九州MTB旅〈Part2〉別府〜宮崎(2)
2024/4/28 19:04
<関サバ喰えず〉
別府港へ入着。
残念なことに、バイクは多いののの、自転車での上陸は自分だけ。船内の輪行袋置場にも自転車は無く、自転車旅行というものが、今や雑誌の中の御伽話になってしまったような気になった。
九州上陸。
別府の街は、いたる所から湯気が上がり、何となくシューマイ屋を想起させる。コミカルに感じるのは、感性がおかしいのかな。船内の一晩では微熱は下がらなかった。重たい肺で深呼吸して、R10へと漕ぎ出した。
すぐに別府タワー登場、久闊を叙する。去年は展望室で休憩したよね。幹線道路の朝は交通量が多く、幅の広い4サイドバックの自転車だとヒヤヒヤする。Googleマップであえて1本海側の県道を繋いで南下を始めた。
体調はやはり良くない。じっとしてれば問題ないが、ペダルを漕げば咳が出るし、登りで力が入らない。喘息で酸素が適切に吸収できてない感じ。エンジンではなくキャブレターの問題。
けど、走り始めて、ヤシの樹が海岸線に立ち並び、南国らしい風景の中、無心にペダルを回していると少しずつ気持ちが上がって来る。ゆっくりと風景に溶け込みながら疾る。脇見をしながら、風景を眺めながら。これはバイクではできない。やっぱり自転車での旅は楽しい。
R197で海際を走り、佐賀関の半島へ。いわゆる「関サバ」の名産地。アップダウンの半島を走る。道の駅•佐賀関に到着。ここで関サバを食べる予定だったが、体調不良からどうしても食欲が湧かない。食べれない。カロリーは使ってるはずなんだけど。
やむなく、関サバの看板を写真で撮って、ウィダーインゼリーを流し込んだ。今は雌伏の時、良好な時に関サバをリベンジさ。
予定では、ここに荷物をデポし、関岬の灯台をピストンして、その後、道の駅で露営だったが、峠をピストンする気持ちが湧いて来ない。
嫌々ゼリーを食べながら天気予報を探ると、九州は明け方から雨になるようだ。カミナリを伴った激しい雨。一日中雨。雨の中テント撤収し、雨中走行…。
今日は初日なので走行は短く設定したプランだったが。
考えた末、明日から雨なら好天の今、歩を進める事にした。今回、旅の終着は宮崎港と決まっている。今日、頑張ればこの体調での雨天走行を短く出来るかもしれない。
降ろした荷物を再着しリスタート。R217で半島を廻り切った。臼杵市に到着。ここで力尽きる。体調が良ければもうひと漕ぎできるんだけど。
寂れた港町、天守閣のない城跡、シャッタ商店街、この街に露営の余地はない。スマホでビジネスの「クレドホテル臼井」に宿を取った。
清潔な施設、大浴場、レストラン併設、受付は美人。狙ったわけではないけど旅人には最高の宿だった。2日目だけど、行動服を全部ランドリーし、大浴場で汗を流す。
旅してればこんなスマッシュヒットもあるよね。微熱は継続。咳も継続。抗生剤と咳止めとロキソニンを飲んで、早めに寝ます。
本日の走行:71km
まだこれから始まる <旅> 先が思いやられます。
今まで、冒険野郎の旅の途中で電話した事ほとんどないけど
今回は体調不良のまま出発しています
気になり、電話をかける、
声は元気そうで安心した😮💨が咳で話が中断する、
咳をすると、かなりしんどそう!
宮崎港までは進まないと………フエリーに乗船出来ない………
今日は宿が取れて幸いでした。
この先もテント⛺️泊にならないように祈っています
🚴♀️ 🚵
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