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日記

あっ! いーじわるぅー

ユウロピウム 63 Eu

2006-05-29 13:50:29 | Weblog
 一応晴れてはいるが、雲がかなり多い。もう五月も終わろうと言うのに、なかなか五月晴れは見られない。午後からは、雲の方が優勢になってしまった。

      ユウロピウム Eu(Europium) 原子番号 63 原子量 151.964
 ユウロピウムとは、63の陽子と63の電子で構成されている原子。
核の中に陽子63、中性子が88のユウロピウム原子 63Eu151 (47.81%)と、
         90の中性子を持つユウロピウム原子 63Eu153 (52.19%)の、同位体と、
86ε の中性子を持つユウロピウム原子 63Eu149(電子捕獲→62Sm149, 半減期 72.49分)と、
87ε の中性子を持つユウロピウム原子 63Eu150(電子捕獲→62Sm150, 半減期 36.9年)と、
89ε,β- の中性子を持つユウロピウム原子 63Eu152 (72.1:電子捕獲→62Sm152,
                             27.9:β崩壊→64Gd152, 半減期 13.516年)と、
91ε,β- の中性子を持つユウロピウム原子 63Eu154 (0.02:電子捕獲→62Sm154,
                              99.98:β崩壊→64Gd154, 半減期 8.593年)と、
92β- の中性子を持つユウロピウム原子 63Eu155(β崩壊→64Gd155, 半減期 4.7611年)と、
93β- の中性子を持つユウロピウム原子 63Eu156(β崩壊→64Gd156, 半減期 15.19日)の、
                                             放射性同位体がある。

 ユウロピウムとは、第3族・稀土類・ランタノイド元素[4f-7,5d-0,6s-2]。 常温, 常圧で、体心立方の結晶構造で銀白色の金属。  比重 5.243。 原子価は、+2価、+3価である。 水には反応しにくいが、熱水、酸には溶易い。 アンモニア(液体)に溶ける。ハロゲン元素と反応し、空気中で酸化され、高温で燃えて、少し赤みを帯びた白い粉末の 酸化ユウロピウム(EU2O3)となる。

 ユウロピウムは、地核中に 2.1ppm 存在。モズナ石, バストネス石の鉱石に含まれる。塩化物と塩化ナトリウムの混合物を溶融電解して単体を得る。

 ユウロピウムは、カラーテレビの赤の発光体や高圧水銀灯の発光体やレーザーに使われる。 ユウロピウムカルコゲナイドは、磁性半導体として使われる。{コバルトクロム(CoCr)は、 垂直磁気を示し、カルコゲン化合物磁性体(CdCr2Se4, CoCr2Se4)を作る。 ランタノイド元素は、希土類モノカルコゲナイド磁性体(EuO, EuS, EuSe, EuTe)を作る。 鉄を、酸化ユウロピウムと人工格子にすることで、垂直磁気を示す}

    融点   822℃
    沸点  1597℃

 ユウロピウムは、ヨーロッパ(Europe)に由来する。

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