グレートはるゆか

リウマチのママ「剛田りむ」と、2人の娘の、育児奮闘記&親バカ写真&闘病記。タイトル変えました

出産の時の思い出(帝王切開 手術後編)

2006年09月15日 19時21分24秒 | 赤ちゃん

かなり間が開いてしまいましたが、もう1ネタ行きまーす。

手術後、術前に移動した個室へと戻りました。

一晩中、麻酔しても痛い身体と、息苦しい酸素マスクに悩まされ、寝たのか寝られなかったのか…意識が無かった瞬間が有ったかも?程度しか寝られず。

翌朝、内臓の癒着予防と、エコノミー症候群予防で、同じポーズを長時間しないよう言われましたが、メスで切開し、医療用ホチキスで塞がれた腹ではどうにも動かない。
泊り込みで世話してくれている実家の母の手助けで、枕を尻の下に入れ、どうにか微妙に横向き無になるも尿道へ続く管に抵抗感

お腹が切れると本当に動けないのです。
手術前に看護士さんにメガネを外され、ベッドの近くの棚に置かれたのですが、術後病室に戻った時、少しも起き上がれないのでメガネが取れない。
近眼だからテレビくらいは見れるか。
と思って、リモコンを取ろうとしたら、もう少しの所で…本当にあともう少しなのに取れない!
もう寝たきりになるしかなく、普通に動けるって、実は凄い事だったんだと改めて思ったりして。

こんな寝たきりな状態なので、自然分娩のお母さん達のように赤ちゃんと部屋に赤ちゃんを連れて来て世話したりも出来ません。
出来れば自分は完全母乳で育てたいのです。無理ならミルクと混合でも良いのですが、初乳は栄養も免疫面でも良いと聞いたので、是非あげたい所。

まずは歩いて授乳室までたどり付かなくては!
癒着防止に痛みを堪えて動けるだけ動き、点滴を外され食事が許されると、おかゆ完食。
尿道の管が抜かれてようやくトイレへ自分で行く事に。
看護士さんに付き添われ、気合で!しかしゆっくりと前進。
歩けるようになるのが早いと褒められ、そうなのか~とビックリ。
これが、母の愛って奴か!

ようやく授乳室までたどり着けるようになり、他のお母さん達と一緒に母乳にチャレンジですが、お腹にまだホッチキスが刺さったまま。
赤ちゃんを抱っこした時に少し重心が前のめりに。おっと危ない。と踏ん張った途端腹に激痛!!
「痛ててててーーー!!
あわてて看護士さんが赤ちゃんを受け取ってくれましたが、お腹を切ると出産後がまた大変なんだなぁと思いました

初めはあまり出なかった母乳ですが、根性で授乳室まで行き、チャレンジし続けたおかげか、退院前までには一回の授乳で100ml出るようになりました

さて、ここからがひとネタ。

緊急入院になり、1週間ほど点滴を打ち続け入院の末、帝王切開で出産した私。
帝王切開の場合、自然分娩の人よりも1週間ほど長く入院してからの退院になります。個室も数日使ったし、普通の出産よりも高くついたはず。
退院日に支払う事になっているけれども、30万で足りるのか、足りないとしたらいくら必要なのか。
事務の方に聞いて見ることにしました。

「切迫早産で1週間ほど余計に入院してたんですけど、いくらくらい用意すれば良いですか?」
事務員「え~と、剛田さんカイザーでしたよね?」
「えカイザー

私いつの間にカイザーに知らなかった…私の民達は今いずこ
…ってカイザーって帝王かよ
普通に「帝王切開」って言えや~

「ああ、帝王切開です
事務員「じゃ、○万も有れば大丈夫だと思いますよ」(金額忘れた)

急に医療用語使わないで下さい。すっげ偉くなったかと思いました

そんなわけで、事件だらけの出産でしたが、今となれば良い思い出…というか良いネタでした
遥が大人になったら読んでもらいたいですね(笑)