私の感じたこと

リロケーションを専業とするラビットホームズの岩崎和夫といいます。
私が日々感じたことなどを素直に本音で書き留めます。

早期決着の為に成す事は何?賃貸市場の現実・・・

2005年10月14日 | 仕事に関すること
ここ2~3年、賃貸市場の苦戦が続いています。
ワンルームからファミリータイプまでジャンルを問わず苦戦しています。
原因はいろいろ有るかと思いますが、少子高齢化もひとつの原因となっているようです。
一番大きな問題だと思われるのは、大量に供給されている新築分譲物件ではないでしょうか。
超低金利と低額の分譲価格ですので、ちょっとした頭金が工面できれば若い人たちでも充分に購入が可能です。
ローン返済は?というと低金利のお陰で3LDKぐらいのファミリータイプでも10万円以内で済みます。
これならば借りているよりも買った方が住居費のランニングコストは低くなります。
現在の新築物件購入者は大半が賃貸脱出組みではないでしょうか。

これほど大量に新築物件が供給され、その殆どが賃貸脱出組みということは、今まで住んでいた賃貸住宅はどうなった?ということになります。

当社はリロケーション物件の扱いが主なので、定期借家で3年~5年契約というのが主となっています。
ところがせっかく契約になっても入居後半年から1年ぐらいで解約される方が増えています。
引越し先を調べると近隣です。
近くで分譲された新築物件を買ってしまうのです。

この賃貸住宅の客離れをどう食い止めるか?椅子取りゲームの様相を呈してきていますが、それでもいい物件は競い合うように決まります。
何故でしょう?
良い立地、良い間取り、築浅物件、最新の設備、しかも他より安い。
このような魅力ある条件が三拍子では足りず、四拍子も五拍子もあって始めて奪い合いの競走となります。

食べ物やさんもそうですが、今や美味しいだけではだめで、美味しく、雰囲気もよく、安くなくては流行らなくなっています。
生き残り合戦は賃貸市場だけでは無く、ありとあらゆる業種で起こっています。

時代のニーズを敏感に捕らえ、他より早い決断と対応が必要な時代です。
大家さんものんびり寝ているだけでお金が入った時代はもう過去の遺物となってしまいました。
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