ぽけっとらじお

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オホーツク海の流氷と観光

2005年02月23日 10時44分58秒 | Weblog
 この時期、北海道のオホーツク海側沿岸には流氷がある。北海道で見られる流氷はロシアにあるアムール川の河口で出来ると考えられていた。東西冷戦の頃の旧ソ連では、いくら研究目的とは言え簡単にソ連に近寄ることが出来なかったため、日本で見られる流氷は実はシベリア沿岸で発生した氷だったなんてことが分かったのはここ最近のことだ。そんな真冬のシベリアは、外気温マイナス40度、風速30~40メートルなどという場所だから、簡単に海水をも凍結させてしまうんだな。
 こないだ出張で行った北海道のラジオで「この冬一番の冷え込みです!」などと耳にしたのも、車内に放置したペットボトルのお茶がカチコチに凍ってるのを見たら、素直に納得できてしまうのである。ちなみにそのときの気温はマイナス16度だった。
 この時期のオホーツク海側は流氷観光シーズンで、普段は乗客が半分ぐらいしか乗っていない全日空の羽田-オホーツク紋別便もツアー客で盛況だった。個人的に思うのだが、紋別という場所は過度に観光地化されている訳でもなく、商魂たくましい訳でもない無難な(笑)地域なので、観光客も気取らない分、お客も気取れない。もし流氷を見に観光地へ来たぞ!という実感が欲しければ、紋別よりも網走やウトロあたりに行ってもらったほうが良いかもしれない。自分は、声のでかいオバチャン連中が闊歩するいかにも観光地化された観光地にはあんまり魅力は感じないってだけなので、これを読んだ方は深く考えないように。黙って流氷を眺めて感慨に浸りたいのなら紋別をオススメしておく。紋別市内の大山にあるオホーツクタワーから見える景色は冬の北海道を実感するには分かり易いところだと思うよ。紋別市ホームページ

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