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あ~る亭の日々をなでる!!

世の中のすべてを斬る!いや「なでる!!」

DVD『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

2005-11-23 | 映画
今年は本作の20周年だそうで。
今年はスターウォーズ一色だったので、危うくスルーするところだった。
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズも、「スターウォーズ」に
負けず劣らず大好きな映画。
5.1ch購入記念、既存のDVDを見返そう月間(?)の一環として、
久しぶりに観てみることにした。

やっぱ最高でした。

今更言うまでもないが、計算されつくした脚本の素晴らしさ。
現在を知っているマーティが、消えかけた自分を救うため、
両親の間を取り持つというストーリーと、彼自身が未来へ
帰るというストーリーが絡み合う。
ジョージの成長と、それがもたらす現在の家族の変貌に至るまで、
全く隙のない脚本だ。

キャラクターもいい。
良い映画は全てそうだが、キャラクターの魅力は重要だ。
マーティ、ドク、ジョージ、ロレイン、ビフ。
誰もが特徴的で、しかもその絡みがいちいち笑わせる。
見事なキャスティングだと思うよ。
特にドク、たまりません。

そして全体的な演出。
情けないジョージを強調しつつ、最後の逆転劇でバシッと決める。
観ているこっちがガッツポーズだよ。
最後の時計塔のシーンでは、止まるエンジン、外れるケーブルなどの
手に汗握る演出の数々で、完全に引き込まれていた。
ストーリーはもうわかっているのに。
ラストの空飛ぶデロリアンまで、見せ場に隙がない。
ロバートゼメキス、やっぱり天才だ。

音楽も素晴らしい。
このテーマ曲は、ほんとにテンションが上がる。
時計塔でかかるテーマ曲には、鳥肌が立つ勢いでした。

さすが、我が生涯ベスト映画の一本。
何度観てもいいものはいいってことだね。

20周年記念でDVDボックスが発売になっているようだ。
まだ持っていない方は、この機会にぜひ。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★★★

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マイケル・J・フォックス ロバート・ゼメキス クリストファー・ロイド

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DVD『スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐』

2005-11-22 | 映画
やっと出ました!!
エピソード3のDVDが満を持して登場!!
5月にアメリカで初めて鑑賞してから早半年。
このDVD鑑賞が、通算10回目の鑑賞となる。
改めて、この作品を振り返りたい。

何よりも最初の宇宙戦。
縦横無尽に飛び回るアナキンとオビワンのジェダイ・スターファイター。
戦艦の間を縫ってのアクロバティックな動きにもう失禁寸前。
こんなの、もう最後のクライマックスだろ!!っていう見せ場を
いきなり最初に持ってくるんだからな~。
そしてそのままのノリで、ドゥークーとの殺陣。
もうたまりません。

中盤、パルパティーンの執拗な暗黒面への誘惑。
「アナキンが暗黒面に落ちる理由が弱い」という意見も聞くが、
エピソード1でタスケンの襲撃で母親を失った事件、それに被せる
ように襲ったパドメの死という悪夢。
二度と愛するものを失うまいとするアナキンの思い。
そこに、自分がいままで信じ、従ってきたジェダイ騎士団の
最高峰であるマスター・ウィンドゥにしてしまったこと。
この辺を考えれば決して弱い理由ではないと思うんだが。
ウィンドゥに追い詰められたところや、母親の事件も含めて、
全てパルパティーンの陰謀だったと考えると、恐ろしく計算され
つくした計画であったことがわかる。

そして堕ちたアナキンはベイダーとなる。
やはり、子供達に向かってセイバーを起動したシーンが、
一番「堕ちた」ことが実感でき、切なくなる。

オーダー66が発動されたシーンも、この映画で最も好きな
シーンのひとつ。
ついに「シスの復讐」が始まるシーンであり、反乱を起こした
クローンに成すすべもなく倒されるジェダイの騎士たち、
そしてバックに流れる悲しげな音楽まで、完璧です。

そして、言うまでもない超名シーンの、ムスタファーの決闘。
アナキンとオビワン。
二人のジェダイの騎士の闘いは、両刃のセイバーも二刀流もないが、
ひたすら美しく、感動的ですらある。
「選ばれし者だったのに!!」
ああ。。
あと、このシーンの音楽が最高。
「英雄たちの戦い」という曲だが、これが耳に残る。
エピソード1の「運命の戦い」も好きだが、これも絶品。
このスケール感の中で、バックにある悲劇性も表現している。
変拍子がいいんだよなー。

そして、希望は新たなる二つの命に託された。
この絶望的な悲劇の中で、なんて希望に溢れたエンディングであることか。

素晴らしい!!
よくぞこの作品で締めくくった、ジョージルーカス!!

DVDの特典ディスクもさすがのボリューム。
削除されたシーンでは、ダゴバに降り立ったヨーダなど、
削除されたのがもったいないシーンが満載!!
他にもメイキングなど、まだ全部は観ていないが、たっぷり楽しめそうな感じ。

ついにDVDが発売になり、2005年のスターウォーズ祭も終わりか。
そう思うとやっぱ寂しい。
2007年のテレビ版、期待してます。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★★★

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DVD『ハウルの動く城』

2005-11-20 | 映画
去年、映画館で鑑賞し、がっかりした作品。
しかし、DVD購入は外せない。
これはもう、コレクションだから。

とはいえ、早速買ったんだから観るでしょう。
ただ、前回鑑賞時の「わけわからなさ」は健在であろうので、
今回は見方を変えてみることにした。

「わけわからないことを前提として観る」

これで鑑賞してみた。
いやいや、いいじゃない。
前回の鑑賞時は、「なんだこれ?」「意味がわからん!」っていう
感じで全く堪能できなかった、細部へのこだわりや、キャラクターの
魅力を存分に楽しむことが出来た。
カルシファーとマルクルのキャラクターはやっぱり秀逸でしょう。
キムタクのハウルもいいです。
やっぱりソフィの若い声が倍賞千恵子っていうのは馴染めないけど。

こんな前提で観なきゃ楽しめない映画っていうのもどうかと思うが、
楽しむことができて良かったよ。

特典の「1/24second」は、実際のフィルムから切り出して、
透明なキューブに入れたもの。
これがまた、コレクター魂をくすぐる!!
ソフィばあちゃんは外れだったが、ハウルとソフィの空中散歩の
シーンなんか、オークションで3万以上で取引されていた。
映画は酷評ながら、やはり抑えるところは抑えている。
さすがジブリということかな。

ちなみに、5.1chシステムはこの作品でデビュー。
映画館の大迫力だね。
やっぱ良いです。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★☆☆

B000ARV0FWハウルの動く城ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 宮崎駿 倍賞千恵子 ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2005-11-16売り上げランキング : 3おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools


『ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン』

2005-11-07 | 映画
大学時代にやった最後のファイナルファンタジー。
思えば、5と並んで最もやり込んだFFでもある。
レベルを最高まで上げ、釘バットでセフィロスをボコボコに
したもんだっけ。
その作品の続編が、まさか8年の時を経て作られるとは。
しかし、ゲームではなく映像作品。
映画版ファイナルファンタジーの失敗が脳裏をかすめる。
ああ、大丈夫なんだろうか。

特典映像として、FF7のダイジェストが入っている。
さすがに内容はすっかり忘れていたが、おぼろげながら
ストーリーが蘇ってきた。
こんなにショボイCGだったっけ。
当時はすごい感動したもんだ。

そして本編。
映像の美しさに息を飲む。
8年前の物を観た後だからというのもあるが、これはすごい。
これでもかっていうくらいの超高速アクション。
髪の先まで描かれたCGキャラクターが生き生きと動きまくる。
クラウドが、ティファが、人間とは思えない動きで暴れまくり。
もうドラゴンボールの世界に、終始アドレナリンが出まくり。

ストーリーについて。
ゲームの世界に描かれたあの長大な世界の続編を、
100分程度で描ききるのは難しいよね。
確かに、詰め込み感、無理やり感は否めない。
しかし!
そんなことはいいではないか。
出てくる必然性が感じられなくても、かつての仲間達が
続々と集まり、敵を打ち倒したときには、やっぱ感動したし。

かつてFF7にのめりこんだ人で、マトリクスリローデッドが
好きな人には、文句なしにオススメできる。
ああ、FF7やりたくなってしまった。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★☆☆

B0009WFME8ファイナルファンタジーVII アドベントチルドレン (通常版)
櫻井孝宏 森川智之 伊藤歩

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2005-09-22
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『スターウォーズ エピソード3 シスの復讐』in T・ジョイ大泉(通算9回目)

2005-10-12 | 映画
前の鑑賞から2ヶ月経ってしまった。
引越しやら四国やらでバタバタしてしまったからなぁ。
DVD発売が発表され、劇場での公開は終わり始めている。
せっかくの平日休みだったので、久しぶりに観にいった。

劇場はいわゆるシネコン。
綺麗な作りだったが、音がイマイチだった。
これは、もとのフィルムの劣化のせいかな。
静かなシーンでのノイズがすごく気になった。
もっとデジタル上映が普及すればなぁ。

とはいえ、エピソード3。
久しぶりに観たが、やっぱりいいわ。
この感動は、やはり劇場で味わわねばなるまい。
今を逃すと、次に映画館で観られるのはいつになるか。
まだ映画館で観てない人、もうラストチャンスだよ!!

そしてどうしても映画館で観れない人。
いや、観た人も、忘れずにDVDを今すぐ予約だ!!!

B0000AIRN3スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐
ヘイデン・クリステンセン ジョージ・ルーカス ユアン・マクレガー

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005-11-23
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スターウォーズ展(目黒)

2005-09-04 | 映画
先日、有楽町会場にも行ったが、東京でのスターウォーズ展のメイン会場はこっち。
つい先日、せっかく行ったのに休館という悲しい目にあったため、今日はそのリベンジ。
今日は本展示会の最終日。絶対に外せない。

前回と同様、車で行ってみた。
今回は高速を利用。
道は意外と空いていたが、美術館の駐車場に車が並んでいた。
さすが最終日。
30分くらい並んで、ようやく入館。

いや~、やっぱいい。
スターウォーズ展は、都合5回目になるが、何度観ても良い。
名古屋で観たのと同じエピソード3の展示も、映画鑑賞後の今ではまた違った趣がある。
今回初めて展示されたダースベイダーの手術台には、感動を抑えられなかった。
旧三部作の展示は、もう慣れたものだが、やはり歴史の重みが感じられる。
この展示もこれでしばらくは観られなくなると思うと、更に感慨深いものが。
ああ、スターウォーズ祭が終わっていく。。

有楽町会場は消化不良だったが、こっちはなかなかのボリュームで大満足した。
しかし、やはり同じ会場でやって欲しかったなぁ。

『スターウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還』(吹替え)

2005-08-28 | 映画
吹替えで観る初めてのエピソード6。
字幕版と違うところがあるな、やっぱり。

ルークとベイダーの闘いで、ベイダーがレイアについて
言及するシーン。
この時点で、ベイダーはレイアの存在について知っているような
口ぶりになっている。
字幕では、ルークの強い妹への想いで、ベイダーがその存在に
気づくようになっていた。
多分、そっちが正解だと思うんだが。

あと納得いかなかったのが、エンドアの戦いでのレイアとハンのセリフ。
「I love you.」「I know.」の、エピ5のセリフの裏返し。
「愛してる」「私も」って訳しちゃってた。
エピ5ではちゃんと「知ってたさ」と訳していたのに!!
ここは、あれと同じセリフだから意味があるんだろ!!

などなどありますが。
やっぱり皇帝にやられるルークを前に葛藤するベイダーなんかは、
エピ3後に観るとかなり見ごたえがある。
良いものは良いっていうことで。

B0001X9BMYスター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX
アーヴィン・カーシュナー

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005-06-25
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『猫の恩返し』

2005-08-27 | 映画
観た人の評判が散々だったので観ていなかったが、テレビでやっていたので観てみた。

なかなか面白かったよ。
キャラクターが宮崎顔じゃないのでとっつきづらいが、後半は違和感なかったし。
ジブリらしいキャラたちも好感が持てる。
特に主人公が、今まであまりなかった感じで。
なんでも受け入れちゃって、ちょっと不思議ちゃん系?
その辺が新鮮でまたよし。
声優の池脇千鶴もぴったり。
バロンやムタ、猫の王様のキャラも良かった。

しかし、最後に唐突に主人公が成長するのはどうだ?
いや、成長するのはいいんだけど、突然大人びた感じになっちゃって。
ちょっと残念。
主人公のいいところが失われているよ。
成長ってそういうことじゃないと思う。

とは言え、バロンはかっこいいし、分かりやすいスカッとできる話。
宮崎作品の細部へのこだわりを期待すると裏切られるが、何も考えずに観れば楽しめると思う。
大人に勧められる映画ではないが、夢のある良い作品ではないでしょうか。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★☆☆☆

B00008WI78猫の恩返し / ギブリーズ episode2
柊あおい 森田宏幸 池脇千鶴

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテインメント 2003-07-04
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スターウォーズツアー飲み会

2005-08-26 | 映画
5月に参加した、スターウォーズカウントダウンツアー。
その時にご一緒した何名かで飲み会を開くという連絡があったので、参加してみた。

場所は恵比寿にある『カンティーナ』。
スターウォーズ好きなら「お?」と思う店名。
そう、エピソード4で、オビワンとルークがハンに出会う、あの酒場の名前。
その名の通り、スターウォーズ好きのマスターがいるダイニングバーだ。
店の前には、ヨーダの銅像がある。
店内に入り、二階に向かうと、ハンソロ(カーボン冷凍)が出迎える!!
いや~、たまりません。
店の隅にあるショップには、狭いながらもスターウォーズを中心としたグッズが売られ、その傍らにはR2-D2が。
無造作に置かれたR2-D2が、実はエピソード4の撮影で、実際に使われたものだと後で判明!!!
遠目のカットで使われたらしい。
マスターいわく、「外車が買えるくらいの値段」らしい。
いや~、すごい。
他、C-3POもいたし、インディージョーンズの等身大人形も。
これはたまらない。

メニューを開くと、カクテルにスターウォーズのコーナーが。
10種類以上のオリジナルスターウォーズカクテルが並ぶ。
今日はその中から、「ダークサイド」「May the Force be with you」「ブルーミルク(エピ4でルークが注文したアレ)」「オビワンケノービ」を頂いた。
カクテル「ダークサイド」が、ちょっと甘味がある辺り、ダークサイドだな~っていう感じが良く出ている。

参加者は、最終的には11名。
ツアーに参加した人を中心に、その知り合いとかも若干。
ツアーにいたはずの人でも、さすがに顔を覚えていない人も。
そりゃそうだよな。
別にみんなで何かやったわけじゃないんだから。
そんな顔を知らないツアー参加者の中に、実はすごい人がいた。
日本におけるスターウォーズ関連書籍のほとんどに携わっているという人と、その翻訳を行っている人。
すげ~。
今やっている仕事とかいう話で、「スターウォーズクロニクル」という本に使うCGをチラッと見せてもらったり。
貴重な体験でした。

話もやっぱ深いわ。
「エピソード3では、シャクティがアナキンに殺されるシーンが撮られているはず」とか、「そのシャクティが、エピソード3に1カットだけ入っており、それはヨーダがホログラムで参加した評議会で、後姿が映っている」とか、「エピ3の初期の字幕では、最後のベイダーの『No~!!』が『ありえない!!』と訳されていた」とか。
そういうほんとに深い話の他にも、「エピ4からR2-D2が弱くなったのは、キャプテン・タイフォがR2の部品を盗み出したから」とかいうくだらない話もあり。
そもそも、普通にスターウォーズの話をしても、絶対「キャプテン・タイフォ」は出てこないって!!
戸田奈津子を「なっち」と呼び、彼女の誤訳を肯定してみようという話も面白かった。

そんなわけで、熱いスターウォーズトークは盛り上がり、6時からスタートしたのに終わったのは12時過ぎ。
いや~、長かった。

久しぶりに、自分もスターウォーズの世界ではヒヨッコだと思い知ったよ。
とにかく今日は、濃厚な時間を過ごすことが出来ました。

『宇宙戦争』

2005-08-25 | 映画
スピルバーグが描く宇宙物。
最初の『スターウォーズ』と『未知との遭遇』の公開が同い年で、それ以来のスピルバーグとジョージルーカスの宇宙対決ということでも注目されていたこの『宇宙戦争』。
古くは『激突』から始まり、『ジョーズ』、『ジュラシックパーク』と、パニック物にも定評のあるスピルバーグだけに、公開前からかなり気にはなっていた。
しかし、公開後の評判がイマイチだったので、ちょっと躊躇していた。
で、ついに鑑賞したんだが。

だめだな~、これは。
話が唐突なのはいい。
しかし、宇宙人の侵略を目の当たりにした人類の表情が全然見えない。
ひたすら逃げるだけ。
抵抗する軍隊の姿も、表層しか見えないし。
まあ、主人公の心情にスポットを当てたということで、それならそれでもいいさ。
しかしその肝心の主人公すら、何を考えているのか全然伝わらない。
生き残るためなら何をしてもいいんですか?
あれはあんまりだな。

息子のロビーが、戦おうとする気持ちもサッパリ。
あんだけ妹想いだったのに、突然なんであんな気持ちになったんだか。

散々バタバタと大騒ぎした挙句、オチがあれですか?
いや、そのオチはそのオチでいいんだよ。
ただ、それを迎えるまでに、主人公が何をしたかだ。
何もしていないじゃないか。
つかまって、それから逃げるために一体倒しただけ。
最も描かなきゃいけない家族愛がまったく描けていない。
そして、パニック映画としてもいまいち。
あの、意味もなく襲い掛かるトラックや、水中から忍び寄るサメ、そして狡猾な恐竜たちの恐怖を見事に描いたスピルバーグ作品とは思えない。
吹っ飛ぶ車とかのVFXはさすがだが、今じゃこの程度じゃ驚けないよ。

スピルバーグ作品の中では、『A.I.』に次ぐ駄作だ。

あ~る亭のなで心地:★★★★★☆☆☆☆☆

『スターウォーズ エピソード5 帝国の逆襲』(吹替え)

2005-08-25 | 映画
続きまして、帝国の逆襲の吹替え版。

5から登場のヨーダやランドの声には、あんまり違和感はなかった。
あと、皇帝の声も。
しかし、ルークの若い声には相変わらず違和感。
大分慣れてはきたが。

セリフ的な違和感もあり。
やっぱり長年、字幕で見てきているからな。
ベイダーの、「お前の父はわしだ」の"わし"っていう言い回しはどうなんだろう。
ちょっとな~・・。
あの名セリフ「I love you」「I know」は、「愛してるわ」「知ってたさ」。
うん、これはいいんじゃないでしょうか。

そんな感じだが、やっぱり吹替えでも面白さは変わらない。
スターウォーズでNo1評価の本作、やっぱ本物です。

B0001X9BMYスター・ウォーズ トリロジー DVD-BOX
アーヴィン・カーシュナー

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005-06-25
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『機動警察パトレーバー 劇場版』

2005-08-25 | 映画
なんと、もう16年も前の作品なんだ。
そういえば、映画館に観に行ったのは、高校1年の時だったか。
BSで放送していた物を、随分久しぶりに観てみた。

高校時代に観たときにも思ったが、今観ても完成度が高い。
16年という時を感じさせない完成度だ。
さすが、今や世界の押井守だ。

帆場という天才の仕組んだウィルスによる犯罪。
それを解き明かす特車二課のメンバーたち。
篠原重工という企業の暗部を探る篠原の活躍。
そして帆場の足跡をたどる松井刑事のシーンでは、古きよき美しい東京の風景が描かれる。

そして後半では、手に汗握る戦闘シーン。
暴走するレイバーとパトレイバーの格闘に次ぐ格闘。
そして、最後の「零式」との戦闘は、圧倒的な強さを見せる零式の恐怖の描き方が素晴らしい。
エンディングでは、朝日の中、最高の爽快感が感じられる。

セリフ回しも非常に秀逸。
そのセリフの使われるタイミングも絶妙。
音楽も良い。

と、非常に多くの見所が、無理なくまとめられている。
宮崎アニメと並ぶ、日本のアニメを牽引する押井監督の初期の作品だが、最近の彼の作品にはない、肩に力の入らない傑作だ。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★★☆

B00012T0IA機動警察パトレイバー 劇場版 Limited Edition
ヘッドギア 押井守 冨永みーな

バンダイビジュアル 2004-01-23
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『亡国のイージス』

2005-08-24 | 映画
思いつくままに映画観にいける喜び。
ビバ、予定のない夏休み!!

原作は、約1年前に読んでいたんだけど、かなりの傑作だった。
ただ、先日、同じ福井晴敏原作の『ローレライ』で痛い目にあっているので、
期待度は低めで観にいった。

いやいや、結構がんばっているよ。
原作を読んだとき、「これは映画化向きだ」と思ったけど、
いい俳優を使ってうまく映像化している。
真田の仙石もいいし、寺尾の宮津もベストな配役。
ヨンファ役の中井貴一も良かった。
イージス感の質感や、アクションもかなり魅せる。
日本映画では突出した出来。

とは言え、さすがにあの原作の素晴らしさを表現し切れてはいないな。
2時間という時間の限界だが、上下巻に分かれたあの原作に書き込まれた
登場人物の背景や、心理描写、それがあってこその死の重さ。
そういうのが伝わらないんだよな。
そして、無理に原作に忠実にするあまり、説明がなくてなんだか
わからないところも。
ヨンファの妹、ジョンヒと行の心の交流とか、ヨンファの嫉妬とか。
そういうのを描かないままに、あの水中の闘いでのキスだけされても
何がなんだかわかんないだろ!!
あとは、最後の宮津と行の邂逅。
あそこはもうちょっとちゃんと描いてほしかったな。
お互いが許しあったあの瞬間は、もっと泣けるシーンのはずだ。

など、惜しいところはあるが、全体的な完成度は高い。
『ローレライ』とは比べ物にならないくらい楽しめる作品である。
ただ、これを見て「?」と思った人は、ぜひ原作を読んで欲しい。
この映画はダイジェストなんじゃないかと思えるほど濃厚な世界が
原作にはある。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★☆☆☆

『スターウォーズ エピソード4 新たなる希望』(吹替え)

2005-08-23 | 映画
エピソード3を既に8回も観ているわけだが、そういえばまだ
日本語吹替え版を観ていなかった。
ということで日本語吹替え版を観る前に、旧作を吹替え版で
復習してみようか、などと思ってみた。

やはり声優の違和感はあるわな。
ルークの声が弱々しすぎる!!
そしてオビワンの声が老けすぎ!!
といった不満があるわけです。

そんな中、吹替え版でももちろんいいところはあります。
「会話が自然」。
これに尽きます。
字幕は、限られた文字数で表現する必要があるため、
どうしてもちょっと無理のある訳し方をしてしまうケースがあり。
その点、吹替え版では、より原語版に近い表現が可能になります。

今回、吹替え版を観て思ったんだけど、
「アナキンがクローン戦争に行くとき、オーウェンが反対した」
「(オビワンという名前は)ルークが生まれるずっと前に使っていた名前だ」
っていう下りがあったんだけど、そんなこと言ってたかな?
言ってたとすると、新三部作との辻褄の合わないセリフだな。
いや、全然どうでもいいところなんですが、そんなことは。

映画の面白さは、字幕だろうと吹替えだろうと、変わりません。
オビワンがベイダーに斬られるシーンとか、何度観ても。。
あと、エピ3観てからちょっと感慨深いのが、オルデラーンが
デススターに破壊されるシーン。
あの瞬間、エピ3で活躍したベイル=オーガナ議員も宇宙の
藻屑となってしまったんですよね・・・。

さて、この夏休み中に全作吹替え鑑賞計画はまだ続きます。

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『スターウォーズ エピソード3 シスの復讐』in池袋HUMAX(通算8回目)

2005-08-12 | 映画
エピソード3展に触発されて、また行ってしまった。
遂にエピソード2の記録を越え、8回目!!
ここまで来ると、あんまり人に言えなくなってくるな。

今回の劇場は、前売り券を購入した『池袋HUMAXシネマズ』。
1階のチケット売り場で、前売りを提示し、席を確保。
公開からもう6週。
平日の夕方だし、さすがに客もほとんどいないだろうと踏んでいたが、
それなりに入っていたからびっくり。
ランキング1位は陥落したものの、まだまだいけるな。

劇場は、最近のシネコン系に比べると、ちょっと劣るか。
が、ドリンクホルダーもあるし、前の席とのスキマもそれなりにある。
まあまあ、及第点かな。
スクリーンはDPSではないが、音響は割りとしっかりしていた。
SRD-EX、DTS。

映画が始まり、最初に現れるスターファイター。
ああ、さっき実物を観てきたよ。
感動もひとしお。

というわけで、また観てしまったスターウォーズ。
一体、どこまでいってしまうんでしょうか。。