、カウンターの上にある、
飴の入った瓶を差し出して、
『ひとつどうぞ』と、言ってくれました。
二人は喜んで飴をいただき、
飴をなめながら、来た道を戻りました。
木の子 『・・・あ!いけない!ふくらし粉忘れた!』
葉の子 『あ~~~あ・・・。』
戻ろう・・・。
雑貨屋さんに戻った二人は、買い忘れたふくらし粉を買いました。
おじさんは、また飴の入った瓶を差し出し、
『ひとつどうぞ』と、言ってくれました。
二人はお礼を言い、飴をなめながら、
来た道を戻りました。
葉の子 『・・・あ!いけない!縫い糸を忘れた!』
木の子 『あ~~~あ・・・。』
戻ろう・・・。
雑貨屋さんに戻った二人は、買い忘れた縫い糸を買いました。
おじさんは、また飴の入った瓶を差し出し、
『ひとつどうぞ』と、言ってくれました。
二人はお礼を言い、飴をなめながら、
来た道を戻りました。
木の子 『・・・あ!いけない!お料理用のワインを忘れた!』
葉の子 『あ~~~あ・・・。』
戻ろう・・・。
雑貨屋さんに戻った二人は、買い忘れたお料理用のワインを買いました。
おじさんは、また飴の入った瓶を差し出し、
『ひとつどうぞ』と、言ってくれましたが、
さすがに恥ずかしかったので、
二人は、『もう結構です。』と言いました。
そして、来た道を戻りました。
木の子 『もうこの道を歩くのは、イヤだわ。
必ず、何か買い忘れた物を思い出すんですもの。』
葉の子 『かけって、通り過ぎようか。』
・・・ちょうどその時、
収穫物の配達を終えた星夜くんが、
アオに乗って、脇道から現れました。
木の子・葉の子 『あっ!』
木の子 『星夜く~~~ん!』
葉の子 『お兄ちゃ~~~ん!』
星夜 『あれ。』
タイミング良く、通りかかってくれた星夜くん。
二人は、荷台に乗り、
早くこの道を通り過ぎたい・・・と、思いました。
葉の子 『良かったねぇ。』
木の子 『ホント~~~。』
おしまい。
お話は、かなりアレンジしてありますが、
『やかまし村の子供たち』の中で、
一番好きなシーンです。
お母さんに買い物を頼まれて、
メモをしないで出かけたため、
何度も何度も雑貨屋さんに戻る事になるというお話なのですが、
何だか、とってもほのぼのとするのです。
昔の雑貨屋さんなので、
日用品と食料品を一緒に置いてあるようなお店なのです。
大草原の小さな家とかにも出てくる
オルソンさんの雑貨屋さんのようなお店で、
そういう雑貨屋さんが、だ~~~い好きなので、
余計に、そのシーンが好きなのかもしれません。
やかまし村のこのシーンは、
他のドールでも何回か写真撮りましたが、
Jerryberryもピッタリだなと思い、
いつか撮ろうと思っていました。
(出演者:jerryberry doll Berry 木の子ちゃん
&
jerryberry doll Penny sleepy 葉の子ちゃん
&
jerryberry doll Berry sleepy 星夜くん)