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はい。こちら農水省製麺局ラーメン課

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拉麺じゃかじゃか

2005-05-25 12:27:27 | ラーメン店調査 (36~40点)
営団地下鉄東西線の落合駅から徒歩1分程度のところ(早稲田通り沿い)にある新店。木製のログハウス風の板に真っ赤な文字で「じゃかじゃか」と大書された看板はイヤでも目立つ。ライト豚骨醤油系の「らーめん」、昔ながらの醤油味である「支那そば」、豚骨魚介系の「つけそば」の3種類の品を同時に作る。

木材の温もりを活かした店内は毎晩、この店のラーメンを求める客がひっきりなしに出入りしており人気の高さを窺わせる。代表メニューである「らーめん」の売り文句が「ライト豚骨」であることが功を奏しているのかカップル客が多いのが特徴だ。

これはどうしてなのか未だに明確な理由がよく判らないのだが、「ライト豚骨系」を掲げる店にはカップル客が多く並ぶ傾向がある。池袋の「屯ちん」「光麺」などはその最たる例だ。私は個人的にはそれ程突出して旨いラーメンが出るジャンルではないと思っているのだが、いったいどうしてだろうか。

それはさておき、私は「ラーメン」を味玉入りでオーダーした。この店のデフォルトが豚骨醤油系の「ラーメン」だからである。この日の2軒目ということもあったので本当は「支那そば」をオーダーしたかったのだが、明らかにデフォルトが「ラーメン」なのだからやむを得ない。必ずしも個人的に食べたいメニューとは異なるメニューをオーダーしなければならない事態に遭遇することもラーメン課の仕事をしていれば珍しくはないのである。

出てきた品はやや小振りの丼に入った茶褐色のスープに「天下一品」のような麺(縮れの弱い中細麺)が盛られたいかにも一般的な豚骨醤油らーめんであり、新奇性に乏しい。スープは飲み進めていく内にやや舌がピリピリする。厨房を見ている限りにおいてはそのような雰囲気は全くしないのであるが、もしかすると化調を使っているのだろうか(私の錯覚だろうか)。ちなみにスープの味わいとしては醤油よりも豚骨の方が強く出ている感じがした。

麺は「天下一品」っぽい麺の割にはかん水臭さがなく食べやすいものであった。具はやや良いといったところか。それ程強い印象が残っているわけではないが悪くはなかったと思う。

評価としては麺:9点、スープ:11点、具:4点、バランス:7点、将来性:7点の合計38点。

一昔前に一世を風靡したライトな豚骨醤油らーめん系そのもののテイストであり、現在では関西圏の有名店にこのようなラーメンを出す店が多いのだろうなぁという印象を強く抱いた。好きな人は好きなんだろうけど私としてはお勧めはできないと言わざるを得ない。


所在地:落合
実食日:2004年3月

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