日本史大戦略 ~日本各地の古代・中世史探訪~

列島各地の遺跡に突如出現する「現地講師」稲用章のブログです。

森将軍塚古墳|長野県千曲市 ~眺望抜群の長野県を代表する古墳~ 【甲信古代史探訪 その4】

2018-11-25 07:13:45 | 歴史探訪
 昨日(2018年11月24日<土>)は、クラツーにて東京都大田区から世田谷区にかけて存在する荏原台古墳群をご案内してきました。

 現地集合・現地解散の街歩きツアーです。

 天候はおおむね晴れで、気温は少し寒かったですが、歩くにはちょうどよいくらいでした。

 お昼はクラツーにしては珍しくステーキ!

 ただし、私と添乗員さんはステーキよりも安価なハンバーグでした。







 ステーキもいいなあ、と思いましたが、ハンバーグも大好物なので嬉しかったです。



 アッツアツで美味い。

 今回は20名様のご参加ありがとうございました!

 私のツアー初、小学生の方も来てくださいましたよ。

 都内の古墳を見たことによりもっと歴史が好きになってくれればと思います。

 ところで、今月は「歴史への旅」の最新号が出ていましたが、まだ紹介するのを忘れていました。

 今号は、私のツアーは4ページに渡って散在していますが、14ページと15ページが私のツアーのページです。

 今日は15ページを掲載します。



 このページの下段右が上述のツアーで、同じものを12月4日(火)にも催行しますが、4日の方も定員に達しておりキャンセル待ちの方が二桁に迫る勢いのようなので、なるべく近いうちにもう1日設定させていただきます。

 それと、下段左の山梨の古代史ツアーも好評で、当初は中型バスを使用して行く予定だったのが、想定外ですぐに定員に達してしまったため大型バスに切り替え、そのためまだ少しお席の余裕があるようです。

 その他、来年早々、群馬や千葉の古墳ツアーもありますので、興味のある方はいらしてくださいね。

 ⇒クラブツーリズム公式サイト内の稲用ツアー検索結果ページはこちら

 ※システムの都合上、カタログ掲載のツアーが検索結果に出てこない場合もありますので、その場合はクラブツーリズムへ電話にてお問い合わせください

*     *     *




 ⇒前回の記事はこちら

 森将軍塚古墳館を見学し、古墳の概要は掴みました。

 それでは実際に古墳を見に行きましょう。

 山の麓には「科野のムラ」というのが再現されおり、実際の屋代清水遺跡の上に作られています。



 では山を登りますよ。

 登り始めてすぐ、山の斜面に山城の竪堀のようなものを見つけました。



 もしかすると、切り出した木材を落とすための造作かな?

 しかし、先ほども姫塚古墳へ行くために軽い山登りをしましたが、ここでも山登りとは・・・

 息が切れます。

 最近、山城も登っていないしな。

 ハーハー言いながら麓から10分ほど登ると、小さな墳丘らしきものが現れました。



 2号墳ですな。





 将軍塚はもう少し上の方に見えています。



 葺石で装飾された墳丘に近づく・・・



 この辺にも円墳がポコポコあるようです。

 おや、葺石かな。



 関東でよく見る丸い川原石とは趣が違いますね。

 おー、素晴らしい雄姿!





 後円部の麓に来ました。


 
 南側の裾を歩いて前方部へ向かいます。

 おや、埴輪だ。



 これは川柳将軍塚古墳の説明板にもあった埴輪棺の復元ですね。



 いびつな形状のため、前方部からの眺めもちょっと雰囲気が違います。



 前方部へ登ります。







 前方部から後円部を見ます。



 後円部に登ります。

 東側、倉科方面の眺望。



 後円部の1段下には円筒埴輪が並んでいますね。

 後円部から前方部を眺めます。





 後円部の墳頂には石室の範囲が分かるように表示がされています。



 さきほど古墳館で見た竪穴式石室ですが、巨大でしたよね。



 森将軍塚古墳からの眺望は素晴らしいと聞いていましたが・・・

 おー、いいねえ。



 北側の平野が一望できますよ。



 戸隠山方向手前のここから約5㎞の地点に先ほど訪れた川柳将軍塚古墳や姫塚古墳が乗っかる丘があります。







 麓には先ほど見学した森将軍塚古墳館が見えますね。



 後円部の先端は一段下がっており、埴輪が並べられています。



 ここの斜面を登ってきました。



 おや、石室のようなものが見えますよ。



 前方部の隅の方にも主体部らしきものを示す表示がありますね。



 3号石室の表示です。

 先ほど見た石室のようなものを見に行きましょう。









 前方部からの眺め。



 前方後円墳で一番好きなアングルだ。

 前方部の対岸の高みに登ると少し高い位置から墳丘を眺めることができます。







 いやー、楽しかったー。



 麓からは10分以上登ることになるので、実はバスも運転されているのです。

 でも有料なので私は使いませんでした。

 富裕層の方はどうぞお使いください。

 今度は登った道とは違う道で降りていきます。

 途中にも説明板が。







 名残惜しい景色。



 だいたい30分くらいの探訪でした。

 つづいて、午前中のうちに松本市の弘法山古墳も見てしまいますよ。

 ⇒このつづきはこちら

新・古代史謎解き紀行 継体天皇の謎 信越東海編
関 裕二
ポプラ社






最新の画像もっと見る