RAVERS CAGE

「RAVER達の檻」
日米玩具紹介など。

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夏休み企画:フィギュア補修法

2007-08-25 | CUSTOM
さて、前回お約束したフィギュアの補修法です。

まずちぎれた関節の修復から。大抵回転軸がちぎれるのですが、ちぎれた軸を回収できるかで
けっこう変わってきます。

まず軸が埋まったパーツを熱いお湯に30~60秒漬けます。その後に尖ったものを
折れた軸の真ん中に刺して「エイヤッ!」とこじると抜ける場合があります。抜けなくても
ラジオペンチやなんかでつまむ事ができればしめたモノです。そのまま引っこ抜きましょう。

お湯に漬けたPVC(フィギュアの材質、塩ビです)は容易に変形するため、多少変形させても
すぐ元に戻せます。(またお湯にしばらく漬けてすぐ冷水で冷やす)

そして上手く抜けた場合。



このように加工して元通りにします。ピンバイスで軸と元パーツに穴を開け、真鍮線で
補強する訳です。俺は1.5mmの真鍮線を使っています。

元パーツの癒着の元、関節に流れ込んだ塗料は綺麗に取っておきましょう。


次に抜けそうにない場合。思い切って軸と受けを新造します。
画像は全くの新造(アイアンスパイディの前腕に回転軸を追加)です。



ゴメン間違えた。4mmワイヤーだw

こんだけ。簡単でしょ?軸がゆるい場合は金属の軸を多少ヤスリで荒らせばよくなります。

ちなみに差し込む相手の材質もPVCなので6インチフィギュア程度ならポリキャップ等は
埋め込む必要ありません。充分保持できます。もし重い武器等を持たせる場合は
埋め込んだ方が良いかもしれません。


材料、工具はほぼ百均で揃える事ができます。ピンバイス(ドリル)とアルミワイヤー
(プラ棒でも可)、後はデザインナイフやラジオペンチなんかがあると便利ですよ~。


以上、簡単に説明してみました。経験上一番直しにくいのはモモの回転軸です。ここが
ちぎれた場合ヘタするとあきらめる必要(もしくはリボ関節埋め込み等の大手術)があります。
皆さん気をつけましょう。


一応リボ関節を買ってはみたものの使い道が見つからなくて困っているHARRYでしたw