他人事ではない・・・

2010-03-30 | 手術後一年経過~
今朝、ぞーっとするニュースを聞きました。許せないミスです

以下、読売新聞より転載。

「腎臓左右取り違え摘出 小山市民病院 確認怠りミス相次ぐ」

 小山市若木町の小山市民病院(河原崎秀雄院長)は29日、
60歳代の腎臓がん患者に対し、担当した泌尿器科長(48)と医師(40)の2人が、
左右を取り違えて正常な腎臓を摘出する医療ミスがあったと発表した。

 同病院は患者と家族に謝罪し、2人を謹慎処分とした。
2人が、腎臓の左右の確認を怠ったことが原因で、
病院は「再発防止策を徹底したい」と話している。

 発表によると、泌尿器科長らは2月10日、
がん患者の右の腎臓を摘出するはずだったが、
誤って正常な左の腎臓を摘出した。
摘出した腎臓にがんが見当たらないため、
泌尿器科長らはミスに気付いた。数時間後、
摘出した左の腎臓を元に戻す手術を行ったが、
腎臓は機能せず、3月18日、別の病院で摘出した。

 摘出予定だった右の腎臓は、患者の体力を考え、
摘出していない。今のところ正常に機能しているが、
今後がんが悪化すれば、右の腎臓も摘出することになるという。

 病院によると、泌尿器科長が手術前に治療する場所の皮膚に
油性マジックで手術部位を示す「マーキング」をしなかった上、
もう1人の医師が腎臓のCT(コンピューター断層撮影法)写真の
裏表を間違ったことから、左右を取り違えて手術してしまった。

 同病院では、肺や眼球など、左右2つある部位を手術する際は、
執刀医がマーキングをしてから手術をするよう内規で定めている。
泌尿器科長は、病院の調査に対し、「外来診療と手術で忙しく、
本来注意すべき点をうっかり忘れてしまった」などと話しているという。

 CT写真には、右と左を示す印がついており、
裏表を十分に確認し、患者のカルテを見直していればミスは防げたという。

 同病院は再発防止策として、皮膚マーキングのない患者は、
手術室に入れないようにした。また、手術を受ける患者の氏名や性別、
手術の方法、CT写真の裏表などを確認するチェックシートを作り、
執刀医全員で手術前に確認を徹底するとしている。

 河原崎院長は「病院全体で反省している。あってはならないミスで、
二度と起きないよう対策を徹底したい」と話している。

(2010年3月30日 読売新聞)


以上、転載終わり。


・・・ご本人様、ご家族様の心中は察するに余りあります

CT写真の裏表を間違えたとありますが、
肝臓や胃の部分が逆に写っていることにさえ
気が付かなかったのでしょうか・・・?ありえません~~!


夫の腎臓摘出手術当日、私の母が担当の看護師さんに、
「絶対に左右間違えないように!それだけはお願いします!」としつこく言っていて、
「もう、お母さんは心配性なんだから・・・大丈夫よ」と苦笑していましたが、
その後、手術直前に「点滴の間違いがあった」と聞いたときには
背中がサーッと冷たくなったことを、今でも思い出します


恐ろしいのは気のゆるみから起こる小さいミスが連続して、
取り返しのつかない大きなミスに繋がっていくことです。

自戒の念を込めて。。。

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