グランマの扉

女4代にぎやかな日々

幻の故郷・富山を訪ねて  四日目能登半島

2022-11-26 | 旅行
ホテルの窓から見た朝の輪島の海です。
この日は雨の予報でしたが、朝はこんなに穏やかな海でした。
本日は能登半島の海岸線を楽しみながら富山に帰る予定。
山が迫ってくるような道路でのドライブが多かったので、道産子の夫はその圧迫感に少々お疲れ気味。
海を眺めながらのんびり帰る事にしました。



ホテルをチェックアウト後、朝市へ。




朝の八時なのに、結構な人出でした。





今日自宅に帰る日なら買っていきたいものがどっさり。






ところが、ちと誤算。

函館の朝市のようなものを想像していた私達夫婦。
その為に朝食をホテルで食べないでこちらへ。
夫からも「貴女は運転しないんだから、朝から香箱カニで一杯やっちゃったら~」等という素晴らしい提案も。



それなのにそれなのに、朝から食事ができるような店は・・・・ない・・


辛うじて一軒だけあった店に入りましたが、残念ながらカニでという雰囲気ではありませんでした。


でも、やはり新鮮で美味しかった~~。
手前の海鮮丼、1000円しなかった記憶。







贅沢な朝食を頂いた後は、先ず天領・黒島地区へ。








江戸時代、北前船で栄えた町です。
と言っても、北前船で運ばれた荷物で栄えたのではなく、船乗りさんの休養の為の場として栄えた町なんだそうです。
なので今でもこの町は船乗りさんが多いそうですよ。



さて、実はこの地区には北前船資料館と重要文化財・旧角海家住宅があるのですが、先ず資料館に立ち寄りました。
が、鍵がかかっていて、どうしたものか。。と思っていたら、お爺さん登場。
この方が両方の建物のガイドさんだったのですが、とてもユニークな方でした。
とにかく熱心。
たっぷり北前船の説明をしてくれ、旧角海家の方へ移動しようとしたその時、資料館へ二人の若者が入って来ました。
実はもう既に自分たちで旧角海家の方は見学して、家を出た所でポチポチ雨が。
それで雨宿りをしたくて此方へは入館しただけだったらしく、それを何度も説明するも、お爺さん聞く耳を持たず。
私達夫婦と一緒に説明してあげるからと、もう一度彼らも拉致され旧角海家へ。
説明に命を懸けるガイドさんの迫力に負けた若者達。
気の毒だったけれど、可笑しかった。


で、そのお爺さんガイドさんに、くまなく江戸時代の廻船問屋であった住宅を案内して貰いました。

沖の船の様子を見る為の窓のある部屋。
三階建ての家財蔵。
船乗り達の食事の為の米や小豆・塩蔵物を蓄えている蔵もあります。
その二階は湿気防止と風通しを良くするために取り外しできる板張りの床になっていて、歩くとギコギコと音が。
居住空間にある急な階段は二階に寝る女衆の部屋に夜這いさせない為に引き上げ式になっていて、これは鰊番屋でもあったなぁとか。。面白かったですよ。
そうそう、この建物の前の砂浜。
お爺さんが少年の頃は野球が出来たほど広かったのですが、年々浸食されて狭くなってきているというのも興味深かったです。


が、いつまでも続く説明に、若干切り上げどころが難しい。
そこに現れた新しい観光客。
すかさずバトンタッチして我々夫婦と若者二人はお礼を言いながらやっと外に出られました。
雨もすっかり止んでいました・・・・・



ところでこの地区。
黒い屋根瓦と下見板張り、格子が特徴的。
長年風雪に耐えている。。。という雰囲気が漂っていて、通りすがりの者からみると中々風情がありますが、住むと大変だろうなぁ、冬。。。






思いがけなく時間と取ってしまった黒島地区を後にして、海岸線を走ります。

途中トトロ岩を車中から見かけました。
本当にトトロの形をしていましたよ。


ヤセの断崖にも寄りましたが、足場も悪く雨も降って来たので近くで見るのを途中で断念。
折角治ってきた夫の足が悪化したら大変ですからね。





気多大社






千里浜






ここで能登半島を横切り、高岡市へ。






本日のメイン、雨晴海岸です。



ここから立山連峰を見るのが夫の夢でしたが、残念ながら今回は見られず。
ゴールデンウイーク辺りが狙い目らしい。


立山連峰の代わりに。
撮り鉄さん達が沢山いました。






日本全国に義経は出没しているけれど、ここは義経が奥州に下る時、にわか雨に会って雨宿りをした岩だそうですよ。






ここの風景を詠んだ歌





大伴家持と松尾芭蕉




さて、ここからはひたすら富山へ。


なんと夕方富山に入ってから、あの憧れの立山連峰がうっすら見えて来ました。






長いドライブの疲れが吹っ飛びましたよ。  






そして最後の富山の夜はこのお店へ。
ここも友人Kちゃんに教えて貰ったお店です。
炭でジックリ焼いた魚が絶品。
食べ終わった魚は骨煎餅になって再登場。
余りの美味しさにちょっと感激してしまいました。
左下のしめ鯖の炙りも美味しかったなぁ。






お店の若い料理人さんとの話も弾み、心地よい酔いの中今回の旅行を反芻しながらの最後の富山の夜。
最高でした~~








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