好きなことを書くブログ

by けいぷ
映画、旅行、舞台、いろいろ好きです。
でも、たまに酷評。(笑)
ネタバレ注意!!!

幼獣マメシバ

2009-08-09 01:38:32 | 映画
『幼獣マメシバ』を観てきました。



原案・脚本: 永森裕二
監督:亀井亨
キャスト:佐藤二朗、安達祐実、高橋洋、笹野高史、藤田弓子 他
あらすじ:
住んでいる町を出たことのない、口ばかり達者な無職の中年男・二郎(佐藤二朗)は実家に居候して暮らしてきたが、ある日父が急死。
続いて母・鞠子(藤田弓子)が家出してしまい親せき一同が困り果てていた中、マメシバの子犬が突然現れる。母が自分を探させるために送り込んだ犬だと判明し、二郎はその子犬を連れて初めての旅に出る。(シネマトゥデイ)

マメシバ、とってもかわいいのですが、あくまでも脇役。この映画の主役は中年の引きこもりニートの二郎です。
期待以上に面白くて、特に前半は笑いっぱなし。
二郎サイコーです。

シニカルな引きこもり中年・二郎を演じるのは、クイズショウでずる賢いインチキ占星術師スマイリーを好演した佐藤二朗。
いやらしいタイプの役のイメージが強かったのですが、今回のニート役は、ホント新鮮でした。
脚本の言葉選びのセンスがすごくいいし、役作りにも合っていて、自然に二郎を応援してしまいます。

子供の頃のちょっとしたきっかけによって、外に出て行けない性格になってしまった二郎。
詳しくは描かれていないけど、その後、他人の心の中の言葉が聞こえるようになってしまいます。
それは、結局、二郎の妄想の産物なのですが、傷つくのが恐くて引きこもり、ひたすら「うまか棒」を食べながらブログに明け暮れる日々。
母親の「二郎改造計画」により、少しずつ二郎に変化が現れ、やがて人間関係が生まれていきます。
劇的変化があるわけではありませんが、ちょっと進歩した二郎・・・

ハートフルで、笑ってジーンとできるいい作品だと思いました。


地元映画館では「うちの子割引」というキャンペーンがあって、ペットの写真を見せれば当日券が1000円。


最新の画像もっと見る