香港旅日記はちょっとお休みして、今回はたまたまうまくいった
スープのお話を書きたいと存じます。
ここのところまた少し帰りが遅く、キッチンに立つのが面倒な時
間に帰宅することもしばしば。でも食べないのはいけませんね。
冷蔵庫の中を見ると、あるのはコールスローと書かれたキャベツ
の千切りの袋。そろそろ賞味期限でございます。そこで女将、ち
ょっとひらめいたのでございます。
「こいつをスープで煮込んだらおいしいかも?」
着想は、ドイツで食べた「ザワークラフト」(キャベツの千切りの酢
漬け)とポトフからやってまいりました。
野菜のブイヨンを探しましたが見当たらなかったため、代用として
味の素の「鶏ガラスープ」を使用いたします。ところがこれが大当
たりでございます。”中華あじ”ではなく、ただの鶏スープが◎でご
ざいますよ!
600ccのお湯に「鶏がらスープ」を小さじ4杯。たったこれだけで、コ
クのあるおいしいスープが完成。ここにキャベツの千切りを入れて、
ややしなっとなるまで煮込み、あとは塩・白こしょうで味付けしてで
きあがり。調理時間は本当に5分くらいでございますよ。
温かくてあっさりしていて、それでキャベツがおいしいスープでござ
います。きっとこのスープ、パンにはもちろんのこと、チャーハンやソ
ース焼きそば、パスタ、そして白飯にも合うと思います。
実は今朝、そのスープにフランクフルト・ソーセージを2本入れて3分
ほど煮込み、ポトフ風にしていただきました。ソーセージにもスープ
の風味が程よく移って、またこれがおいしかったでございます。これ
からは常備食として、キャベツの千切りを買っておかなくちゃ。なん
たってこれ、近所のスーパーで1袋100円で売っております。野菜の
値段が下がらない昨今でございますが、キャベツで「早い・安い・う
まい!」が実現できました♪