らくたこマックの行雲流水

たまには漕ぐかと言いつつ川を離れ、熊と隣り合わせで野山を駆け巡る。なんて外遊びは楽しいんだろうw

極北シベリアの原野で

2010-12-29 10:57:58 | ボーダーコリー
サモエド族は北極圏に隣接した中央シベリアで、トナカイの群れを食料の糧としていた遊牧民族である。サモエド(sahm-uh-yed)とは現地の言葉で「共食いすることのない自給自足の生活」を意味する。その民族の名がそのまま犬種名となったのがサモエドで、猟犬や橇犬として人と密接に関係しながら生活を共にしてきた。
体格の割に食事量が少なかったため、アムンゼンやスコットなどの極地踏破にも起用されたという。その活動は献身的で過酷な条件下であっても、自分の体重の2倍近い荷物を連日引き続けた。しかも喜びにあふれた表情を、常に失わなかったという。口角を上げてあたかも笑うような表情は「サモエド・スマイル」と呼ばれるほどだ。
ということで、ルークの初ドックラン『サモエド編』です。

ボー軍団がランを後にすると、ようやくルークにも一時の休息が訪れた。ディスクを投げると、いつものように元気一杯追いかけていく。初めての場所は今一つ調子が上がらないが、今日は集中力抜群で一連の行動をこなしている。ボー達の会合の場で、適切な助言を得たのかもしれない。
しかし、つかの間の休息は長くは続かない。そう!続いて登場したのが、かのサモエド軍団。穏やかだったフリースペースは、極北シベリアの原野へと一変したのだ。今度はサモ軍団に囲まれ追われる状況。しかもボディアタックされてふっ飛ばされた。ルークにはすまないが、見ている飼い主には大笑いの光景だ。こんな体験をいくつも重ね、心身ともに健全なボーダーコリーに育って欲しい。わずか3時間ほどの滞在だったが、そうとう疲れたんでしょうね。帰りの車中では、早々に眠りについたとさ(笑)

どこの若いモンだぁ

2010-12-28 07:37:02 | ボーダーコリー
すでにこの時から、不穏な空気を察していたのでしょう。わずか5段ほどの階段を上がるのに、何故か躊躇するルーク。今年最後の日曜日に、初めてのドックランを体験した。場所は北区屯田のドックストック。
近くでの買い物を済ませると、スパイスママが何気に言った「ちょっと見に行くか」が事の始まり。延々になっていた狂犬病の注射を、数日前に終えたので準備は整っていた。はなから見学だけのつもりだったので、ルークを車に残して施設を案内してもらう。広い場内を外階段から眺めていると...?!。ワラワラと群がるボーダーコリーの姿。ハハァ、この光景を目にして "見学だけ" という訳にはいきませんよね。

フリースペースに足を入れた途端に、一同の視線を一手に受ける。ルークの緊張感が、リードを通してヒシヒシと伝わってくるようだ。7頭のボー軍団との距離が狭まると、ワッと囲まれルークの姿は黒白の山に消え去った。輪のなかでは「生まれはどこなの」とか、「自己紹介しなよ」なんて言われていたのでしょう。ちなみに「どこの若いモンだぁ」などと凄むような、品のないボーダーは一頭もおりません。
公園友達の小梅ちゃんやモカちゃんに繰り出す、威勢のいい猫パンチも影を潜めています。耳も尻尾も体の中に収めて、まるで別の犬種のようだ。詰め寄られてお尻のニオイを嗅がれ、目の前でワン!と吠えられる。犬同士のルールだけは人には教えられない。ここで多くの教えを、得てほしいものだ。それにしても成犬のボーダーコリーと一緒にいると、ホント小っちゃくて貧相な姿だ。まるでノラ犬のようだよ(笑)

雪だるまを作ろう

2010-12-27 07:26:10 | ボーダーコリー
この時期らしからぬ、湿った雪が降る祭日。近くに住む妹の子供たちに、クリスマスのプレゼントを届けに行く。3人ともなると出費もそれなりで、この状況はお年玉までなだれ込む。
ここの子供たちは揃って動物や昆虫が苦手だ。部屋の中にゲジゲシが出ただけで、小学5年の甥っ子を筆頭に大騒ぎ。私がこの歳の頃は、トンボに糸を付けて部屋の中で飛ばしていた。こんな遊びもどうかとは思うが、概して子供は残酷なものだ。こうして生と死の意味を、少しずつ理解していくのだと思う。

3人のなかで特に動物が苦手な小学1年の姪っ子が、珍しくルークと散歩に行きたいと言い出した。チョコッと頭を撫でるのが精一杯だというのに、彼女にとっては大した冒険だ。となると来春に幼稚園児になる末っ子も黙っていない。かくしてスパイスママが手を引いて、4人と1頭で降りしきるベタ雪のなか家を出る。
歩いて10分ほどの大きな公園に向かう途中で、ルークはオシッコもウンチもした。案の定、姪っ子たちは大騒ぎだ。当然、こんな雪のなかで公園で遊ぶのは私たちだけ。追っかけっこしながら、子供たちの矯声が響く。みんなで雪だるまを2つ作ると、ルークが傍らでガジガジする。オーイ!姪っ子たちに怒られるぞ~(笑)

赤がお似合いですよ

2010-12-21 07:21:34 | ボーダーコリー
わが家にもサンタクロースがやって来た。いつかは買ってくると思っていたが、やはりスパイスママは期待を裏切らない。ルーク初めてのコスプレは、クリスマスバージョンとなった。それにしても着せるのに一苦労。噛むわ暴れるわの、必死の抵抗をみせる。ちょっとサイズが小さかったようで、ボンレスハムを彷彿させるがご愛敬。なにせ200円の代物らしいので上出来でしょう。嫌がるルークをよそにピチピチのフードを被せると、まるでカワウソのような姿だ。二人で大笑いすると、恨めしげな表情で睨まれた。いえいえルーク君、赤がとってもお似合いですよ。今度は100均で三角帽子も買ってきてもらおう。

今まで出来なかったことが出来た喜びは、人でも犬でも一緒だと思う。今日、車のドアを開けると初めて自ら乗り込んだ。ウチの車はRV車なのでひとっ飛びという訳にはいかないが、ステップから床、床から座席へと三段跳びの要領で上った。何も教えていないので、まさに自分の意思である。わずか2ヶ月前までは、車酔いでヨダレを垂らしていたというのに。車でのお出掛けを楽しみにしてるのだ。そう思うと感慨もひとしおである。これからも予想していなかったことが、突然できて驚かされるんだろうなぁ。いつの日か冷蔵庫を開けてビールを持って来たら、私はとってもウレシイぞぉ(笑)

柄は同じです

2010-12-17 07:40:26 | スモーク
野生に生息するウズラは渡り鳥らしい。春から夏にかけて北海道・本州北部で繁殖し、冬には本州中部南で越冬するという。野鳥図鑑を見ると観察難易度は星4つなので、目にするのは稀のようですね。
ウズラの『ウ』は「草むら」のこと、『ズラ』は群がるという意味の「つら」に由来している。"草むらに群がる" という名の通り、低木がまばらに生えた草原に生息しているという。ちなみに、野生のウズラは一年間に7~12個しか卵を産まないが、採卵用のものは220~230個以上も産むらしい。鶏と同じく25時間おきに産卵するというから驚きだ。ということで、今回はポコポコ産み落とされた、ウズラの卵を使って燻製を作りましょう。

普通にスーパーで陳列されているが、有精卵が混じっていることがあるらしい。38℃で17日間、愛情こめて温めるとふ化するかもよ。褐色のまだら模様が特徴だが、なにやら個体ごとに柄が決まっているらしい。なので一羽の雌が産む卵は、すべて同じ柄になるそうだ。
肝心のスモークのお話し。近所のスーパーで北海道産を1パックを買ってくる。まずは半熟にゆでなければいけないが、まったく時間の見当がつかない。とりあえず、2分と3分に別けてゆでることにした。今さら殻を剥いて確認してもしょうがないので、そのまま食塩水に漬けて味つけ。スモークウッドはサクラを使い、3時間40℃で燻す。ついでにササミも一緒に作り、それらしく皿に盛り合わせて完成。恭しく口に放り込むと...完熟でした。味はバッチリなので、次回はストップウォッチが必要のようですね(笑)