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日記

あっ! いーじわるぅー

セレン 34 Se 

2006-04-30 21:57:47 | Weblog
 今日も曇り。午後から暫く陽が射していたが、15:00 頃から 又 雲ってしまった。

     セレン Se (Selenium)  原子番号 34  原子量 78.971

 セレンとは、34の陽子と34の電子で構成されている原子。
核の中に陽子34、中性子が40のセレン原子 34Se74 (0.89%)と、
         42の中性子を持つセレン原子 34Se76 (9.37%)と、
         43の中性子を持つセレン原子 34Se77 (7.63%)と、
         44の中性子を持つセレン原子 34Se78 (23.77%)と、
         46の中性子を持つセレン原子 34Se80 (49.61%)の、同位体と、

48β-β- の中性子を持つセレン原子 34Se82 (倍 β崩壊→36Kr82,
                        半減期 10800垓年 8.73%)の、天然放射性同位体と、

38ε の中性子を持つセレン原子 34Se72 ( 電子捕獲→33As72, 半減期 8.4日)と、
39ε の中性子を持つセレン原子 34Se73 ( 電子捕獲→33As73, 半減期 7.15時)と、
41ε の中性子を持つセレン原子 34Se75 ( 電子捕獲→33As75, 半減期 119.779日)と、
45β- の中性子を持つセレン原子 34Se79 ( β崩壊→35Br79, 半減期 113万年)と、
47β- の中性子を持つセレン原子 34Se81 ( β崩壊→35Br81, 半減期 18.45分)と、
49β- の中性子を持つセレン原子 34Se83 ( β崩壊→35Br83, 半減期 22.3分)と、
50β- の中性子を持つセレン原子 34Se84 ( β崩壊→35Br84, 半減期 3.10分)の、
                                          放射性同位体がある。  
  
 セレンとは、第16族・酸素族元素で、 原子価は、 0価, ±2価, +4価, +6価である。 空気中で青白い炎を上げて燃え、白色粉末の二酸化セレン(SeO2)になる。  水・塩酸・機硫酸には不溶。 濃硫酸と熱すると亜セレン酸となり二酸化硫黄を放出する。

 セレンには、灰色セレン, 赤色セレン, 黒色セレンの同素体がある。
 ★灰色セレン(金属セレン)  硫化鉱物を焼いた灰、または白色粉末の二酸化セレン(SeO2)の水溶液を二酸化硫黄(SO2)で還元して得られる。 A型, B型があり、A型は、B型に変わりやすく、常温でB型が安定。 B型は、六方最密の鎖状構造。  比重  4.8。 水に不溶だが、二硫化炭素(CS2)に溶け、熱濃硫酸と反応する。燃やすと不快臭のある二酸化セレンの気体が発生する。  半導体性、光伝導性があり、コピー機の感光ドラムに使われる。  整流器に使われたり、ガラスの着色剤、脱色剤に使われる。
    融点  217℃  液体セレンは 赤褐色
    沸点  684.9℃  気体セレンは 暗褐色でSe8分子  900℃でSe2分子

 ★赤色セレン(結晶セレン)  無定形セレンの二硫化炭素溶液を72℃以下で徐々に蒸発させるとα型が得られ、急に蒸発させるとβ型が得られる。 王冠型のSe8分子の粉末状の単斜結晶構造。 60~80℃で灰色セレンになる。 絶縁体。

 ★黒色セレン  無定形セレンの融解セレンを急冷して得られ、ガラス状で、硬くてもろく、70~73℃で高い弾性をもつ。60~80℃に保つと灰色セレンになる。絶縁体で、可視光で鋭い吸収端をもつ光伝導性がある。

 セレンは、地殻中に 0.05ppm 存在。 硫化鉱物を焼いた灰、または銅の電解精錬の電解槽沈殿物を燃焼して二酸化セレンとし、水溶液中で二酸化硫黄で還元する。
 
 セレンは、人体にとって必須微量元素であり、体内の抗酸化酵素の合成に必要。  水質汚濁、土壌汚染に係る。

 21:00 南東の空に、木星, アルクトゥルス, スピカ が見えるが、北東の空に、ベガの姿は見えない。

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