テントを叩く激しい雨音でAM4 : 00に起こされた。台風一過、8/15(金)まで晴れの予報だったのに?
速攻スマホで調べると、寒冷前線が道央に掛かり、雨の予報に差し変わっていた。直前に予報を変更して的中してたはないでしょう…降ると判っていれば対応もちがったのに。
カッパを着て雨の中、テント撤収。富良野が混む前にヘルメットの部品を調達しないと。
ダッシュで日高を飛び出し、R237で富良野に入る直前、赤旗を持った男が車道に踊り出てきた。警官だ!
市街地前で制限速度が50km/hに変わった境界点での取り締まり。36km/hオーバーで一発免停。1ヶ月以内に裁判所から通告があって、30日免停で罰金は7万円前後とのこと。
いつも街に入る前は気を付けいたのに今日に限って、雨と内部に水が入ってくるヘルメットの方に気を取られていた。
早朝から心が折れた感じ。
レーダーを付けてる車両は、計測点直前で猛烈に減速してる。当然、お咎めナシ。
富良野でヘルメットを応急措置し、普通に走れるようになったが、既に免停を背負っての走行になり、残点の事もあって思い切った走行は出来なくなった。意気消沈だよ。
富良野では久々観光で、雨の中カッパを着たまま「北の国から」のセットを見学。点在する各セットや、五郎(田中邦衛)が畑から出た不要な石で手造りした「石の家」など、カッパを着てアイスを食べながら観て回った。趣きのある建屋、憧れの田舎ライフだが気分は晴れない。
最終野営日は最北•稚内の北ドームでキャンプしたいから、距離を逆算して今日は一気に道央から知床半島まで突き抜けて、そこから明日に宗谷•稚内を狙おうと思ってたけど、気持ちとペースが上がらない。
雨の中、うだうだ走ってるとあっという間に陽が暮れ始めたので知床を諦め、美瑛から旭川へ出て上川経由でサロマ湖へ出た。すぐ向こうはオホーツク海。
ずっとカッパを着たり脱いだりで、今日も雨に翻弄されたけど、サロマ湖でやっと完全に晴れ、海と繋がった静かな湖、とうろこ雲の風景はどこか物哀しく美しい。
農道に寄り道すると、雨雲と夕陽のせめぎ合いで、明暗のコントラストは日食の日光のように、寒くて暗くて影が薄い不思議な景だった。
サロマ湖の畔で予報を調べると夜半から降り出し明日も雨。知床をパスしたので、明日の稚内までは260km弱と1日の走行としては短過ぎるが、荒天ならそれも良いか。ここで気温17℃。雨の稚内はもっと寒いだろう。
宗谷•稚内からなら小樽のフェリー乗り場まで、GPz900Rなら充分1日の距離。雨の中、明日南下を開始する必要もないし、出来れば道中のサロベツ原野は晴れに景色を楽しみたい。
今夜も雨の予報なので、サロマ湖周辺で軒を借りれる場所を探して晴れてるうちに素早く露営。
寒冷前線はどれぐらい張り出すのだろう。スマホで調べたところで、どうせ今日の深夜に差し替わるし。
それにしても、免停はイタいなぁ…
本日の走行:371km