じゅりちゃんからのお手紙。

8月22日木曜日


今日じゅりちゃんからのお手紙が発見されました

おそらく2年半前、兎ままのお誕生日に渡すために、一生懸命書いてくれたのでしょう。
とても可愛いきちんとしたお手紙です


じゅりちゃんは、兎の従妹の娘さん、親愛なるオバＱの孫で、2007年10月より兎せんせいの弟子としてお稽古をはじめました


踊りのセンスが光る、とても上手でかわいらしい踊り子でした

「ずっと一緒に兎せんせいとフラメンコを踊りたい」

そんな嬉しいことも言ってくれていました。




2008年11月
八王子生涯学習フェスティバル★



八王子アートムーチョ♪






八王子いちょう祭り



2009年11月
八王子アートムーチョ♪



そして最後のステージとなった2010年11月
八王子いちょう祭り



震災のあった2011年の3月。
じゅりちゃんは不幸な事故にあい、それからずっとベッドに横たわる日々となってしまいました。


一時は意識もなく、絶望的なときもありましたが、家族の献身的な毎日の介護と強い愛情で、病院の先生方もまったく予期しなかった奇跡的な回復を遂げ、いまはきちんとすべてのことを理解でき、笑顔でこたえてくれるようになりました


まだ声も出ず、かろうじて片腕が動かせる程度ですが、お見舞いに行くたびに
「早く元気になって、また一緒にフラメンコを踊ろうね♪」
と希望を捨てずにいる兎せんせいの誘いに、大きく頷いてくれます



兎一族の中には、じゅりちゃんと一緒に踊ってくれた仲間も沢山います。
じゅりちゃんを「先輩」と呼ぶ生徒もいます。


いつかじゅりちゃんのことをこの日記に記しておきたいとずっと思っていました。



今日このお手紙を受け取って、やっと決心がつき、報告させていただきました


人の生きようとするチカラは未知の世界です
予想もしなかったことが起こり、生命の強さに驚かされることもあります。


また、医学の進歩は目覚ましく、今はまだ原因がわからないことも、明日突然解明されることだってあるに違いありません。


これからも兎と兎ままは、オバＱやまりちゃんを支え、じゅりちゃんが元気にフラメンコを踊る日を諦めずにずっとずっと願いつづけていきます。


そして、震災のことも、じゅりちゃんのこともずっと忘れずにいようと思います。