理系お兄さんのぼやき日記

つれづれなるままに日暮らしすずりにむかひてこころにうつりゆくよしなしごとを…意外に覚えているもんだなw

はまなすと白鳥(その2)

2016-02-27 23:58:59 | のりもの
続きを書こうとしたけど、猛烈な眠気で寝てしまいました…では続きです。

ヴーーヴーーと携帯のバイブが唸って目を覚まします。ブラインドの隙間からホームの蛍光灯の明かりが見えて「函館に着いたのか~」 同行者の寝台からはそこそこのイビキが聞こえたため起こすのをやめ、コートを羽織ってプラットホームへ降り立ちます。軽く寝汗をかいていたせいか、とても寒い((+_+)) 私の乗ってた1号車の先頭側、今まで引っ張ってきたディーゼル機関車との間に人だかりができています。そう、函館では機関車の付け替えがあるので連結、解結作業の写真を撮る人たちでした。函館駅はもともと、青函連絡船への乗り継ぎに対応すべく、ホームは海側ギリギリまで突っ込んで配置されており、スイッチバック式の機関車付け替えが見られます(青森駅も同様)。編成の反対側まで行くと津軽海峡線専用の電気機関車EF79がすでに連結されていました。

これから終点まで導いてくれるEF79 13

「ホームの端まで来たから一服つけるか~(-。-)y-゜゜゜」と思って先に進むものの喫煙所が無い!「えっ!反対側かよ!」と寒いホームをとぼとぼと引き返します…「でも、さっき灰皿あったっけなぁ?」と思いつつDD51のところまで戻ると、DD51は機回し線経由で五稜郭方面へ走り去るところでした。「灰皿灰皿…やっぱ無いわ…函館での一服が楽しみだったのに…」と「おタバコは喫煙所で」との掲示に、ホーム連絡通路の端に「喫煙スペース」の文字が!「ふぅ~( ´ー`)y-~~北斗星なら喫煙車が付いてたのになぁ」とぼやきつつ、煙をふかします。かつて国鉄が「無煙化」と称してSLを駆逐していたように、我々喫煙者も徐々に駆逐されつつあるのです…一服を終え「やっぱり寒いわ!((+_+))」と車内に戻って毛布にくるまるといつの間にか寝ていたようです(-_-)zzz

「お兄さん、お兄さん…着きますよ~お兄さん~」と同行者の声で目が覚めました。って、もう青森のホームに入線してんじゃねーか!慌てて着替えて荷物を整えるも、巡回の車掌さんに「そろそろドアを閉めますよ」と言われる始末。同行者よ、もう少し早く起こせよ!バタバタと降りると1号車の前に回送用のDE10ディーゼル機関車が連結されていました。

回送用のDE10 1761

写真を撮ったりして「回送シーンも見たいな~何時に発車かな~?」と少し待つもやっぱり寒い((+_+)) DE10は運転席がホーム側に背を向ける格好で配置されているのでちょっと覗き込んで運転用の時刻表を見ると、あと20分くらい発車しないらしい…寒いからもう行こう…あれ?同行者がいない!と思って連絡橋の階段を上ると編成の上あたりの窓辺で待ってたみたい。奴が「いつ発車するんすかねぇ?」と聞くので「あと20分くらいだってよ」と答えると「じゃあ、もう行きましょう」「はいはい」で改札を抜けました。

お兄さんの人生でこれが最後になるであろう客車寝台、ぐっすり寝られて十分堪能いたしました。名残惜しいけど時間は止められないのが自然の摂理。14系と24系、今までありがとう。寝台車で見た「ひとときの夢」は忘れない。