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好きなことを書くブログ

by けいぷ
映画、旅行、舞台、いろいろ好きです。
でも、たまに酷評。(笑)
ネタバレ注意!!!

井上陽水 LIFE&SONGS

2010-02-11 23:26:52 | DVD・オンエア
今日は、いつの間にか雨がしとしと降り始め、寒かったぁ~
NHKハイビジョンで井上陽水40周年の集大成番組「LIFE&SONGS」というのをオンエアしていたので、途中、本を読みながらですが、午後1:00~6:00まで見てしまいました。
・・・5時間?そんなに長かったかな?

いやはや。凄いですね。陽水さん。
還暦だって。
声は相変わらず美しく、あんな声を持っている人はそうそういませんね。

交友のある著名人がたくさん出てきて、いろいろなエピソードとかも盛り込まれて見応えがありました。

井上陽水の魅力は・・・
歌詞なのか、曲なのか。
両方と言ってしまえば、それまでですが、どちらかを選ばなければならないとしたら、うーーーーん。
わかりません。(笑)

オダギリジョーが出ていて、「とにかく、歌詞がぶっ飛んでいる」と言ってたけど、ホント、その通りだと思います。
詩は、繊細で斬新でぶっ飛んでいる。
と同時に、その詩を素晴らしく乗せている音楽。曲作り。
なんか、アンダークラウンドで無国籍な感じで、粘っこいようでどこか乾いている。

アコースティックなライブ(番組の最終パート)もよかったし、清志郎とのデュエットも聴き入ってしまいました。
「帰れない二人」・・・名曲ですね。


ハゲタカ・一挙放映

2010-01-13 22:53:30 | DVD・オンエア
NHK制作のドラマ「ハゲタカ」、私は再・再放送あたりを初めて見ました。
しかも、5話と6話。
わー、おもしろいと思って、レンタルで探したのですが、近所のレンタルショップでは、2セットしかないせいか、いつ行っても貸出中。
そのうちに、DVDレコーダーの調子が悪くなってしまったので、見る機会をなくしていたのです。

そしたら、三連休の初日に、ハイビジョンで一挙放映がありました。
この機会に未見分を見ようと思ったら、つい1~6話までぶっ続けで見てしまいました。

6時間とは思えないくらい、あっという間でした。
面白かった!
龍平くん演じる西野屋旅館の二代目がIT企業を立ち上げて、短期間で急成長を遂げるあたり、ライブドアとか思い出しますね。
村上ファンドも、連日のようにニュースになってたし。
そういえば、リーマンもライブドアに資金提供してたんじゃなかったかな??

2007年のオンエアだったそうで、かなり社会にもリンクしていて臨場感たっぷりだったと思いますが・・・
迂闊にも、ぜんぜんドラマを見ていなかったのです。
2007年って、アタシは何をやっていたのだろうか・・・

このドラマを全部見て、もう一度、映画が見たくなりました。


星の大地に降る涙

2009-09-19 21:50:51 | DVD・オンエア
今日から5連休。
長いような短いような・・・(笑)

初日は、のんびりしようと思って昼頃からWOWOWをみてました。
ちょうど、地球ゴージャスVol. 10「星の大地に降る涙」という舞台をオンエアしていたので、どんな感じかなー、と思って。

地球ゴージャスって岸谷五朗さんと寺脇康文さんによる演劇ユニット。
歌あり、踊りあり、殺陣あり、アクションあり・・・プチ新感線みたいな舞台です。

うわー、ほんとに驚いたぁ。
岸谷さん、寺脇さんはベテランですから、今さら何みても驚かないけど・・・

三浦春馬くん

1990年生まれ・・・まだ10代!!
超、うまい。
歌、踊り、アクション、殺陣、セリフ。

春馬くん・・・アタシの中では美籐・弟(クローズZERO2での役柄で美籐3兄弟の真ん中、鳳仙学園の次期トップ)ですが、実はそれ以外のドラマも映画も観てなくて・・・
こんな ↓ ↓ ↓ 印象がありました。



だって、あの顔で、あのスタイルで・・・見た目がゴージャス過ぎるから、まさか実力もあるんなてねぇ。
謝まっちゃお、謝まっちゃお。

さて、内容ですが、
理想を求める国同士の壮大な戦争で、大地が荒廃した時代。戦いに敗れ記憶をなくした青年が、神の子を宿した女性と出会う。時代に翻弄されながらも必死に生き抜いていく人々の姿を描く地球ゴージャス初の歴史ファンタジー。総勢30人以上の精鋭キャストで贈る一大エンターテインメントをお楽しみいただきたい。(WOWOWOより)

作・演出:岸谷五朗
演出補佐:寺脇康文
キャスト;岸谷五朗、寺脇康文、木村佳乃、三浦春馬、音尾琢真 他

舞台美術も素晴らしかったし、演出もスピード感があって、笑いあり、シリアスありでテンポがよかったと思います。
そして、踊りの振り付けが素晴らしく、パフォーマンスも十分、見応えがありました。
また、岸谷さんの津軽三味線、寺脇さんの和太鼓、木村さんの横笛の生演奏も魅力的。
みんながみんな、実力十分でしたね。

ストーリーは、ちょっと荒唐無稽さはあったけど、「反戦」というテーマをストレートに捕らえていて、言いたいことはわかるよ!と思いました。
エンターテイメント性のある、ほんとにゴージャスな舞台でしたね。

で、また言っちゃうけど、春馬くん。
とても初舞台とは思えないし、殺陣のキレもあり、なかなかの美声。
踊りもアクションも申し分ないと思いました。

スタイルもいいけど、身体能力も相当なもの。
いずれ、ニナガワさんや新感線の舞台で観てみたいものです。


ギルバート・グレイプ

2009-09-04 01:22:55 | DVD・オンエア
昨日、BSで「ギルバート・グレイプ」をオンエアしていたので、久しぶりに観てみました。



これは、大好きな作品なので、もう何度も何度も観ているのですが・・・
いつ観ても、何度観ても、決して色あせることなく、惹きつけられる作品です。

監督:ラッセ・ハルストレム
キャスト:ジョニー・デップ、ジュリエット・ルイス、レオナルド・ディカプリオ、メアリー・スティーンバージェン 他
あらすじ:
アイオワ州エンドーラ。生まれてから24年、この退屈な町を出たことがない青年ギルバートは、知的障害を持つ弟アーニー、過食症を病む250kgの母親、2人の姉妹の面倒を見ている。毎日を生きるだけで精一杯のギルバートの前に、ある日トレーラー・ハウスで祖母と旅を続ける少女ベッキーが現れる。ベッキーの出現によりギルバートの疲弊した心にも少しずつ変化が起こっていく……。(allcinema ONLINE)


父親のいない一家を支える長男として選択肢のなかったギルバートが、自由に生きるベッキーと出会って、人生を見つめ直す・・

ジョニー・デップももちろん好演しているのですが、見事なインパクトのある演技を見せたレオ君。
アーニーの存在によって、ギルバートの心の葛藤がより切実であり、家族の愛、自由への憧れ、人生を変える勇気が実に自然に表現されている作品だと思います。



メカロックオペラ・R2C2~サイボーグなのでバンド辞めます!~

2009-08-28 23:35:23 | DVD・オンエア
結局、チケットが取れなかった「メカロックオペラ・R2C2~サイボーグなのでバンド辞めます!~」ですが、先日、WOWOWでオンエアになりました。



作・演出 宮藤官九郎
キャスト:阿部サダヲ、森山未來、三宅弘城、皆川猿時、近藤公園、平岩紙、宮藤官九郎、片桐はいり、松田龍平

舞台は、近未来の渋谷を舞台に、父と息子の確執やサイボーグと人間の友情などを歌や踊りで描く“メカロックオペラ”。伝説のロックバンドのボーカリスト役を阿部さんが、その息子役を森山さんが、「R2C2」と名乗るサイボーグ役を松田さんが演じる。(YOMIURI ONLINEより)

あははは、自由過ぎる。
あーあ、ナマの舞台、観たかったなー。

新感線の「蜉蝣峠(かげろうとうげ)」もクドカンの脚本でしたが、「R2C2」の方が、クドカンらしさが全面に出ていて、アタシは好みでした。
インタビューとかでは、あんなにシャイなのに、書くものは、はじけっぷりがハンパじゃないです。
たまに、ついていけない作品もありますけどね・・・

ま、ストーリーも演出も突拍子もなく面白くて楽しいんですけど、今回の目玉は未來君と龍平君ですね。
未來君は、以前、新感線の『五右衛門ロック』での客演を観て以来、「要注意人物」の一人になりましたが、『R2C2』で殿堂入りです。

唄ってよし、踊ってよし、立ち姿が美しく、ほんとに輝いてました。
まだ、25歳くらいだったかな?
すでにミュージカルでもひっぱりだこのようです。
いや~~、今回の舞台の未來君は、素晴らしかった。
ほんと、楽しそうにやってましたね。

龍平君のへんなテンションのサイボーグも、何とも言えない存在感があって、さすがに松田優作の遺伝子を受け継いでいるなぁと。
時々、ドキッとするほど、優作さんに似てるし。

とはいえ、龍平君は龍平くんの独特な魅力があって、ま、クドカンのホンと演出との融合で、また違った側面が見えてきて、面白かったです。
未來君と比べると、まだまだテレがあるようで、それがまた新鮮で、この役には合っていたように思います。

もう一度、爆笑しながらじっくり観たいです。

回転する夜

2009-08-26 00:45:40 | DVD・オンエア
先日、BSでモダンスイマーズの『回転する夜』をオンエアしていたので、録画しておいたのですが・・・
いやはや、面白かったです。

ニートの青年が夢と現実の間で試行錯誤しながら変化していくという内容です。
まさに『回転する夜』というタイトルそのものの展開で、構成が見事でした。

同じシーンが何度か繰り返され、何かしら明らかになる事実があり、話が進むと、いつの間にかまた過去のシーンに戻ってくるのです。
そして、そのシーンは、ちょっと違った展開になり、主人公のニートの青年が、徐々に事実と向き合い、自分自身を乗り越えていくというストーリーです。

作・演出:蓬莱竜太
出演:古山憲太郎、津村知与支、小椋毅、西條義将、古川悦史 、高田聖子

蓬莱さん、かなり注目されているようです。
少し残念だったのは、音声がイマイチだったことで、きちんとオンエアのための収録用として撮ったのかなと疑問でした。

そのせいなのかわかりませんが、見終わった後は、ちょっと疲れました。
主人公のニート青年の独りよがりな部分とか、自分の思い込みをよりどころにして生きていく姿とか、人ごととは思えないイヤなものを突きつけられている、そんな気分になったのかも。

せっかく録画したので、もう一度、じっくり観てみようかと思います。

空の定義

2009-05-31 22:56:11 | DVD・オンエア
とりあえず録画して、あとでゆっくり観ようと思っていた『空の定義』について。

俳優座のプロデュース公演で2008年12月の舞台です。
NHKって、こういう作品を何気なくオンエアしてくれるので、うれしいです。

作:青木豪
演出:黒岩亮(俳優座)
キャスト:松永玲子、名取幸政、中嶋しゅう、浅野雅博、杉山文雄、津田真澄、塩屋洋子

『空の定義』は演者もほんとにうまくて、いい演劇を観たなぁと満足できる作品でした。
「俳優座」とか「青年座」って、役者もうまいし、いい作品が多いように思います。


舞台は、地方の画廊喫茶。
妻に去られた初老の男がひとりで切り盛りしている。
30歳を越える娘は大学病院に勤務する女医で夫もまた同じ大学病院に勤務している。
この娘が2歳のときに、学生運動家だった母親が、夫と娘を捨てて革命のために飛び出していってしまったのだ。
その母が、懲役を終え家に帰ってくる。
父は、実の母の顔を覚えていない娘に対し、再婚すると言って紹介するが、すぐに嘘だとわかってしまった。

さすがに青木豪さんですね。しっかりしたストーリーでぐいぐい惹きつけられました。
娘役の松永さん、2歳で母親に捨てられた思いがストレートに伝わってきました。
また、母親役の塩屋さん、さすがに元・女性運動家ですからかっこいいです。

その母親のDNAをそのまま受け継いでいる娘もまた、妊娠中の身ですが、研究のためにアメリカに行きたいと思っています。
夢や信念が強いほど、厳しい人生の選択を迫られる場合があります。
どちらを選んでも悔いが残るだろうし、かといってその場に留まるわけにもいかず、何かを選択し、何かを捨てなければなりません。

ラスト、出て行ってしまった母を探しに行こうとする娘。切っても切れない親子の情がさり気なく表現されていて良かったと思いました。



『サド侯爵夫人』

2009-04-26 01:45:33 | DVD・オンエア
BSのミッドナイトステージ館 の『サド侯爵夫人』を録画していて、やっと観ました。
「三島由紀夫全戯曲上演プロジェクト」の第一回公演で、上演は2005年、場所は東京国立博物館。
キャストは、新妻聖子、剣幸、佐古真弓、福井裕子、椿真由美、米山奈穂、女性6名による完全な密室会話劇。

この作品を一言で表現するなら「驚愕」。
戯曲の構成や展開、言葉の強さ、表現の美しさ、洗練されたレトリック・・どれを取っても超一級品。
衣装はコシノジュンコ、ヘアデザインは伊藤五郎。
頭に巨大なチョココルネが乗っかっているようなヘアースタイルとか、この戯曲にふさわしく、ド派手です。
おもしろいっ!
芸術的な感じで私は好きです。



ルネの母親・モントルイユ夫人を演じた剣幸さん、サン・フォン伯爵夫人を演じた椿真由美さん、お見事でした。
そして、ルネを演じた新妻聖子さんが素晴らしかったです。
演じる方もかなりの覚悟がいると思いますが、観賞する方も相当な集中力がいります。
とにかく、会話についていくのが精一杯。
戯曲を読んでから観た方がいいかもしれません。

ところで、三島由紀夫については、ちょっとした苦い想い出があります。
高校に入ってから急に成績が下がってしまって、なんとなくかっこ悪いので「頭はいいけど、高校の勉強には興味がない」というキャラに変更しようと思ったのです。
そのためには、三島由紀夫を読むのが不可欠と考えて、一生懸命読んだというわけです。

アホにもほどがあるわ・・・
「勉強ができなければ、たくさん勉強する」という考えには至らなかったみたいです。
所詮、そんなバカげた動機で読んでも頭に入っていないものが多かったはずです。

「サド侯爵夫人」がこんなに完成度の高い素晴らしい作品だったとは!

「三島由紀夫全戯曲上演プロジェクト」は、どうなっちゃったんでしょう??

『NINAGAWA 十二夜』

2009-04-22 23:21:32 | DVD・オンエア
週末、ウィークエンドシアターで『NINAGAWA 十二夜』、ロンドン公演がオンエアされました。
さすがは、NHK。
凱旋公演の前にオンエアしてしまうとは!!



【原作】ウィリアム・シェイクスピア
【翻訳】小田島雄志
【演出】蜷川幸雄
【キャスト】尾上菊之助、尾上菊五郎、市川左團次、中村時蔵、市川亀治郎 他

あー、面白かった。見応えがありました。
初演は2005年で、今回は再演。
ロンドンでの先行公演があり、6月には東京で凱旋公演となります。
シェイクスピア劇と歌舞伎の融合、ロンドンでも大絶賛だったようです。
観客自体、東洋贔屓だとは思いますが、あのような優美な舞台を生で観たら魅了されると思いますね。
観客の反応もよく、暗転の度に自然に拍手が沸いていました。

菊之助さん、実力十分で立ち姿が美しい。
そして舞も華やかでお見事でした。客席からも、ため息混じりの反応が伝わってきてました。
「本物の女性より女性らしい」と評されることが多い歌舞伎の女形ですが、つま先から指の先まで神経が研ぎ澄まされて、琵琶姫と獅子丸の演じ分けも申し分なく、評価が高かったと思います。

「型」の美しさ
さすがに400年の歴史を持つ伝統芸能。
基本の型は、無駄が無く完成された美しさがあります。
そして、それはロンドンでも十分観客に伝わっているのがわかりました。

早替えにびっくり
菊之助さんは、双子の妹・琵琶姫と兄・獅子丸を演じているので、その入れ替わりのための早替えがハンパじゃありませんでした。
えっ、えっ?という感じです。

そして、その短い早替えと共に、男から女、そしてまた男、菊五郎さんも真面目な堅物から軽妙なうつけ役と内面的な切り替えもほんとうにお見事でした。
最後に琵琶姫と獅子丸が登場するシーンがあり、もちろん生の舞台ですからCGってわけにもいかず、替え玉さんが出てきてちょっと残念。

音楽
長唄、三味線、鼓、笛、そしてチェンバロ。
チェンバロが加わることにより、和と洋とのバランスが素晴らしく、とても新鮮で魅力的でした。
やはり、生の音には見る者の心を掴む力がありますね。


さて、日本の公演とちょっと勝手が違うロンドン公演ですが・・・
残念なのは、花道がない、「音羽屋!」などのかけ声がないということです。かけ声のかわりに拍手はけっこうありました。

6月の凱旋公演、あ~、チケットどうしよう??
録画したから、余計、悩みますねー。

手紙

2009-04-06 23:19:10 | DVD・オンエア
今晩は、BS-TBSで東野圭吾のロングセラーを原作とした『手紙』をオンエアしてました。
キャストは、電車男の山田孝之、最近いろいろ出ている玉山鉄二、そしてエリカ様。



あらすじ: 直貴(山田孝之)の兄(玉山鉄二)は、弟の学費欲しさに盗みに入った屋敷で誤って人を殺し服役中だった。大学進学もあきらめ、工場で働く直貴の夢は幼なじみの祐輔(尾上寛之)とお笑いでプロになることだったが、毎月刑務所から届く兄の手紙が彼を現実に引き戻す。そんな彼を食堂で働く由美子(沢尻エリカ)が見ていて……。(シネマトゥデイ)

原作に劣らず、映画としても十分いい作品でした。
電車男とは別人の山田孝之もよかったし、玉山鉄二の純粋さゆえの哀れ感、好演でした。そして、エリカ様も中々の熱演、しかもかわいい。

犯罪の二次的被害者である、弟・直貴の苦しみが切々と伝わってきました。
「差別のないところに行きたい。」という直貴に対し、
「そんなところなんてない。君はここで生きていかなければならないんだ」という会長の言葉が深く重く、印象深かったです。

浅はかにも人を殺してしまい、どんなに一生懸命、被害者や弟に手紙を送っても、購うことはできないのです。
「家族を守るために、兄貴を捨てます」という兄に向けた最後の手紙・・・ああ、辛いなぁ。
その手紙を受け取り、兄は罪の深さを知り、被害者の家族に最後の手紙を書きます。

そして、その手紙は結果的に被害者側の心を解き放ったのです。
直貴も剛志も堂々巡りの檻の中から一歩踏み出せたのかな・・という展開でした。

「捨てようと思って捨てられない、たった一人の兄貴だから・・」
ラストのシーンも印象的でした。兄弟の絆というものを、いろんな意味で感じさせる作品でした。