Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている
ジョン・エヴァレットミレイ展に行ってきました~
絵画展に行くのは、昨年のオルセー美術館展以来だと思うので、、、
久しぶり
感想。『すっごい良かった~』
10月26日(日)まで開催しているようなので、機会を見つけて
もう一度行きたいような心境・・・
実はミレイ展に興味を持ったきっかけは、
『崖の上のポニョ』
なんです!
こちらにでてくるポニョのお母さん『グランマーレ』
のモデルになったのが、なんでも、ミレイ作の『オフィーリア』とかで。
テレビでやってたんですよ、公開前の特集みたいな番組
そもそも、宮崎駿監督が、夏目漱石の草枕を読んで、そこにやたら『オフィーリア』が出てくるってことから始まり~
漱石がロンドン留学中になんでもこのミレイのオフィーリアに衝撃を受けたというらしいんです。
それで、宮崎監督が『このミレイの描いた絵をぜひみたい!』となり、
ロンドンのテートブリテン美術館まで、わざわざ見に行かれたとか。
そして、ものすごく衝撃を受けられたんですって。
絵の描き方。『本物を本物として描く』という描き方に衝撃を受けたとのことらしいんですが、すっごくこの番組みてて、気になっちゃいまして(笑)
この絵がメチャメチャ見たくなり、、、
本当は先週行きたかったのですが、、、、今日行ってきました
最初、『ミレイ』をすっかり『ミレー』と思いこんでいまってたんですが(笑)
あちらのミレーさんとは全然別のミレイさんだったんですね
なんだか、すごく想像力をかき立てられました
一枚の絵画から、すっごくストーリーを感じるというのでしょうか
あ、音声ガイドっていいですね。500円ですが、最近では、絵を見るときは
必ずこの音声ガイドを借りています。やっぱり詳しく解説してくれるので、
理解度が全然違うので~
気に行った絵はいくつかあったのですが、
まずは、やっぱり
■オフィーリア。
シェイクスピアの『ハムレット』の恋人がオフィーリアで、間違って自分の父親を殺してしまったらしいんです。ハムレットが。それでもう自分から気持ちが遠のいてしまったのではないかと、心を病んでしまう・・・(うーーー。間違って殺しちゃいけません!ハムレット!!)
オフィーリアは、8分ほどの解説ビデオを流してくれるコーナーがあり、
理解が深まりました。
惹きつけられました。(話題性もあるんでしょうけれど)
その他、気になったのは、
■マリアナ
財産を乗せた船が沈没して、恋人に捨てられてしまった女性の絵とかで。
行き場のない思いと満たされぬ思いなんかの描写がなんともいえない感じでした。
そのほか、
国王の護衛として勤め上げとても栄誉な仕事だった国王衛士の最後の
りりしい絵とか。こちら、手に握り締めたものは、解雇通告の書類だったりして。凛とした姿の背景にあるなんとも物悲しい胸の内みたいなものを描いていたり、、、、。
絵のタイトルも「しゃべってくれ!」とか「ハートは切り札」とか
とにかく、私好みのタイトル&描写で、本当に、ミレイ・・・好きかも!
って新たなる発見があり、今日はとても充実感がありました
また、機会をみつけて、見に行きたい!!
やっぱり『絵』はいいなぁ~
100年も150年も前に描かれたものだ!って想像するだけでワクワクします。
じーーーーっとキャンパスを見つめて、その上に塗られた油の絵の具のリアリティが好きです