時短

うなぎの柳川風・ささみときゅうりの胡麻和え・柚子大根甘酢漬け・きのこ汁

料理しながら味見をするときは、だいたい「うま！！」って叫んで悶絶してる私ですが、
さらに「なんでこんなに料理上手いんやろ」とつぶやいてみたりもしょっちゅうな私ですが
和食は毎回味が調うまでにちょっと時間を要します。洋中と違って薄味ですしねぇ。
「うまい悶絶」より「うん、美味しい」ぐらいのほうが多いんですね。
本日のメニューは上記のとおり、純和食！と言う感じだったのですが。
今日はハマったハマった。まれ～～にあるんですね、味付け献立すべてがバチっとハマることが。
毎回こんな感じで出したいもんですな、夕食は。

ただひとつ、和食のネックは…材料の種類がたくさん要りますね。経済的な問題というより、
どうしても見た目地味なのでね、いろいろ使わないと美味しそうに見えないですよね。
さらに、材料の種類が多いということは下処理に時間がかかるということです。
切ったり水にさらしたり、材料のぶんだけアクションも増えるわけで場所も取ります。
もちろん時間もかかります・・・。
仕事から帰って３品＋汁を作ろうと思ったら、和食で１時間を切るのはちょっと苦労するわけです。

そこで。通勤時間の有効利用。家に帰ってからの動きを頭の中でシュミレーションします。
まずメニューを決めて、買い足すものを考えて。家に帰ったらまずお米の準備。
今日使うものは、うなぎ・ごぼう・葱・ささみ・胡瓜・大根・ゆず・しめじ・えのき・卵。
調味料は、さとう・しお・酢・薄口醤油・ほんだし・ごま・レモン汁。
すべて調理台に並べてすぐ使えるように（洗うなり）準備をする。
ささみ用のお湯を沸かしながら、大根とゆずを切り、ボールで甘酢味に調味しておく。
ささみを加熱しながらきゅうりを切り、塩をかけてしばらく放置、ささみ加熱ストップ。
きゅうりに塩がなじむ間にごぼうをささがきにして酢水につけてあくを抜く。大根を一度混ぜる。
きゅうりは水分を絞り、ボールに入れておく。葱をナナメに切っておく。
うなぎを洗い、１センチ幅にカットする。ごぼうをざるにあげる。
ささみをほぐし、きゅうりと一緒に調味する。大根をもうひと混ぜして両方とも冷蔵庫へ。
ささみのゆで汁を調味し、きのこと葱の一部でお吸い物を作る。
フライパンでごぼうを炒め煮しながら、卵を割りほぐす。
葱とうなぎを入れて一煮立ちさせ、卵を入れたらふたをしめ、火が通ったら完成。

っていうのをひたすらバスや電車の中で考えるわけです。
ミッション指令が完成するまでに「いやいや、きゅうりを先に切っとかな次行かれへん」とか
「ごぼうはあく抜くのにちょい時間かかる」とかで前後を入れ替えたりするわけです。
で、携帯にメモる。ひたすら材料を書き並べた後に「湯・大柚→笹→胡塩…」等暗号風に。

で、家についてミッションを実践したら、昨日のでだいたい４５分でした。
ささみをほぐす段階で、まだ触れないぐらい熱かったという凡ミスはあったけどｗ
シュミレーションせずに調理をしたら、軽く倍は時間かかると思う。
ご飯を作るのに、自分で考えてるより時間がかかる人は真似をしてみていただきたい。
一度頭の中で動きをシュミレーションしてから調理にかかる。是非やってみてください。