水換の頻度、そして1回あたりの水換の量については、非常に悩ましいところです。
結局、何を優先したいのか、何を犠牲にせざるを得ないのか、ということから決まるのだろうと思います。
金魚飼育に関してのぼくの中での優先順位は、下の通りになっています。
① メガネくん(蝶尾)を立派に育て上げたい
② 見て楽しいきれいな状態を維持したい
③ 今いる金魚をなるべく長生きさせてあげたい
④ 金魚に日々のストレスをなるべく与えないようにしたい
⑤ フィルターの掃除は嫌いなので、なるべくやりたくない
⑥ 濾過とか水質チェックとかは苦手なので避けて通りたい
⑦ エサやりはすごく楽しいので、できればたくさん与えたい
⑧ シロ(琉金)と青琉金とパールちゃんに転覆しないでもらいたい
⑨ できれば今よりも大きく立派な体格になってもらいたい
⑩ エサを食べること以外で金魚が喜ぶことがあるのならば、それを叶えてあげたい
この優先順位により、うちでは“水換による水質維持”を目指すことになりました。
同じく、水換の頻度と量も、この優先順位との兼ね合いから、落ち着くべきところに落ち着いてきました。
“頻度はほぼ毎日” そして “量はなるべく少なめに” と。
どの飼育本をみても“水質の急変は金魚に負担を強いる”、“頻繁な水換は金魚のストレスになる” と書かれています。
ぼくの疑問は、
『じゃあ、どのくらいならいいの?』
『水が悪くなっててもちょっとなら我慢させたほうがいいの?』
『ほんとにそうなの? 金魚がそう言ったの?』
『ストレスって何? 負担って何? 病気になるの? 寿命が縮むの?』
という子供のような疑問です。
屋外飼育をしている方なら、毎日水換している方も多いでしょう。
夏場は毎日全換水なんてこともあるはずです。
“新水の刺激で金魚がエサを食い込みでかくなる”などとも本には書かれています。
でも、“そうしてでかくした金魚は内臓が痛んで寿命が短くなる”とも書いてあります。
うーむ・・・
ぼくの知りたいのはそういうことじゃないんです。
“どうすることが金魚の体調にプラスの影響を与えることになるのか?”
“どのくらいのストレスならば金魚は我慢してくれるのか?”
“どうしたほうが金魚の脳内で「快」のホルモンが分泌されるのか?”
そんな類のことなのです。
もちろんそんなことはぼくにはわかりません。
仮に誰かが教えてくれてもやっぱり理解できないでしょう。
で、やむなく、いつの日かぼく自身が“うちの金魚の”プロになることを目指して、日々の試行錯誤を続けていくことになります。
なんだか長々となってしまいましたが、現状のぼくはたいした考えを持っているわけではありません。
水が汚れるとよくない気がする。
濾過をきっちり機能させることには自信がないので、やむなく水換で対応する。
でも、いっぺんにたくさん換えると素人目にも水質が変わりそう。
水質が変わりすぎたら金魚もびっくりするだろう。
1回に大量に換えるよりは、毎日でもちょっとずつのほうが良いような気がする。
回数が頻繁になる代わりに、1回の水換量はなるべく少なくしよう。
糞掃除で汲み出した量+アルファぐらいでいいだろう。
という程度です。
でも、毎日水換してると、『あー、おれはちゃんとやってる(ような気がする)』という充実感(責任感に対する充足感?)を感じられます。
幸いそれほど苦にも感じませんし。
いつかはちゃんと濾過を機能させて、水換から解放されたいとも思いますけどね。

・・・シューキンです メチレンブルー薬浴による目の周りの隈はようやく消えてきました
【本日のお世話】
水換10リットル