感想戦というか、交流戦そのものの今後の展望してみようかな、と。
実際のところ、一部を除いてセ・リーグ関係者は、交流戦を廃止したいんだろうけどね。
まあ、理由としてはーー
既に役目は終わった。
費用対効果に乏しいイメージ。
――が、主なところか。
あとは、日本シリーズとオールスターゲームの価値低下を防ぎたい――というのは、よく挙げられてますわな。
現実問題として、パ・リーグもあの状況下で昨年も1試合平均2万人超の動員を記録しているわけだし、あの再編騒動の前に比べたら(2004年までのデータは実数ではないので正直、アテにならん)、確実に動員は増えているわけだし、一定の説得力はあるな。
で、まあ、どうもセ・リーグ関係者、ファンの考え方として、セ・リーグ同士の試合が一番楽しいんだろうなというのは感じる。
同時に、パ・リーグに関しては、オールスターゲームや日本シリーズまでは、謎の存在で居てほしいというか、大昔のプロレスの来日外国人を見るような感覚で見たいというか、そこに楽しみを見出したい意識を感じるんだよねえ。
球団サイドのモチベーションも「公式戦の中の18試合」か「日本シリーズの前哨戦」か、もっといえば「5割で行けば文句はない」か「勝たなければ(成績でも経営面でも)明日はない」くらい差は、以前はあったんじゃないですかね?
さて、現行は、年間各18試合で、2シーズンかけてホームとビジターを消化していく形になっており、これで定着しているのですが、スポーツとしての観点で考えれば、果たしてこれは正しいのかどうなのか、という考え方も出てくるわけです。
ならば、例えば18試合ずつ、春と秋に分けていけば、予備日の問題も解決できそうなのですが、人気カードを少しでも確保して経営を安定させたいセ・リーグのサイドからすれば受け入れがたい話なわけで、むしろ以前のように12試合制を逆提案しそうですね。
12試合制で、さらにホーム1試合・ビジター1試合にしたら、もうサッカーと変わらんやん(笑)。
廃止に追い込むためなら、「全てセ・リーグのホームゲームにしてくんなきゃヤダ」くらいは言ってくる日も遠くはないような……。
で、まあ、多分、次のフェーズのことも考えるべき時に来ているのは確かなんですわ。
セ・リーグがあくまで6球団でのリーグ戦にこだわるなら、パ・リーグは次の手を打たなきゃ、また残酷な時代に戻っていく可能性が出てくるわけであって、その次の手が中華職棒(楽天問題が出てくるけど)との交流なのか、はたまたオーストラリア(ほぼオフシーズンになるけど)との交流なのか、はたまたメキシカンリーグ(春から秋のリーグは、ウィンターリーグに比べてlevel的にどうなのかとか、移動の問題とか、治安の問題とか山積だけど)との交流になるのか、独立リーグや社会人のチーム(これはこれでプレッシャーはハンパない)との戦いに活路を見出すのかーー。
ホリエモンズvsイーグルス、日本生命vsイーグルス、NTT東日本vsイーグルス、七十七銀行vsイーグルスあたりは、無駄に燃えそうだな、おい(しかも全部、イーグルス絡みーー苦笑)。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます