これは面白い企画。

　こういう企画は面白い。

「それって陰謀論じゃないですか？」闇の国家「ディープステート」を信じる著名人一人一人に会ってみたら…どうなった？

　上記の記事と意見は違うが結局目の前の問題一つ一つに誠実に向き合おうとする人間がどんどん減っているから陰謀論が流行るわけで「タイパ・コスパ」で考えたら世の中の複雑な問題がバラバラに存在していると考えるよりも陰謀でつながっていると考えた方が楽で分かりやすいのだ。ただしそれは問題を先送りする事はできても解決には何の意味も果たさない。物によっては複雑に絡み合う問題を一気に解決するような方策もあるのかもしれないが、それを「ディープステート」によるものだといっても何の解決にもならない。実態の無いものは大概において存在も無いのだ。とはいえ世の中を理解する概念としての用語としては使えそうなものもある。「国際金融資本」という言葉は恐らくそんな実態は無いだろう。だが、そう錯覚させる状況は起きる。市場は一度方向が決まって動き出せば一斉にその方向に向けて動き出すのだ。とはいえそれは「マグロの群れが大きな魚に擬態しているようなもの」で大きな魚がいるわけでは無い。それでも「国際金融資本」が動き出せばマーケット全体がその方向に動き社会もそれに連動するという状況が図らずも生まれる。だがそこに「操縦役」はいない。群れが一斉に動き出すから止められないのだ。「ディープステート」にしても同じようなところがある。世界にとっての議題が共通化して世界がその問題の解決に動き出すと何処か一国の意向など容易に踏み潰して進むのだ。それを「ディープステート」と呼んでいるだけ。あたかも実態があるように感じてしまうのだ。あくまでも「現象」なんだが陰謀論者に言っても解らないだろうなあ。

これで予算だけ通してどうする？

　予算が通らないと復興が遅れるかのような事を言い続けている人がいるようだが、これでどうやって復興させる気だ？

能登６市町の倒壊家屋、「公費解体」ゼロ…被害認定調査や罹災証明書の交付に遅れ

　被災した家屋の被害認定すらできていない状況で復興なんかあるわけが無い。壊れた建物を取り壊せないんだから復興できるわけが無い。いざとなれば保険会社に協力を仰いででもやればいいし、最低でも東北や熊本のように実際に被害認定調査をやった経験のある自治体に協力してもらうような事もできただろうに２カ月経って何をやっているんだろうか？自民党の対応があまりに遅すぎるし馳も仕事をしている姿がまるで見えない。この状況で被害算定もできないのに予算だけ通して予算額が足りているのか多いのかという目途も立たないのに当てずっぽうで予算案を通して後で大外れだった時にどうするのだろうか？右翼は算数すらできない奴がいるからこういう事もわからないんだろうけど。

思ったよりやるもんだ。

　実は今まで評価していなかった政治家だがこういう時には意外に仕事ができるとは思わなかった。

来年度予算案めぐり与野党攻防が激化　立憲・山井議員は過去最長“2時間54分”の趣旨弁明

　大体、この議員を誹謗中傷している人間はそもそも今回の予算案をちゃんと理解しているのだろうか？知っているのは能登地震の復興予算が含まれている事ぐらいじゃなかろうか？与党の予算案の審議もロクにやらないまま予算を通して後で泣くのは国民になる事に自覚も無い連中が躍起になって山井非難に明け暮れているが自民党からいくら貰ったのかねえ？Ｄａｐｐｉみたいに金貰ってやってるならともかく、無給でお仕事なら馬鹿げている。いくらか貰っても、税金でその分吸い上げられるという自覚も無い奴が政治を語るんだから日本のGDPはどんどん下がるわけだ。そもそもこの趣旨弁明の演説は予算成立までにやるべき「８０時間の審議をロクにやらないまま予算だけを通そうとする仕事をしないで給料だけ取る自民党」が予算の採決を強行しようとしたから起きたのであり「仕事をしないで裏金作りをして給料を貰う自民党」がちゃんと予算審議をしていればそもそもこういう事態にならなかったのだ。国民だってここまでしなければ「自民党が仕事をしないで裏金ばかり作っていい加減な予算案を通した」事実を知る機会は無いわけで、それを伝えないで政界のゲームとしてしかこの問題を矮小化するメディアも自分の役割を理解しているのだろうか？もっとも同じ野党でも自分の役割を理解せずに統一教会傘下の連合と仲良しこよしで仕事をしている振りの政党も何を考えているのかねえ？

国民・榛葉幹事長「こんな昭和の政治をやっていると…」衆院本会議での立民の審議引き延ばしに苦言

　で、あなたたちは何をやったの？例のトリガー条項の件も偉そうな事を言って何の成果も出せなかった事に対する弁明は何時するんですか？自分達はスマートなやり方で何かをやっているかの振りをして何か成果を出したんですか？パフォーマンスすらできないで何時まで給料だけ貰い続けるつもりですか？労働貴族ごっこしてないで労働してください。

相変わらずの右翼しぐさ。

　これだから右翼は信用できない。

朝日新聞は憲法の「信教の自由」を否定するのか　自衛隊幹部の靖国参拝　ソ連のスターリン体制想起、脅迫まがいの社説を堂々展開

　そもそも自衛隊幹部の参拝が問題になったのは幹部が「公用車で」参拝に行った事が発端であの時に公私混同で問題になったわけだが、今回は「自衛隊の研修という公的行事」に自衛官を宗教法人の施設に参拝に行かせたのが問題であって「公務」に何で「宗教法人の施設」へ参拝に行くのが「信教の自由の否定」になるのか？むしろ「特定の宗教施設への参拝の強要」であって起きている事と書いてある事が逆である。上記の記事を書いた人間は早稲田大学の教員らしいが早稲田大学の教員研修で統一教会の施設への参拝があったらこの人は行って現地で統一教会の教えを聞いて記念写真を撮ってくるのだろうか？そういう事が起きているのに何を考えているのだろうか？これは幹部が練習艦の隊員を連れて行っての参拝で隊員は拒否できない状況なのだからこれこそ「全体主義」であって、これを擁護する方が脅迫以外の何物でも無い。上記の記事は無理があり過ぎて呆れるのだが、これがまだ言論人の文章としてウェブメディアとはいえ、記事になるのだから保守言論は終わっている。事実確認すらしないのは今に始まった事では無いが、この記事のレベルはＤａｐｐｉレベル。右翼にとって気に入らない事は「スターリン」だの「ソ連」だのという言葉を使えば何を書いても許されると思っているのだから保守や右翼は進歩が無い。何時まで言論ごっこをやってるのかねえ？