白いレースで、掬いあげた 2009-09-07 17:30:04 | 透明 気づかぬうちに編んでいたのね 運命の糸で白いレースを あなたというひとを掬いあげた 眩しさのひとつひとつ 傷つきやすい皮膚のような 脆い翼で飛んでいた 昔を修復する時が訪れたのだと また微笑めるなんて 思ってもみなかったよね 春には花の傘ひらき秋には流星の瞳でみつめ どのような影も置いてきぼりにはしないで あおい孤独の淵をゆきましょう