自国生活・ジコクフッカツ

日本ってすごい。

シンジラレナァ~イ!

2009年01月12日 | Weblog
先日、帰りの通勤電車に乗っていたら、ものすごく雑誌を顔に近づけている30代くらいの男性がいた。
彼は、椅子に座っていた。
入り口付近も込んできて、奥に押された自分は、丁度彼の前に立つことになってしまった。
身なりは、ごく一般の日本人会社員。
黒いコートに、黒の通勤鞄。黒の靴に、薬指には指輪が無い。独身か?
彼の持つ雑誌は、さらに顔に近づき、すでに読むのは不可能な状態。

表紙はどこにでもありそうな雑誌なのだが、時折、後ろのガラスに映る、雑誌の中身は、超エロエロの写真ばかり。丸見えジャン。
よくよくみると、雑誌が2冊重ねられている。
表側は、ゴルフ雑誌。中身は、エロエロのようだ。
そっか、周りに気づかれないように、隠して読む、苦心の策かっ。

お家に着くまで、ガマンが出来なかったのね。
この満員電車で、エロエロを広げるとは、なかなかの度胸。

しまいには、自分を足元から顔まで、じろじろ見ている、視線を感じる。
お前!雑誌の中の写真の女と、私を見比べているわけ?
そっちが観るなら、こっちも観てやる。と、じろじろ覗き込む。

こうなると、ちょっと、挑戦欲が沸いてくるのが、自分の悪い癖。

電車が揺れる機会を利用して、その雑誌の中身が見えちゃった!ぞ、という感じで、思い切り上から覗きこんでみる。
そして、思い切り演技ぶる。「うわぁ~、こんなヤラシイ写真を観ているの?シンジラレナァ~イ!」という顔で、男の顔をジロっと見る。
あせった男と目が会う。
さっと雑誌を閉じるが、数秒後には、また、お家まで待ちきれなくて、再度雑誌を開く。
また、電車が揺れた。覗いた。男があせる。雑誌を慌てて閉じるが、数秒後にまた開く。

なんだか、ちょっと、楽しい!

これを数回繰り返してから、男は電車を降りていった。

手には、通勤バックと、コンビニっぽいビニールの袋の中に、お弁当箱と、缶ビールが一本。
今日も、お疲れ様でした。楽しい夜をお過ごしください。


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