司法書士Aの徒然日誌

債務整理や登記等の業務上の雑感・情報から日常的なことまで、司法書士Aの日常を徒然なるままに。東京都杉並区発信です。

仕事

2007-08-23 19:01:41 | 司法書士的雑感
突然ですが。
みなさん、仕事をしていて「やりがい」を一番感じるときはどんなときですか?

私はお客さんから喜ばれたときが一番「やりがい」を感じます。

依頼内容にもよりますが、司法書士の仕事は(特に登記は)、法律で決められた手続きに従うために、どの司法書士が担当しても結果にさほどの違いが表れません。
だから、お客さんの意向を踏まえることはもちろん、都合や関わり方を合わせることが大事だと考えています。

例えば、説明に要する時間を長く取るか短く取るか、中には多忙な方もいらっしゃるので、営業時間を越える対応を行う必要が不可欠なときもあるでしょう。
1つ1つの仕事は、1人1人のお客さんの意向や都合・状況によって成り立っているものだと思うので、そのニーズに応えていくのは当然の前提。

そうやって仕事と・お客さんと向き合うことで、私の「やりがい」は達成されている気がします。


反対に、仕事をしていて、一番イヤなとき。
これは、約束事を守ってもらえなかったときです。
やむを得ず約束したことを守れないときは、誰にでも仕方なくあることですが、中には平然と(?)約束を破る方も・・・。
1人1人のお客さんと向き合って仕事をしようと行動している反面、こうした事態に遭遇したときの気持ちの沈みはそれなりのものです。

仕事を「お金」のためにと思えば、そんな浮き沈みを重ねることもないのかもしれませんが、それでは寂しいですよね。
こんなふうに考える私は、お客さんに喜んでもらうために仕事をしているのか?と問われたら、返事に困ってしまうかもしれません。
しかし、「結果」だけ残せばいいと考える人も居るかもしれませんが、私は到底思えません。

債務整理の仕事にとどまらず、登記の仕事も、司法書士はお客さんの代理人というカタチで手続きを進めていきます。
お客さん本人が問題や手続きを根本的に解決していこうという意欲がないと、いくら代理人が奮闘しても解決には至りません。
問題の解決を図るためにも、お客さんの意向や都合・関わり方を意識しながら仕事をしていくことが必要。
だから、「結果」だけでなく「過程」も大切と思うのです。

約束事を守らなかったり忘れてしまう、そんな「結果」だけを望む人は、自らに生じている問題等を根本的に解決できない気がします。
そうならないようにするためにも・・・。



長くなりましたが、最近の仕事の案件の中から、仕事に対する姿勢を考えさせられたので、記録しておいた次第です。




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