ぽけっとらじお

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謎の食べ物、「ゼリーフライ」

2005年05月12日 14時47分47秒 | 食文化?
 仕事で同僚と一緒に埼玉県の行田市に行った。自分は行田に行くのは初めてなので、何がどこにあるかはさっぱり分からない状態。クルマでウロついていると、同僚が「行田に来たならゼリーフライ食わなきゃダメでしょ!」と言う。
行田に来たからってのは置いといて、「ゼリーフライって何だ?」
頭にでっかいはてなマークがいくつも浮かんでくる。自分は、四角くてオブラートで包んであってそれに衣付けて揚げたやつか?!はたまたアップルパイのゼリー版みたいなもんか?などと頭を混乱させつつ、同僚はクルマを走らせてお目当ての店に到着。

店に入り、おしながきがズラリと並ぶ中、「ゼリーフライ(2個1人前)180円」がメニューのトップを飾っている。
「実に怪しい・・・」
勝手を知ったる同僚は、そのゼリーフライやらフライやらをおみやげ用にいくつか注文して10分ぐらい経過した頃、新聞紙にくるまれたパッケージが差し出される。
新聞紙にくるまれていない別のパッケージの中には、焦げ茶色した物体が2個、ホカホカと熱を発しながら納まっている。
「なんだこれは!」である。
同僚に勧められるまま、その怪しい物体を食してみる。
想像できるものはグロいものまでをも想像していた自分、これはいささか拍子抜けである。
「もしやこれは、もしや"おからコロッケ"みたいなもんじゃないか・・・」(敢えて小さく書いておく)
しかし味はこれまたコロッケとは似て非なる物。
この時点から謎の矛先は「ゼリーフライって名前はどっから来てるんだよ」になる。
店の入り口にある看板や店内に貼りだしてある記事には「ゼリーフライ」とは「銭富来」がナマったものだとの記載が。たしかに楕円形で小判の形と言われればそうかもしれない。しかし「おいおい、そこまでなまるなよ・・・」だ。
姿形は北海道の「わかさいも」が巨大化した図を想像してもらえると分かるかも。

行田市役所ホームページの観光コーナーには、ふらいマップも掲載されており、市内の至る所にある「ふらい」屋さんをみつけることが出来るし、
All About 料理のABCコーナーには、ご丁寧に作り方まで書いてある。

まぁネタとしては、なかなかおもしろそうだ。
仲間をだましに連れてこようか、はたまた他の店も回ってみようかという気になったぞ。
でも「行田、おそるべし。」だ。