深夜の馬鹿力

　毎週火曜日の朝は眠い。夜中にやってるラジオを聴いているのだ。その番組は、TBSラジオの「JUNK 伊集院光 深夜の馬鹿力」という。これがまた夜中だというのにテンションが高くて実におもしろい。夜に同局でやってる左に傾いてる聴取者参加型番組なんかより１００万倍楽しい。さすが噺家を目指した伊集院光氏だけあって、どんなネタでも笑いに変えてくれる。その番組を聞き始めたきっかけは、夜に眠つけなくてラジオをつけたことだった。寝付こうと思ったら公共放送のラジオ深夜便でも聞いていればそのうち眠りについてるであろうが、伊集院光氏は眠りにつくことを許さず、とうとう３時まで聴く羽目になってしまうのだった。それにしても伊集院光氏の頭の回転と知識は目を見張るものがある。聴いたことが無い人は一度聴いてみたらいい。

　昔、同じ曜日の同じ時間は他局のオールナイトニッポンを聴いていた。パーソナリティが中島みゆきだったからである。（ここで時代が分かるってもんか）当時の深夜ラジオは楽しかった。学生時代は夜中遅くまで起きてても、学校に行ってから眠かったらそれなりに寝れたもんだが（笑）、昼間の仕事をやってる社会人ともなったらそうはいかない。（瞬間的に居眠りはしてるかも・・・）

　小学生の頃から、自分はテレビを見てるよりもラジオを聴いてるのが好きだった。何しろ手軽だし何かをしながらでも邪魔にならないし、とにかく想像力がたくましくなる（ような気がする）。ラジオは聞き手がいくら幼くてもググっとオトナの世界に引き込んでくれるのがいい。そのおかげなのか、仮面ライダーやゴレンジャー、ウルトラマン、ガンダム等には大した興味を示すこともなかったため、オトナになった今、酒飲み話でそれらの話題が出てもついていけない自分がいる。今、小学生ぐらいのお子さんがいる家庭では、だらだらとテレビをつけるのではなくラジオを聴くこと・聴かせることをオススメする。すると世間のガキんちょとはひと味違う、オトナぶった子供に成長するかもしれない。（笑）