my・あ~と

ようこそ『my・あ~と』へ・・日々の生活のなかであ~とを感じる瞬間や、発想のヒント、出会いなどなど書き綴みました

思いを+(プラス)する

2015年07月17日 | 海ガラス

娘が2歳くらいの頃、2人でよく近所の海に通っていました。

そこで見つけた丸みを帯びたガラス。

川や海に捨てられたガラス瓶が、岩にぶつかり割れ

更に何度も何度も岩や石にぶつかり、破片となり海の中をぷかぷかと彷徨いながら

岸にたどり着き、砂と波に研磨され、やがて浜辺にうちあげられる。

最初はカタチがあり、傷つき鋭い破片となり、やがて優しく丸みを帯びたガラスとして生まれ変わる。

浜辺に打ち上げられたガラスが、まるでその時の自分のように思へ

自分も新しく生まれ変われる!

 

そこから兎に角、何でもいいから働こう!と思ったとたん親戚から声がかかりお花屋さんで働くことに

しばらくして自分の店(カフェ)を持ったものの

家庭の事情等で閉めないといけない日が続き、思いついたのが海で出会ったガラス。。。

生まれ育った土地で採れたものを地域の店でうる

湯布院塚原の塚原にある一軒のお店に持っていった商品が

一月で、ほとんど売り切れていました。ほっ。。。

お店をたたむつもりでしたが、ガラスのおかげで継続^^

 

そして自分自身も絵を描くことからしばらく離れていましたが、復活です。

一件のお店から10件にまで増え

また、海ガラスには不思議な出会いがたくさん。

仕事にストレスを抱えふらり入ったお店で手にした海ガラスに元気をもらったと連絡いただいたり、20年もあっていない遠くに住む同級生が持っていたり

海ガラスをたどって私のところに来た方がその後取引のあるお店に勤め

更にお店の息子さんと結ばれたり

乗りに乗った日はすぎ、ここ1,2年スマートフォンの普及から携帯ストラップが売れなくなり

海外からの観光客が増え、中国人、韓国人に受ける物にしては・・・などの意見があり製作の手が止まっています。海ガラスも卒業かな・・・と思ってもいましたが、

フェイスブックで昨日のブログの投稿コメントで、『大切に持っている』という言葉を聞き

海ガラスに絵付けをする楽しみや他いろいろ思い出しました。

別府湾海ガラス・・・・別府の町に来た方が再びこの町に訪れることを願い、

ここにしかないもの、よい思い出になりますようにという思いがあったから、きっと

売れてきたのだろうなあと思います。

思いは重いと思い、思いをのせることは辞めていましたが

人の心を和ませるものをイメージして物づくりをしたいと

思う今日このごろです。