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高齢者女子のおひとりさま暮らしノート

お赤飯おにぎりプレートと母のおこわの思い出と

2024-09-20 06:38:57 | ごはん
玄米と雑穀米を食べるようにしているのですが、実はお赤飯が大好きで、
こればかりはたまに食べてしまいます。

以前はちゃんと小豆から炊いていたのですが、最近はさすがにそこまでの気力がないので、
お赤飯用のゆであずきを買い置きしておいて、簡単に作っています。

母は大きな蒸し器でお赤飯や中華おこわをよく作っていましたが、それは家で食べると
いうよりも、よく人さまにさしあげていた、という記憶があります。

私が生まれる前の新妻のころ、「よく私たちに餃子をたくさん作ってくれていたのよ。
それず本当においしくてね。忘れられないの」と、父と結婚して縁続きになった大叔母が
感心したように私に言っていました。

70年近く前のことですから、当時はまだ、さほど豊かではない時代。餃子もごちそうだった
のではないでしょうか。戦後の食糧難に子供時代を過ごした母は、料理をたくさん作って、
さしあげることが楽しみだったのだと思います。

「食べるものが本当になくて辛かった」と、母が口にしたことがありますから、日に日に
日本が豊かになって、好きなものをたくさん作ることができるようになったことが夢のような
ことではなかったのかと想像します。

餃子はもちろんのことですが、母の皮から手作りの肉まんも絶品でした。私たちが父の転勤で
大阪に住んでいた当時、東京に住んでいた叔父(父の妹の夫)は母の肉まんに惚れ込んで、
わざわざ東京から「食べさせてください」と遊びに来ていたくらいでした。

私は母の中華おこわが絶品だと感心していましたが、何しろ、私には料理を教えなかった母
ですから、私はレシピを知らなかったので、私なりの中華おこわを作っています。

さて、そんな私のお赤飯も、以前はちゃんと蒸し器で作っていましたが、次第に電子レンジになり、
今は炊飯器で手軽に作るようになりました。

調理方法も進化を続けていますが、大きなせいろで蒸し上げるおこわのおいしさは、母が真剣な
まなざしで、様子を繰り返し見ながら、頃合いに仕上げる姿とともに、忘れられない味に
なっています。

おにぎりプレート
①赤飯のおにぎり
②納豆と水菜のかき揚げ
③鮭の西京焼き
④小松菜と油揚げのおひたし
⑤きゅうりもみ
⑥梅酢きんぴら
⑦豆腐とわかめのおみそ汁

健康のために、いろんな素材のものを食べる努力をしていますが、いつもいつもこんなにたくさん
食べているわけではなくて、同じ鮭が主役でも、こんなときもあります。

自分のためだけに作る料理は気合が必要です。

鮭の西京焼き、小松菜としらす炒め、卵焼き、ブロッコリー、玄米ごはん



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