奥琵琶旅情2024(1)
2024/02/10 19:30
雨天結構〉
1月末、関西日本海側の大雪の報で、狂喜してMTBのタイヤをスチールスパイクに換装し、2月のツーリングに備えたが、今度は急に気温が上がり、先週末やむなくスリックタイヤに交換した。
自分の中では恒例となっている奥琵琶湖の雪中ツーリング。振り返ると15年ぐらい続けてるみたい。始めた頃は、アイゼンやスノーシュー も装備し、一部でMTBの担ぎも入るような深雪だったが、最近は雪が積もる事すら少なくなってきている。
雪中ツーリングじゃないと楽しくない、というのはあくまでも形而上の問題で、雪があってもなくても、冬季のテント露営は寒く厳しいのだが、やはり雪がないと盛り上がりに欠ける。というか、雪も無いのに寒くて厳しいのは何とも物哀しい。
今回も、余呉湖と奥琵琶湖を巡る自転車旅に出発。ビーグル号で長浜◦高月駅までMTBをデポし、そこで降ろしてサイドバックを4つ装着。真冬の奥琵琶湖へと漕ぎ出した。
路肩にはまだ雪が残るが、路面に雪や凍結もなく、スリックで充分にグリップする。少し琵琶湖を戻り、長浜の、手前から湖周道路へ。太陽光を浴びて、竹生島が湖上で輝いている。
けど、琵琶湖に出た途端、あっという間に黒雲が空を覆い、暴風が吹き始めた。嫌な気配、湖周道路を漕ぎ出して2分で天候は雨に変わった。
冷たい冬の雨である。
水鳥センターなど、湖周道路の施設で雨宿りしながら湖北へ進む。予報では天気は良かったのに、なぜ雨なのか。
時折、雨が止んで、田園上に虹が掛かる。綺麗な弧を描いたレインボー。
しかしまた雨。登山と異なり、自転車は雨天で直接生命に危険が及ぶ事はない。登山は丸3年間、100パーセントの確率で、雨天で敗退だが、自転車なら退く事はない。雨天決行、雨天結構だ。
湖北から余呉川を遡上し、余呉湖へ到着。強い雨が続くが、最初降ったり止んだりだったので、雨具に着替えるタイミングがなく、走ってしまった。アウターはGORE-TEXだが、それでも衣服や装備の中に浸水してきている。余呉の気温は1℃、濡れた身体に震えが来た。
余呉湖湖畔で、屋根のある東屋に逃げ込んだか、四駆のクルマで釣り人のグループがやって来た。竿や荷物を拡げ始めたので、ここで野営は出来ないと判断。やむなく退散し、湖畔の芝生の上にテントを張った。
衣服が濡れてしまってからの露営は厳しいね。雨天のテント内では、衣服は乾かない。
雨なので、余呉湖の景色を見る事もなく、早々にテントの中に籠りジッパーを閉じる。雨が天幕を叩く音を聴きながら、まだ明るいがシュラフに潜り込んだ。風も強い。少し体温が戻る。
動けるようになったので、地酒を燗して身体を温める。フリーズドライの夕食、牛肉の卵とじ丼だ。雨音に混じって、水鳥の羽音と鳴き声が聞こえてきた。
こっちは、ちょっと衣服の中まで濡れただけで震えてるのに、厳冬の湖畔の上でプカプカ浮いて楽しそうに鳴いている水鳥たちに、畏敬の念が湧いて来た。当たり前だが、彼等はこの雨の中、カッパも着てない。
予報では、AM 3 : 00頃まで雨は続くみたい。陽が沈み、気温が更に下がる。夜半の最適気温は−2℃。10年前は−12℃だったので、これでも暖かい方だろう。
雨音が強まって来た。
どうせ気温が下がるなら、雨は夜更け過ぎに、雪へと変わるだろう♪ となって欲しいなぁ。
冒険野郎の旅が始まりました。
出かけた時は、晴れていたので、
今回の旅は良かったと安心していたのに!
へ〜雨が降りだしたとは、びっくり‼️ですね
綺麗な虹🌈が見られたのが救いですね。
琵琶湖の、こんな旅日記も良し👌
寒いから熱燗🍶も良し👌
どうぞ明日は晴れます☀️ようにお願いします🤲