やっぱり難しい。
日本が国連の常任理事国になることに反対してインターネットでデモを
呼びかけたのをきっかけに中国の各地でデモが起き中国当局がある程度、
黙認するかたちをとったため、それが暴徒化し、日中の大問題になってし
まった。
今、中国に行くことがいいことか、今はやめるとしてもこの問題は依然と
して続くのだから、なおさら難しい。
この背景にはかって日本軍が中国大陸を侵略して多くの中国人を殺害し
大変な被害を与えた。それが、なにかのきっかけで何時噴出すかわから
ない、という意見がある。その点はそのとおりなのだが実はそればかり
ではない、と思う。
デモの中心は侵略を知らない世代なのだ。ここに
香港の日本人の方
のレポートがあるので読んでもらいたい。
江沢民時代の愛国教育(裏返せば反日教育)を受けた世代なのだ。
つまり中国の内政問題も大きな要素になっている気がする。
だからといって日本の犯した罪は変わらないのも、もちろんだ。
中国(韓国も)では靖国参拝が大きな問題となっているようだ。いわゆ
るA級戦犯の合祀が問題なのだ。昭和天皇は反対の意向だったようだが
宮司が合祀したようだ。その後、昭和天皇は一度も靖国に参拝していな
いという。
多くの日本人も戦争の被害者で戦争犯罪者、とくにA級戦犯さえ合祀さ
れていなければ中国も首相の参拝に異議はないという。合祀されている
以上容認できないのだという。
いわば靖国参拝が侵略に対する反省の象徴になっているのだ。この間
「朝まで生テレビ」でもこの問題をやっていた。最後の1時間位しか見
なかったが、なかなか議論百出でまとまらなかった。個人的には靖国
参拝はやめた方がいいと思うのだが。
なぜかというと、東アジアの人々の日本を見る眼は「日本は天皇制はそ
のままだし、戦時の政治家も復活しているのだし本当に反省しているの
か」とみているようだ。象徴となっている靖国で譲ってもいいのでは
と思うのだが、どうでしょう。
ある著名(名前が出てこない)な、お医者さんが、「731部隊の解剖映像
を見たり南京虐殺の記念館も見ました。問題は何回謝ったかではなく、
そのことを心に置いてこれからも行動することだと思う」という意味の
ことを言ってましたが、そのとおりだと思う。
侵略したことを心に置いて、これからも中国旅行をしたいと思う。
日本と中国の貿易はそれぞれ20パーセント位までになり、もう、お互いに
共生していくしかないのだから。
それに革命以前の数千年の歴史、史跡、広大な大陸、情緒のある紹興、蘇州
などの都市をもっと見たいから。
ちょっと、まとまりがなくて、、、、すみません。