goo blog サービス終了のお知らせ 

あ~る亭の日々をなでる!!

世の中のすべてを斬る!いや「なでる!!」

『天空の城ラピュタ』

2006-03-25 | 映画
というわけで、squidに強制鑑賞させるため、久しぶりに鑑賞。

やっぱりいい!!
ドーラ一家に襲われ、落下するシータ。
そしてオープニングへ。
この冒頭の流れで確実に物語に引き込まれてしまう。
分かっちゃいるんだけどね。
そして、空から降ってきた少女シータと、正義心に溢れた少年
パズーが出会い、飛行石に導かれるままに冒険が始まる。
なんてワクワクするんだ!!

その後、中盤のシータ奪回で第一の山。
「最後のチャンスだ、すり抜けながらかっさらえ!!」
音楽も最高潮に盛り上がり、破壊されたロボット兵を前に
泣き叫ぶシータをパズーががっちりキャッチ!
最高だよ、最高。

そして、ラピュタへの突入、頭角を現すムスカ、明らかになる
王家の秘密。
ムスカの暴走を食い止めるための二人の決意。
バックに流れる悲しげな「君をのせて」の音楽が更に盛り上げる。
「時間だ、答えを聞こう」
「バルス!」
いや~~~、もうたまらないよ。

そんなストーリー展開の面白さはもちろんだけど、キャラクターの
作りこみ、見せ方が絶品。
パズー、シータの正統派主人公はもちろん素晴らしいが、脇役達の
なんと生き生きとしていることか。
ドーラやその息子達、ムスカの悪役っぷりはもちろんのこと、
ポムじいさん、将軍、機関車のおじさんや炭鉱の男達、
おかみさん、チビのマッジのようなちょい役に至るまで、
キャラクターに愛情が溢れている。

もうこれまで何十回観てきたことか。
しかし、今回もまた新しい発見があった。
ドーラが将軍の打った暗号「ゴリアテを呼び寄せた」を解読するシーン。
ドーラの見る解読書(?)の表紙に「ANGO」と書いているのを発見!
まだまだ奥が深いな、ラピュタ。

今回注目のセリフは、こちら。
「子鬼じゃ。子鬼がおる。」(byポムじいさん)

何度観ても史上最高の作品。
今回も、その面白さに一片の曇りもありませんでした。
とりあえずsquid、早急にもう一度ちゃんと観直すように。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★★★

天空の城ラピュタ天空の城ラピュタ
田中真弓 横沢啓子 初井言榮

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2002-10-04
売り上げランキング : 210
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『耳をすませば』

2006-03-10 | 映画
テレビでやると観ちゃうんだよな。
DVD持ってるのに。
というわけで、久しぶりに鑑賞。

中学時代の恥ずかしさが目一杯詰まっている。
そりゃあもう、観ていて恥ずかしいったらないさ。

雫と聖司の出会い方から、本の貸出カードとか、
ムーンを介しての地球屋での邂逅とか、恥ずかしい出来事続き。
同級生の原田と杉村の絡みもそうだし。
最後の告白シーンなんか、全身に鳥肌が立つ勢いの恥ずかしさ。

でもなんだろう。
その恥ずかしさがたまらなく心地よいんだよ。

誰でもが通るであろう、将来への焦りみたいなものも良く出ている。
バイオリン作りという夢に向かう聖司に、たまらなく不安になる雫。
「自分だけ進めていない」っていう感覚って、すごくわかるよ。
そんな雫が、自分のできること、やりたいことを見つけ、
迷いながらも進むべき方向を見出すところに、きっと観ている
こっちも喜びを覚えるんだろう。

一番好きなシーンは、やはり地球屋での「カントリーロード」の合奏だな。
聖司のバイオリンに乗せる、雫の一生懸命な歌。
それにあとから自然に加わってくるおじいさん達の演奏。
いいよね。実にいい。

現実的な中でどこか温かみのある風景。
ゆったりした時間の流れ。
他のジブリ作品にはない、素晴らしい作品だと思う。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★☆☆

耳をすませば耳をすませば
本名陽子 高橋一生 露口茂

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント 2002-05-24
売り上げランキング : 710
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『69 sixty nine』

2006-02-25 | 映画
妻夫木主演、村上龍原作、クドカン脚本作品。

1969年という時代、九州に生きる高校生の青春。
意味があろうがなかろうが関係なく、ただただ楽しさと女の
ためだけに捧げる、そんなパワーに青春を感じる。
思想とかが渦巻く時代の中でも、若者の思考は今と変わらない。
ただ、抑圧されていたからこそ、自由に向ける底抜けのパワーが
あったのかもしれない。
そんなバカでアクティブな高校生を演じる妻夫木クンがいい味を出していた。

部分部分はすごく面白いんだけど、全体的にはちょっとテンポが
かみ合わない気がした。
観ていて気持ちよくない。
そこが惜しい。
クドカンの脚本も押さえ気味。
村上龍の原作があるから、それに引っ張られているんだろうか。
もっと無茶苦茶にしてもらいたかった。

それでも、全体を包む60年代後半の心地よさと青春の輝きは、
観ていて熱くするものがあった。
青春を感じるものに惹かれるのは、自分が年をとったってことなのかね。。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★☆☆☆

69 sixty nine69 sixty nine
妻夫木聡 村上龍 李相日

東映 2004-12-21
売り上げランキング : 7,390
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『下妻物語』

2006-02-23 | 映画
面白い!!
久々にツボを突かれてしまった。

スタートからいきなりのぶっ飛んだ展開。
もうハートをガッチリキャッチ。
堤幸彦に勝るとも劣らない斬新な演出と、クドカンを思わせる
ありえない展開と隙のない面白さ。
田園風景に牛、その向こうにロリータファッションのフカキョンとか、
ジャスコへの異常な愛情(?)の注ぎ方とか、たまりません。
後半のグッと来る展開の中にもいちいち牛久の大仏が「ゴーン」。
そんな細かい気配りが、観るものを幸せにさせてくれる。

そこに登場するキャラクターがまた絶妙。
深田恭子はまんまフカキョンのキャラだし、土屋アンナのヤンキーもバッチリはまっていた。
「木更津キャッツアイ」等のクドカン作品でお馴染みの阿部サダヲ、岡田義徳。
三谷作品や堤幸彦「ケイゾク」の生瀬勝久。
こんなお気に入りのメンバーに加え、雨上がり宮迫と篠原涼子の夫婦、
樹木希林のおばあちゃん等々、どのキャラクターも立ちに立ちまくっていた。

観終わった後、何とも言えない幸福感に包まれた。
ああ、いいものを観た。

こんな最高な作品を作ったのは、中島哲也(脚本・監督)。
初めて聞いた名前だけど、調べてみると、元々CMの人なんだとか。
しかしその作品が、どれもこれもすごい。
古くは、キョンキョンの『見逃してくれよ!』「クノールカップスープ」、
豊川悦司&山崎努による温泉卓球対決「サッポロ黒ラベル」、
更には、つい先日、一日限りの復活で話題となった、SMAPのメンバーが
実写でガッチャマンに扮する「NTT東日本」!!
どれもこれも、斬新かつスタイリッシュな映像で、今でも容易に
思い出せるCM達じゃないですか。
そんな彼が作った映画「下妻物語」のこの面白さ。
只者じゃない。
今後の動向に要注目だな。

ああ、DVD買ってしまいそうな自分が怖い・・・。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★☆☆

下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉下妻物語 スペシャル・エディション 〈2枚組〉
深田恭子 嶽本野ばら 中島哲也

東宝 2004-11-26
売り上げランキング : 4,118
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『ラヂオの時間』

2006-02-05 | 映画
三谷幸喜映画の記念すべき第一作。
昨日のテレビ放送は観れなかったので、DVDで鑑賞。
やはり最高傑作でした。

ラジオドラマの放送風景。
三谷得意のシチュエーションコメディ。
限定された設定の中で生き生きと動き回る役者たち。
出演者の我がままに翻弄され、どんどん変わっていく脚本。
熱くなる役者たちと、必要以上にドラマチックな音楽により、
たかがラジオドラマが一大スペクタルムービーのような盛り上がりを見せる。

最後に工藤が起こす反乱からは、目を離せない展開。
涙が出そうになるくらい、情熱的で、感動的だ。
たかがラジオドラマなのに。
ドナルドの帰還、メアリージェーンとの再会のシーンでは、
もう本当に感動してしまった。

全編通して、濃密な作りになっている。
三谷作品すべてに言えることだが、出てくる全てのキャラクターに
愛情が注ぎ込まれているのがわかる。
だから、誰のシーンでも場がダレないし、最後のエンディングでは
とても爽快な気分になるんだろう。

最後のスタッフロールの、布施明の歌まで、隙がない。
最初から最後まで、完璧な作品。
日本コメディ映画の最高傑作と言っても過言ではない。

ちなみに、アメリカでのタイトルは「Welcome back Mr.McDonald」。
このセンスもかなり好きです。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★★★

ラヂオの時間ラヂオの時間
唐沢寿明 鈴木京香 西村雅彦

東宝 2000-09-21
売り上げランキング : 3,223
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『THE有頂天ホテル』

2006-02-04 | 映画
やっと観ました。三谷映画最新作。

これぞ三谷幸喜!!
と思わせる、素晴らしい出来でした。

とにかく、これでもかっていうくらい、豪華な役者が勢ぞろい。
魅力的なキャラクターが、それぞれのストーリーが、次々と
怒涛のように流れていく。
三谷得意の群像劇、ここに極まる。

詰め込みすぎと言われれば確かにそうかも知れないが、
その詰め込み具合がまたこの作品のいいところでもある。
2時間以上の長作ながら、まったく飽きるということがない。
すごいことだよ、これは。

ほんとに色んなことが一度に起こり、何がなんだかわからない
ままにドタバタと話は進み、いつの間にかちゃんとみんなに
幸せな新年が訪れている。
個人的には、一度手放した夢の象徴が、なぜか自分に戻り、
もう一度がんばろうと決意したベルボーイ(香取)の話が良かった。

幸せっていうのは、ちょっと考え方を変えたりとか、なんてことない
他人との出会いとかで手に入るものなんだね。
最高の新年を迎えた彼らに幸あれ!!

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★☆☆

『みんなのいえ』

2006-02-03 | 映画
テレビでやっていたのを久しぶりに鑑賞。
DVD持ってるんだけどね。。
三谷幸喜監督の2作目。

「家を作る」という善良なふたりの夫婦の夢が、
人と人のしがらみの中で振り回されていく。
そのドタバタを、独特のゆっくりした時間の中で描いている。

夫婦役のココリコ田中、八木亜希子は、演技については
素人ながら、とても味のあるいい演技をしていた。
『ラヂオの時間』から続投の、三谷映画になくてはならない
存在になった唐沢寿明も相変わらずいい。
そして何といっても、この映画の顔、田中邦衛。
あの存在感と、圧倒的な面白さ。
面白いことをしゃべってなくても面白いんだから。
基本はこの4人のやり取りなんだけど、これが見ていて飽きさせない。
家ができる過程の中で発生する様々な問題、意見の相違、
それに挟まれて苦悩する夫婦。
これがここまで面白くなっているのは、4人の俳優と三谷の上手さだろうなぁ。

しかし、もうちょっと唐沢演じるインテリアデザイナーの意見を
通してあげても良かったんじゃないかなぁ。
あれではあまりに不憫すぎる。。

もちろん、三谷流の小ネタも多数散りばめられている。
ちょい役で参加の芸能人も超豪華。
こんな使い方でいいの?って感じで。
中井貴一が本人役で登場していたり、火星人役のココリコ遠藤、
エンドロールで始めて明かされる、ゴジラの中に入っていた田口浩正とか。
明石家さんまや真田広之も出てたな。
戸田恵子が、前作『ラヂオの時間』の千本のっこ役で出ていたのも笑った。

『ラヂオの時間』とは違った方向性を目指した作品。
笑いの質が違うので、『ラヂオの時間』の大ファンとしては
コメディとしての評価は難しいところではある。
しかし、「暖かさ」が感じられるこの独特の空気は非常に心地よく、
『ラヂオ~』にはない良さを感じる。
これも三谷作品のひとつの形、ということだろう。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★☆☆☆

みんなのいえみんなのいえ唐沢寿明 田中邦衛 田中直樹 東宝 2002-01-25売り上げランキング : 10,319おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools



DVD『タイタニック アルティメット・エディション』

2006-01-15 | 映画
もう結構前の映画になりますが。
口にするのも恥ずかしい、ベタな恋愛映画の定番。
恥ずかしながら、絶賛させていただきます。

ジャックとローズの恋愛映画じゃないんだよ。これは。
タイタニックという豪華客船の悲劇。
それを、これ以上ないくらい精緻に描いた映画なんだよね。
物理的な部分と精神的な部分の描写。
この書き込みっぷりは、ほんと、見事としか言いようがない。

前半は、ひたすらジャックとローズの話。
苦悩するローズと、彼女の心を開くジャック。
まあそれほどの話ではないんだけど、明らかに表情が
変化していくローズはなかなか良い。
しかし、この辺の話は、完全に後半への橋渡し。
やはり後半、DVD2枚目に入ってからがこの作品の真骨頂でしょう。

氷山に穿たれた穴から徐々に船を蝕んでいく海水。
船内にパニックが広がっていく。
ここからの乗客、船員の心理描写が素晴らしい。
ボートに乗る妻と子と別れる夫。
無理やり乗り込もうとする客。
パニックの中で発砲し、自らも命を絶つ船員。

そして、あまりにも有名な、最後まで演奏を続けたバンドのエピソード。
誰も聴いていなくても、演奏を続ける4人。
一度解散しかけたが、それでも演奏を続けたバイオリンの音色に
また戻って演奏に加わる。
バイオリンの単音だった音楽が広がっていくのが、また悲哀を増す。
もうここは完全にツボ。
号泣ポイント。

紳士として運命を受け入れる老人。
ベッドで寄り添う老夫婦。
子供達にお話を聞かせる母。
重すぎる責任の中、その時を待つ船長。
この短いカットがいちいち胸を打つ。

そして、沈む船。
傾く船体、そこから落ちていく人々まで、あまりにリアル。
この事故の悲惨さが際立つ。
なんて上手いんだ、キャメロン。

あとは、ジャックとローズの話をどこまで許せるか。
正直、もう少し彼らの話はコンパクトでも良かったかもなぁ。
観ながら、そんな気はした。
だが、ローズという女性が、ジャックという男性との
出会いで得た大きなもの。
馬に乗ったりセスナに乗ったり。
ジャックと話した夢の人生を歩んだ彼女を写した写真に、
すっかりそんな気持ちはなくなってしまった。

「もうひとつのエンディング」も良かった。
ローズがあの事故で学んだことが、宝探しのブロックに
伝えられたことに感動した。

ほんとに、「タイタニックで泣いた」とか、絶対に人には言いたくないんだけど。
今回DVDで2回目の鑑賞をしてみて、やっぱり泣いたんだから、仕方ないよ。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★★☆

タイタニック アルティメット・エディションタイタニック アルティメット・エディション
レオナルド・ディカプリオ ジェームズ・キャメロン ケイト・ウィンスレット

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2006-01-07
売り上げランキング :
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


2005年をなでる!!~映画編

2005-12-31 | 映画
2005年の映画、まあお分かりだと思いますが。

『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』
 言わずもがな。
 エピソード4へと繋がるストーリー、旧作、新作との
 リンクと、堕ちていくアナキンの悲劇。
 そして二つの希望を象徴するエンディングまで、
 文句なしの傑作。

『Mr.インクレディブル』
 CGが気持ちよく動きまくる良作。
 黒木瞳の吹替えもグー。

映画館ではあんまり観なかったんで、こんなもんかな。
あとは、DVDでもいくつか観ました。

『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還
  スペシャル・エクステンデッド・エディション 』
 劇場公開版で物足りなかったところが完全に補完されている。
 完結編として、これで完璧な作品として締めくくられた。

『SAW』
 冒頭の不条理な展開と、後半の目を見張る展開が見事。
 久しぶりに「やられた感」が味わえる作品だった。

劇場、DVD含めて、26作品。
去年48作観ていることを考えると、相当少ないな。
でも、エピソード3は劇場9回、DVD1回観ているからな。
他のエピソードも複数回観てるし、鑑賞数で言えば
去年とあまり変わらないかも。

来年は、もうちょっと映画館で、しかもいろんな作品を観よう。

『交渉人 真下正義』

2005-12-25 | 映画
クリスマスにきつすぎる映画を観てしまったので、口直しに軽いものをと思って借りてきた。
設定がクリスマスなので、今日中に観ておきたかったこともあり。

言わずと知れた、『踊る大捜査線』のスピンオフ。
脇役の真下正義が、まさか映画で主役を張るとはなぁ。

真下を勝手にライバル視する地下鉄乗っ取り爆弾犯と、交渉人真下の戦い。
肝とするべき交渉自体には目を見張るものはそれほどないが、裏で動く木島を始めとして、SIT、TTRの面々、交渉課準備室のメンバーの絡みがいい。
事件の緊迫感をうまく出している。
事件の規模がでかいので、『踊る~』『踊る~2』より映画に向いている気がするよ。

しかし、謎を残して消えた犯人には、何らかの決着が欲しかったところだ。
一致した声紋とか、なんの説明もないんだもんな。
ある程度ご都合主義なところも否めないが、頭を空っぽにして楽しむという意味では、これはこれでありなんじゃないだろうか。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★☆☆☆

交渉人 真下正義 スタンダード・エディション交渉人 真下正義 スタンダード・エディション
ユースケ・サンタマリア 本広克行 寺島進

ポニーキャニオン 2005-12-17
売り上げランキング : 74
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


『SAW』

2005-12-25 | 映画
何人かから勧められ、ようやく鑑賞してみた。
『シックスセンス』並とかいう感想も聞き、結構期待して観てみた。

頭から、どっぷりと世界にはまらせてくれる。
いきなり鷲づかみにされてしまった。
その後も、一切ダレる場面がない。
過去の回想とか、ストーリーの進め方がうまい。
とにかく、この緊迫感の保ち方はすごい。
一気に話が展開する後半には圧倒される。
そしてあのラスト。
いや~、やられた。
よくぞやってくれました。

最後の最後の展開は、『シックスセンス』というよりは『ユージュアルサスペクツ』だな。
そして、不条理に生死をかけたゲームに挑まされる展開は『CUBE』に近い。
そんな感じで、割と好きな映画の要素がうまいこと入っている。

R-15指定だが、確かにこれは少年少女にはきついな。
大人にもかなり来るものがある。

パート2とか公開されているけど、どうなんだろう。
「売れたから作った」的な続編でないことを願うよ。

面白かった。面白かったんだけど。
クリスマスに観るもんじゃない。。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★☆☆

SAW ソウ DTSエディションSAW ソウ DTSエディションケアリー・エルウェズ ジェームズ・ワン ダニー・グローヴァー 角川エンタテインメント 2005-03-11売り上げランキング : 2,547おすすめ平均 Amazonで詳しく見る by G-Tools


『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』

2005-12-18 | 映画
『炎のゴブレット』も公開されたということで、遅ればせながら第三作目をようやく鑑賞。

前半の展開がいちいち突然で、理解できない。
たぶん原作を読めばわかるんだろうけど、ひとつひとつの展開がぶつ切れで、一本のストーリーとして把握できない。
これは、前二作でも思ったところで。
ああ、今回もだめか?と思って観ていたが、後半の展開は良かった!
特に、『バックトゥザフューチャー2』を髣髴とさせる終盤がたまらない。
更に、囚人とハリーの関係、明かされる過去の出来事と、目が離せない展開が続く。
最後のスタッフロールの最後まで、とにかく気が利いている。

『賢者の石』『秘密の部屋』は、全体的に良く出来ていながらも、どうしても子供っぽさが鼻につき、入り込めなかったが、その点で大きく進歩していると思ったよ。
前作までが、とにかく「魔法の世界を描く」ってことに力を入れ過ぎていた感があったが、本作では、その世界の中で何が起きているか、誰が何を考え、どう行動するかの方に重きを置いている感じがする。
三作目の余裕か、新監督の力量か。
キャラが大人になったっていうのもあるのかな。

ハリー・ポッターシリーズ三作目にして、ようやく面白いと思えた気がする。
四作目はいよいよ映画館で観てみようかな。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★☆☆☆

B000B5M7PAハリー・ポッターとアズカバンの囚人
ダニエル・ラドクリフ J.K.ローリング アルフォンソ・キュアロン

ワーナー・ホーム・ビデオ 2005-10-28
売り上げランキング : 266
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


DVD『機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-』

2005-11-26 | 映画
「結局、ガンダムはファーストだろ」っていう気がする古い世代なもんで、
あえて見るつもりもなかったんだけどね。
会社の先輩が買ったというので、借りてみた。

やはり、昔観た印象のまま、全体的に薄いな。
人間関係とか、人の「死」とか。
映画用にまとめているんで、更に薄くなってるよ。
ジェリドとライラの関係なんて、薄すぎてなんだかわからんから、
ライラが死んだったって、なんの感傷も感じられない。
だから、それを受けてのジェリドの激昂も滑稽だ。
ああ、ファーストのスレッガー、マチルダさん、ララァの死は
あんなにも重かったのに。

ストーリーは、まだ序盤なんで、これだけではなんとも言えないな。
しかし、わかりにくいZのストーリーが、このサイズだとちょっと
分かりやすかった気がした。
TV版はちょっとまどろっこしいところがあったから。
そういう意味では、この映画版は正解かも。

昔の映像と新ショットの融合は、やっぱわかっちゃうよ。
大体、新しいシーンを古い風にコーティングするってどうなんだ?
いっそ全部書き直す勢いでやっても良かったような。
まあ、そういうことするとファンが黙っちゃいないんだろうが。

ただ、最後のクライマックスにアムロとシャアの再会を
持ってきたのは大正解!!
ほとんど書き下ろしで、気合入っていたし。
ファーストのラストの二人の対決が脳裏に甦り、ちょっと感動した。
戦闘の中で、無意識に発したアムロのセリフ、
「シャア……!シャアと言ったのか、俺は?」
には、やっぱりやられます。
このシーンだけで、この作品の評価がアップしました。

あ、そういう意味で、「ファースト」を知らないで観たら
完全になんだかわからないね、これは。

結局、ファーストの偉大さが際立った作品ではあったが、
とりあえず2作目も観るんだろうな、俺は。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★☆☆☆

B0009VHUF8機動戦士Zガンダム -星を継ぐ者-
富野由悠季 池田秀一 飛田展男

バンダイビジュアル 2005-10-28
売り上げランキング : 12
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


DVD『スター・ウォーズ クローン大戦 Vol.2』

2005-11-24 | 映画
丁度アメリカに観にいった頃、日本で放映中だったアニメ版。
既にパート1はDVD発売済みで、これはその続編。
エピソード3と同時発売とは、気が利いているね。
エピソード3へと直接繋がるストーリー。
スターウォーズを楽しむ上で、これも外せません。

冒頭、クローントルーパーが突撃する先に、前作のラスト、
キ=アディとグリーバスの戦いが!!
いきなりたまらない展開です。

ウィンドゥはまたしてもかっこいいね。
飛行ドロイドのケーブルを掴んで自由自在に操る!!
ありえないんだけど、前作で見せたウィンドゥの無茶っぷりが
今回も楽しめて、大満足。
こんなのを見ると、エピソード3でほんとに彼が死んだのか、
不安になってしまうよ。

エピソード3に繋がるパルパティーン誘拐のシーンも最高!
シャアク=ティたちがグリーバス、マグナガードの戦いでは、
映画では出し切れていないグリーバスの無茶苦茶な強さ、
それと戦うジェダイの強さが際立つ。
これを見てからエピソード3を見ると、あの化け物を
あっさり倒したオビワンの強さがよくわかるよ。
マグナガードの群れと戦うシャアク=ティ、かっこよすぎです。

アナキンの巻き込まれる話も深い。
成り行きの中で、最後の修行へと挑むアナキン。
フォースに導かれて、ということだろうか。
しかしその修行で彼は学ぶことができなかった。。

最後ピタっとエピソード3の冒頭に繋がるラスト。
たまりません。

アニメでありながら、「これぞスターウォーズ!」の世界を
再現したスタッフに拍手!!

ちなみに、映像特典に入っている「ブロックの復讐」が笑えた。
スターウォーズの世界をレゴブロック風CGで再現。
こんな感じで一本映画が出来てしまいそうだ。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★★☆

B000BNFIASスター・ウォーズ クローン大戦 Vol.2

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2005-11-23
売り上げランキング :
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


DVD『バック・トゥ・ザ・フューチャー パート2』

2005-11-23 | 映画
勢いで、パート2まで観てしまった。
これまた傑作。

未来に向かう前半。
ジョーズ19(スピルバーグJr監督)を始め、遊び心に溢れた、
というか完全に遊んで作った風の未来が楽しい。
マイケルJフォックスが、歳をとった自分と息子、更には娘の
役までやっちゃってるし。
ホバーボードを使ったパート1の世界の再現とか、続編ならではの
楽しみもきっちり入っている。

しかし、ここまでは序の口。
過去に戻ってからの展開が、この作品の真骨頂。
パート1で戻った時間にまた戻って、同じシーンを違う角度から
見るなんて、この作品以外ありえない。
マーティが、過去の自分のシーンを目の当たりにし、
「このシーンは!」って思うシーンでは、観ているこっちも
感動を覚えるんだよな。
そしてその感動が最高潮に達する、パート1と美しく融合し、
更にパート3へと繋がるクライマックス。

雷に巻き込まれて消えたドク、そして近づいてくる謎の車。
その中から現れる男が手渡した手紙に書かれていた内容。
そして、「助けは彼しかいない」のセリフ。
♪チャーチャーチャー チャラチャチャチャチャーチャラチャ
 チャーチャーチャーチャー チャー チャラチャー
お馴染みのテーマ曲、そしてパート1のクライマックスシーンへ!!
何度観ても感動するわ、このシーンは。
最初に映画館でこれを観たときの感動は忘れられない。

未来と過去を行き来し、しかもパート1との絡みが絶妙なこの続編。
あの傑作の1作目に劣らない傑作だ。

あ~る亭のなで心地:★★★★★★★★★★

B000B4NFUMバック・トゥ・ザ・フューチャー 20th アニバーサリーBOX
マイケル・J・フォックス ロバート・ゼメキス クリストファー・ロイド

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2005-11-25
売り上げランキング : 154
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools