余震は続く

暑いですね～～。
昨日は猛烈に暑かったです。
こちらでは３４度？３５度？それくらい気温が上がって茹で上がっておりました。
被災地区は臭いとかハエとか他諸々、怖くて足を踏み入れることができません。

本震がM9.0という超巨大なものでしたから、その後の余震も長きに渡って続くのでしょうね。
昨日の午前中にやや強い地震があって、津波注意報が発令されました。
どこかで10cmの津波を観測しただけで今回は事無きを得ましたが、
予想される津波の高さが例え50cmであっても、地盤が1m以上沈下している今は脅威です。
常に海岸線と陸地がほぼ平らな状況を目にしていると、
数十cmの津波でも間違いなく軽く超えて来るだろうと予想されるからです。

昨日の地震は、いつもの軽い余震（震度１～３程度）とは違った地鳴りというか、
身構えたくなるような揺れの始まりを感じるものでした。
咄嗟に、観葉植物など転倒したら大惨事となりそうなものを床に下ろし、揺れに備えました。
『もしかしてこれから大きな揺れになるのかも…』という恐怖は毎回感じています。
震度４。これくらいで済んで良かったと胸を撫で下ろして、すぐにテレビの前に行きました。

以前は1m以下の津波は、正直静観しておりました。
ですが、あれ以来神経は過剰に反応してしまうようです。
すぐに実家に電話しました。
母は自宅にいましたが、父はやはり浜辺にいたようです。
そして携帯に電話しても繋がらないと。
何といっても前回が前回ですから、非常に心配です。

私も何度も父の携帯に電話しましたがなかなか繋がらず、
やっと通じた父の第一声は驚くほど呑気なものでした。
父『お～～～う！』
私『何やってんの？』
父『今船の上だ』
私『沖に出すつもり？』
父『違う』
私『津波が来るよ！50センチだよ！すぐ逃げて！』
父『50センチ！？』
私『何やってんの、も～っ！！』
父『あ！水が引いて来た！』
そう言って父は電話を切りました。
引き波を確認したという言葉で、こちらの緊張感も一気に高まりました。

その後再度母に電話するも不在で。
きっと携帯を置いたまま父の様子を見に行ったのでしょう。
あれほど様子を見に行かないようにって言ったのに。
自宅でじっとしてるようにって言ったのに。
離れていると過剰にあれこれ心配してしまうものですね。

結局津波は大丈夫だったのですが、
この辺でも防災無線が鳴り響いて、海側の地域では避難勧告が出た所もあったようです。
あのサイレンの音、ホント怖いです。

その後落ち着いた頃に母と電話で話をしました。
母が父の様子を見に言ったら、逃げもせず船の上で釣り道具をいじっていたと。
呆れた母は、何も言わずひとこと『死にやがれ！』と叫んで帰って来たと聞いて爆笑しました。
逃げない父を見てどれだけ腹が立ったことやら（笑）
一度死にかけた人に向かって鬼のような暴言ですが、言いたくなる気持ちも分かります。
あんな目にあったにも関わらず呑気過ぎ。
懲りてない父ですね。
『逃げて！』って、こっちがいちいち言う前に逃げて欲しいですね～子供じゃないんだから。
これだから、“大丈夫、きっと逃げてるはず”っていう確信が持てない私なんです。

“何月何日に地震が来る”っていう噂はしょっちゅう聞きます。
先日も母が、『○○さんが○日に地震が来るって言うから気を付けるように』って言ってたのを思い出して、
『この間言ってた地震の日っていつだっけ？』って電話して聞いたら、
『いつだったかな？』って、ヒドイでしょ？
“地震は今日来る”の意識で日々過ごすことが大事ですね。

なんかね、地球が大きな生き物で、私たちはその表面で暮らす寄生虫みたいですね。
地球がちょっとミシッと動けばこの有様。
クシャミとか咳とかストレッチみたいな色んな動きはありますが、
そういう動きがあるものなんだという事実込みで暮らすべきかもしれませんね。

３月に大きなひずみが解放された訳ですから、その周辺での力の掛り具合も大きく狂っているはず。
“その周辺”と言っても地球規模の寸法ですから、私たちも大きな視野で受け止めたいものです。

前回用意した避難袋、そろそろもう一回点検しても良い頃かもしれませんね。
毎月１１日は防災の日と決めて、家の中のあれこれを総点検、防災グッズの確認、避難についての会話等、
続けて行くつもりです。
たぶん、大きな余震、または誘発地震は必ず来ますよね。
喉元過ぎればキレイさっぱり忘れちゃいけないこと。

６月のカレンダーをめくると、７月１１日の欄に息子が書いた文字がありました。
『じしんの日』
今年の残りのカレンダーにも書いておこうと思います。