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旅と映画と音楽と・・・
Riezoの旅、映画、音楽等のBlog。

AVE

2005-11-18 20:30:05 | travel

 さて、エクサンプロヴァンス、バルセロナ、グラナダ、セビリア、と西ヨーロッパの南部をずっと旅してきたが、いよいよスペインの首都・マドリッドに向かうことに。

 セビリアからマドリッドまでは、スペインの誇る列車「AVE」にて向かうことにする。1992年に開通した新幹線「AVE」、時速300km、マドリッドーセビリア間を2時間半で結ぶ。

 列車にはturista(2等)、preferente(1等)、club(グリーン車のようなもの)の3つのクラスがある。私たちは、パスが使えるので、turistaクラスに1500ペセタ払うだけで乗れた。

 車内はとてもきれいで、このクラスにも車両にいくつか画面がついていた。そこでは映画が流れていて、この日は、ハリソンフォードの「6days,7nights」が流れていた。今でもこの映画を見ると、AVEを思い出す。

 しかも、この車両、浅リンと私以外の乗客は、2,3人、ほぼ貸切状態だった。一番安いクラスに乗っているにもかかわらず、かなりいいクラスに乗っているような気分だった。

 列車の旅はやはりすばらしい。車窓の風景を眺めながらチラチラ映画を見ながら・・・。

 そして、マドリッドへ。
 到着した駅はココ、マドリッド・アトーチャ駅。とっても大きな駅で、まるで温室の中のように植物がたくさんある。カフェや売店もたくさんあり、たくさんの人が行きかう駅の1つ。

 この駅について、1つ書いておかなければならないことがある。

 2004年3月、この駅はニュースの1つとして世界中に名を知られることになった。この駅だけではないが、列車などが爆発し、170名以上の死者、600名以上の負傷者が出てしまった。実は、今回の旅以外でも2004年1月、つまり、爆発に2ヶ月前、2度に渡りこの駅を利用していた私には、遠い国での出来事だけではすまないものがあった。旅行の時期がずれていたら、自分がその場にいたかもしれないのだから。

 亡くなった方々のご冥福をお祈りすると共に、今後このようなテロが繰り返されないことを願っています。

 人が集まるところは、標的になりやすい。世界中どこにいて、いつ、どういうことが起こるのかわからない。そんな世の中になってきてしまっていますが、こんなときだからこそ、自分を見つめなおしたり、自分のことだけではなく社会、世の中、世界中のことなどを考えたいと思っています。


 次回は、マドリッド美術館めぐり!