グランマの扉

女4代にぎやかな日々

おいとけ栗たん (笑)

2019-09-14 | 日記


先日、「カボチャの官能検査」講座に参加してきました。





かぼちゃの生産地は圧倒的に北海道。
日本の生産量の半分を占めます。



年間購入金額では、横浜等関東地方が上位になっていますが、私の周りの関東の友人は余り食べないと・・・

理由は「店頭で買うと余り美味しいものに出会わない」


北海道産はそちらには出回っていないのでしょうか?
北海道のカボチャは、ハッキリ言ってとっても美味しい
是非、食べて頂きたいわ~~


そもそも、カボチャはビタミンが多く、サツマイモやパンに比べ低カロリー、血糖値も上がりにくい優れもの。






ところが、この優れもののカボチャの栽培農家が最近減ってきているとか。


一番の理由は、重い。

収穫して、箱詰めして送るまでが、とっても重労働なんだそうです。
・・・想像付きますね・・



そこで、省力栽培できる品種の改良に力を入れているのだそうです。

つまり、従来のように、広い畑に大きな葉が茂り、その葉の影にゴロンゴロンとなっているカボチャを収穫しやすくする為に
果実が株もと近くに出来るようにする
とか
蜜種栽培(親づるや即枝が奔放に伸びないようにする)
とか・・



で、その新しく出来たカボチャの中から三種類のカボチャの官能検査をしたわけです。







右はじは
「おいとけ栗たん」

国産カボチャの少ない端境期用に改良されたそうです。
味もよく、収穫後三カ月保存しても高い糖度とホクホクした食感が維持できるそうです。

が、問題は皮の色。

白っぽいでしょ?
なので、消費者に購買意欲が湧かないそうなのです。

しかし、中の果肉の色は濃い黄色で明るく色調が優れているのでそれを活かし、ペースト加工品に使われているそうです。




まん中は「くりひかり」

果肉が厚く、果肉の色も良く、美味しくて栽培・収穫が楽で結果多収入が見込まれる期待の品種なのだそうです。



そして左の大きい黄色のかぼちゃは「ストライプペポ」



実はカボチャは三種類に分けられます。

ニホンカボチャ
日本に最初に来たカボチャです。
代表されるのはバターナッツと言われるタイプ。


セイヨウカボチャ
これが、今一般的に売られているものです

ペポカボチャ
ズッキーニや飾りカボチャなど。



この黄色の大きい「ストライプペポ」はペポカボチャの仲間です。


他の二つのカボチャとの違いは、「種を食べるカボチャ」だということ。





果肉は薄く、種は固い殻が付いていないので、殻を取り除く作業がありません。





その為、その種子は直ぐに洗浄・乾燥してお菓子のトッピング等に利用できるのです。


カボチャの種はアーモンドやピーナッツ、胡桃に比べると、圧倒的にマグネシウム、リン、亜鉛が豊富な優れものなんですよ。

軽く炒ったものを試食しましたが、ナッツ味が濃くて美味しかったですよ。
果肉の方は、茹でても色も薄くて甘みもなく、食感はザリザリで、美味しくない冬瓜のようでした。






最後に美味しいカボチャを選ぶコツ。


カボチャは採りたては美味しくありません。
品種にもよりますが、一般的に1~3カ月後が美味しいそうです。

品種が同じでカットしたカボチャを買う時には果肉が赤いものを。

一個まま買う時には、皮の陽に当たっていない部分(地面に転がっていた方)の部分がオレンジのものを。
(これは北海道産の場合。本州産は、クルクル回して皮の色を均等にする手間をかけているそうです)



そして道産子としては、何より北海道産のカボチャを
寒暖差の大きい北海道ならではの甘みたっぷりのホクホクのカボチャを是非ご賞味下さいませませ。 

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