韓流・映画・グルメ・・・・★IN MY LIFE☆

日々感じたことを気ままに綴るルンチェのブログ。

ゴーギャン展

2009-07-05 23:00:36 | 絵画展


昨日。ゴーギャン展行ってきました~

私はいつも音声ガイドプログラムを借りるのですが、
今回。ゴーギャンの声が奥田瑛ニ(ナレーションは女性です)

東京国立近代美術館に来たのは、数年ぶり~

ゴッホ展以来。あの時は、終わり間際に行ったので入館するのにすっごく並んだ記憶があるなので。7月3日から始まったゴーギャン展。また終わりに近づくについれて、混むだろうと思ったので、もう。早速行って来たっ。そんなに混んでもいなくて正解

とてもよかったです~

それにしても。ゴーギャン愛人がいすぎ(笑)っていうか。芸術家はみな。多いですね~。それが創作意欲の源にもなっていたりするんでしょうけど~

ゴーギャンがタヒチに行く前にパリに残してきた愛人と思われる女性の絵。(純潔の喪失)が印象に残っている。身ごもったその女性がその後どうなったのか・・・

ゴーギャンの絵には犬がたくさん描かれていて、自分を犬に置き換えているらしいのだけれど。とてもわかりやすい。

タヒチで感じていた孤独感のようなものとか・・・



100年以上も前に描かれた本物に触れると~

とてもドキドキしてくる~

大作。

『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』

大きな絵だ・・・音声ガイドに耳をかたむけながら

じーーーーーーーーーーーーーっ

しっかり見てきた。


土曜日の昼下がり~
たまには絵画鑑賞。いいな~


見終わった後は、
出口で友人と待ち合わせ~

2Fのクイーン・アリス・アクアでランチ~
ゴーギャン展にちなんだメーニューがあったので。
ソレを注文~

海の幸のリゾット

ゴーギャン展公式サイト
http://gauguin2009.jp/gauguin.html



セザンヌ主義

2009-01-25 14:36:31 | 絵画展



昨日。学生時代の友人Mちゃんと横浜美術館で開催中(1/25まで)の『セザンヌ主義』観に行ってきました~

美術館に入ろうとしたとき。ふっと声をかけられました「もしかして、これから行かれますか?」品の良いおばさまだ。

「はい」と。

なんとっ。1枚無料券を頂いてしまった~(わーい


なので、1枚(1,400円)を購入させていただき。
わたしたちは。700円で~♪「セザンヌ主義」を鑑賞させていただいた~♪

いいこともあるもんだなぁ
おばさま。ありがとうございました~


さて。セザンヌ。正直言いますと。あまり好きな画家ではないのですが、

「父と呼ばれる画家」

自然の印象ではなく、構造を解読した画家として、ピカソやブラックなどに影響を与えた偉大なるお方だ!!

ということで。お勉強してきました~


本棚にあった、こんな本を引っ張り出し、「セザンヌ」のところを読む。


絵画は、常に物語や象徴などを伝える手段だった。しかし、セザンヌは、構図やタッチ、色彩という純粋な絵画的な要素に価値があるという考えを成立させたのだ。
これが、現代絵画の父といわれる所以でもある。


むむむむむーーーーー。
そうだったのかーーーー。

セザンヌのほかに、ピカソ、モディリアーニ・ドニ・ブラック・日本の画家(岸田劉生など)の作品も展示されていた。
とにかく。セザンヌに影響を受けたというのが、とてもよく見てとれた~。


水浴の絵は、、、、たぶん初めてみたかもしれない・・・。

自然を円筒形と球形と円すい形によって扱いなさい。
自然は平面より深さにおいて存在します。そのため、赤と黄で示される光の震動の中に空気を感じさせる青色系を入れる必要があるのです!!!

⇒セザンヌの名言といえばコレだとか。
後々にまで大きな影響を残したことばだとか。


画家たちにセザンヌの信奉者は多い。たとえば、ピカソやブラックはセザンヌの影響を受けて、キュビスム(キュビスムの語源はキューブ(立方体)です)の作品を生んでいく。


勉強になりました~。セザンヌ様!!!
やっぱり。本ものはいいな~。
100年以上も前に描かれた絵。本ものがあると思うと、それだけでワクワクします


セザンヌ見に行ったくせに、結局ポストカードは、ピカソ・マティス・アンディ・ウォーホールを購入


ミレイ展に行ってきました

2008-09-14 00:29:35 | 絵画展


Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている
ジョン・エヴァレットミレイ展に行ってきました~

絵画展に行くのは、昨年のオルセー美術館展以来だと思うので、、、
久しぶり

感想。『すっごい良かった~

10月26日(日)まで開催しているようなので、機会を見つけて
もう一度行きたいような心境・・・

実はミレイ展に興味を持ったきっかけは、

『崖の上のポニョ』

なんです!

こちらにでてくるポニョのお母さん『グランマーレ』
のモデルになったのが、なんでも、ミレイ作の『オフィーリア』とかで。

テレビでやってたんですよ、公開前の特集みたいな番組

そもそも、宮崎駿監督が、夏目漱石の草枕を読んで、そこにやたら『オフィーリア』が出てくるってことから始まり~

漱石がロンドン留学中になんでもこのミレイのオフィーリアに衝撃を受けたというらしいんです。
それで、宮崎監督が『このミレイの描いた絵をぜひみたい!』となり、
ロンドンのテートブリテン美術館まで、わざわざ見に行かれたとか。

そして、ものすごく衝撃を受けられたんですって。
絵の描き方。『本物を本物として描く』という描き方に衝撃を受けたとのことらしいんですが、すっごくこの番組みてて、気になっちゃいまして(笑)

この絵がメチャメチャ見たくなり、、、
本当は先週行きたかったのですが、、、、今日行ってきました

最初、『ミレイ』をすっかり『ミレー』と思いこんでいまってたんですが(笑)
あちらのミレーさんとは全然別のミレイさんだったんですね

なんだか、すごく想像力をかき立てられました
一枚の絵画から、すっごくストーリーを感じるというのでしょうか

あ、音声ガイドっていいですね。500円ですが、最近では、絵を見るときは
必ずこの音声ガイドを借りています。やっぱり詳しく解説してくれるので、
理解度が全然違うので~

気に行った絵はいくつかあったのですが、

まずは、やっぱり

■オフィーリア。


シェイクスピアの『ハムレット』の恋人がオフィーリアで、間違って自分の父親を殺してしまったらしいんです。ハムレットが。それでもう自分から気持ちが遠のいてしまったのではないかと、心を病んでしまう・・・(うーーー。間違って殺しちゃいけません!ハムレット!!

オフィーリアは、8分ほどの解説ビデオを流してくれるコーナーがあり、
理解が深まりました。

惹きつけられました。(話題性もあるんでしょうけれど


その他、気になったのは、
■マリアナ


財産を乗せた船が沈没して、恋人に捨てられてしまった女性の絵とかで。
行き場のない思いと満たされぬ思いなんかの描写がなんともいえない感じでした。

そのほか、

国王の護衛として勤め上げとても栄誉な仕事だった国王衛士の最後の
りりしい絵とか。こちら、手に握り締めたものは、解雇通告の書類だったりして。凛とした姿の背景にあるなんとも物悲しい胸の内みたいなものを描いていたり、、、、。


絵のタイトルも「しゃべってくれ!」とか「ハートは切り札」とか
とにかく、私好みのタイトル&描写で、本当に、ミレイ・・・好きかも!
って新たなる発見があり、今日はとても充実感がありました

また、機会をみつけて、見に行きたい!!

やっぱり『絵』はいいなぁ~
100年も150年も前に描かれたものだ!って想像するだけでワクワクします。
じーーーーっとキャンパスを見つめて、その上に塗られた油の絵の具のリアリティが好きです